12月9日(木)天気」快晴 気温:24℃ 湿度:43%
はじめに、9月初めから11月末までラムチェ村のミナを
日本に送り、多くの方々のお世話になった事に対し、心
から感謝したい。
彼女は多くの日本の文化やマナーを勉強して帰国し、我
々の活動に役立ててくれるものと確信している。
彼女の渡航費用一切は、ミナと一緒に「旅」をしたある一人
の日本人支援者の寄付により実現した事をお伝えすると共
に、ミナの教育を望むものとしては、正に天からの授かり
物であったような気さえしている。
本当にありがたいことである。
さて、今回は我が家「銀杏旅館」に同居するパトネちゃん(現
在高校生)についてお伝えしたい。
彼は先日、日本から帰国したミナの弟で、今年SLCをファー
ストリビョンで終了し、現在はカトマンドウのカレッジにて就学
している。
朝は4時に起きて、洗面と着替えをしたら直ぐにサンガのゲ
ートまで下り、一番のバス(5:10発)でカトマンドウのナヤバ
ネソールにあるカレッジに通っている。
カレッジは朝6時からの始業であり、12時には終わる。
バス代は往復40Rsで、毎日私が渡している。
ここでは通学定期と言ったものは無く、全ての学生が「何時も
ニコニコ現金払い」である。
学生証を見せると3割ほど安くなる仕組みである。
そんな彼は、「銀杏旅館」で電気関係や家の修繕、その他買
い物をやってくれている。
ただ、ミナとは違い山の生活習慣のままで過ごしているため、
殆ど毎日のように「ここ銀杏旅館」でのマナーを教えているの
が現状である。
山(ラムチェ村)では、水は「垂れ流し」状態で使っているいる
ため、ここの水も同じように使う。
蛇口を閉める事を教えるのに約3ヶ月はかかった。
やっと一つである。
昨日も、私の部屋に彼の洗濯物があるので取りに来てくれ!
と言うと「ガスレンジ」をつけたまま私の元に来たので、「なぜ
ガスレンジを消してから来ないのか>」と聞くと、「お父さんが
呼んだから」と答える。
うかつに呼ぶことも出来ない。
村ではガスレンジなどは使った事も無く、仕方が無いことでは
あるが、教えないと危険であることには違いない。
キッチンにある食器や包丁スプーンなどは誰でも何でも使うか
ら始末が悪い。
例えばボールなどは土を入れたり、スプーンで土をいじくったり
する。
「全ては使えるもの」と考えている。
「食器類の使い分け」はしないのが、山での生活である。
今日もキッチンのコンクリートを雑巾で拭いていて、ホットケー
キを作るボールでその雑巾を洗っている所に出会わせた。
直ぐに「これは食べ物」を作るボールであり、雑巾を洗うのは別
の「バケツ」を使うようにしてくれ!と言うと、わざわざ遠いところ
にある物をどうして使うのか?
と質問が返ってくる始末。
だから、「ここでのマナー」であると教える以外、方法が無い。
ネパールの習慣: 農作業は共同作業でおこなう。
ここの田んぼや畑の仕事は、全て女性の仕事で家畜の作る有
機肥料の散布から苗や種芋さらには耕しなど全て「女性委員会」
での会議で作業の順番を決めはじめる。
農作業も「賑やか」なこと「賑やか」なこと。
歌を唄ったり、話をしたりで、とても楽しそうである。
もう一つは、ネパールのタマン族とチェットリ族の女性がしている
「鼻のピアス」である。
これは世界の女性がしているが?ここでは向かって右側本人に
とって左側に付けるのがルールである。
諸外国ではこれを反対側に(向かって左)に付けている方々がい
るが、これはネパールではあり
得ない。
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- 2011/04/30(土) 14:27:55|
- ネパール通信
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