ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

今回の支援先「決定理由」‏

11月17日(火)天気:快晴 気温:18℃ 湿度:55%

☆今なぜ「トゥロパカル ジリ」の村なのか?

まず、背景をお知らせしたい。

ここトゥロパカルはラムチェ村とは「父親と母親」のような

関係の村である事。(エベレスト街道から徒歩4時間ほど南に

入った村)

なぜなら、双方の村は2日ほど歩いてたどり着く位置関係に

あり、多くの村が単一家族?のような一族の村であるため、

(ネパールではこれが普通である)村の中での婚姻は極

めて濃い血の結婚となり、難しいと言わざるを得ない。

ネパールの村々では殆どが親族と同様の血縁関係にあると言っ

ても過言ではない。

厳しい山村の生活では、近年までこの血縁関係の中での婚姻が

行われて来たが、政府や外国の指導で現在ではやっと理解が得

られたようである。

しかし、未だに他の種族との婚姻を拒む考え方は依然残ってい

る。

(他の種族つまり、カーストの異なる種族との親戚関係を嫌う

考えで、日本でも同じ差別問題で今でも開放活動がなされてい

る)

ではどのような形で結婚まで辿りつくのかと言うと、双方の

親もしくは親族が、花嫁・花婿を捜しにそれぞれの村へ出向

き、交渉し本人と話し合い結婚が決まる。

これが、一般的な婚姻に至る流れであるが、まれに恋愛結婚

も存在する。

恋愛結婚の多くは、近く(1日か2日は離れている村)の村

の交流(村祭りなどに招待されたり、したり)の中で決まっ

ていく。

トゥロパカル村はそんな関係の村で、ラムチェ村出身の女性

が嫁いでいる家が多い。

反対にラムチェ村でも同じ事が言える。

こうした関係にあるトゥロパカル村であり、ミナの叔父さん

に当たるナイナさんの奥さんがこの村の出身であり、ここラ

ムチェより厳しい環境だから、是非一度見てきて欲しいとの依

頼に応えたものである。

勿論、ミナの依頼でもあるのだが・・

この村(トゥロパカル)の真北にはスンコシリバーを挟んで有

名な「ガウリシャンカール」の高峰が真近に見られる位置にあ

る。

しかし、大変な立地条件の村に内心「不安」が一杯なのも事

実である。(体力的に通う事が出来るのか?)

後、2~3年もしたら良い道もできるであろうが、当面はこ

のままであろう。

こうした経緯から「トゥロパカル ジリ」の支援活動が始ま

った。

先日、学校の制服を「寸法とり」して縫製屋さんに依頼、完成

したとの連絡から再度出向き、子供たちに着せた。完璧!

「孫にも衣装?」後は制服と鞄に取り付ける「銀杏グループ」

の「ロゴマーク」である。

これを付けた子供たちの写真を2~3回後の「ネパール通信」で

配信したい。

この村の標高は、未確認であるが3000mは遥かに超えている。

具体的な「雨期の支援対策」は出来ていないが、彼らが生活して

いるのである。

必ず支援体制を確立する方法はあるはずである。

余談・・ここの村でも多くの男性が2人の奥さんを持っている。

以前にも記載したが、ネパールでは女性の数が男性の数に比べて

約15%は多い。特に村では20%以上である。(女性が多い)

だから、一夫多妻が多いのであろうか?

一夫多妻は「男尊女卑」から来る考え方なのか?

貧困から生まれた知恵なのか?

法律的には「一夫一婦」制であるが、現実的には無理がある。

多くの役人すら一夫多妻である。

マイティーネパールと言う組織がここにあるが、女性解放活動を

主体とした巨大組織で、ここでもこの問題の解決をしかねている。

マイテーとは「故郷・実家」と言った意味である。

添付写真は歓迎のセレモニーである。



では次回「ネパール通信」(ジョムソン街道の環境変化)まで

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  1. 2009/11/17(火) 15:43:25|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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