ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

病は気から?

5月02日(日)天気:快晴 気温:23℃ 湿度:50%



昨日は、ここでもメーデーの式典があり、首都カトマンドウ

には多くの労働者が終結。

過激なマオバティーの人々は軍隊との衝突もあり、一般観光客

には異様にさえ思えるデモ行進が続いた。



さて今回はネパールの人々が、病気についてどんな考え方を持

っているのかをお伝えしたい。



以前「ネパール通信」で私の家を作っている職人が10

日間ほど働いて急に亡くなった話をお伝えしたが、死の

直前まで働いているここの人々の考え方が理解できない。



昔から日本では「病は気から」と言う「ことわざ」があ

るが、ここでは「ことわざ」ではなく、実際にそう思っ

ている。

ミナのお父さんがラマであることから、村人の中で病気

の人が出るとまずラマに「元気になるお祈り」をしても

らいにやってくる。

これで、「気」の方はOKと言う訳である。

その上で、お金があれば「医者」に見てもらい「薬」を

飲み療養するかと思いきや「酒」を飲みに行く。

女性でも結構「酒:地酒のロキシー」を飲む。

従って、「お祈り」をしてもらう前に「薬」を飲む事は

極めて少ない。

街で暮らす人々はそうではない。中には「お祈り」をし

てもらう人もいるがこの方が少ない。

病気の半分以上は「気」または「神様」が原因している

と考えている。

確かに、気力は病気を治すのに必要だが、ここまでの考

え方は日本にはない。

「薬」を手にする事が出来ない人々の「知恵」なのだろ

うか?

ただし、「怪我」や「やけど」は別である。

私もトレッキング中に薄汚い布で包んだ2歳くらいの子

供を抱えた母親に「やけどの薬はないか?」とせがまれ

た事があったが、トレッキングに「やけど」の薬を持っ

ていく人は少ないであろう。

(上半身をひどい「やけど」:熱湯をひっくり返したそう

である)

この母親は10Kほどの山道を歩いて、トレッカーを探

して「薬」を貰おうと走り回っていた。

何も出来ない自分が情けないと、つくづく感じた日であ

った。

帰りに「やけどの子供」はどうした?と聞くと「亡くなっ

た」との事。

さらに、ここでの病気の多くは「風邪」や「下痢」に油

のとり過ぎによる「胃もたれ」が主で、後は怪我である。

旅行者などは、インドからの帰りにビールスが起因する

下痢や吐き気などが多く、ここで感染したものではない。

しかし、ここでもたまにではあるがビールスによる下痢

がある。

でも「点滴と抗生物質」で直ぐに回復する。

これを長い間ほかっておけば身体は衰弱し、動くことが

できなくなるから要注意である。

まれに、マルシャンディ川の水で肝炎になる人がいるが、

この川の事はかなり情報が行き届いていて「肝炎」になる

人は年々減っている。(川の水に雲母が溶けている:ろ過し

ても取れない)

添付写真は「たむし」の治療(軟膏で)をした村人が私に

ポップコーンを作っているところ。

ネパールの習慣:私物?

ここネパールの山岳民族の間では、スリッパ・衣類・食器・

女性の小物にいたるまで「私物」と言う感覚がないのか、

誰からも借りるし貸す。

勿論、男性が女性の衣類を借りる事はないが、生活に必要

な物は全て貸し借りでなりたっている。

先日もミナの服と同じものを隣の娘さんが着ているのを見て

「あれはミナと同じだね」と言うと「お父さん、あれは私が

貸した服」と言う。

反対に、ミナが今まで見たこともないカバンと服を着ている

ので「誰の服?」と聞くと「下の家の友達の服とカバンだよ。」

と言って悠々として出かける。

我々からすればちょっと「はずかしい」感じがするが、ここで

は当たり前のようである。



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  1. 2010/05/07(金) 16:33:22|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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