ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ネパールで家づくり(第三話)‏

6月10日(水)天気:晴れ 気温:22℃ 湿度:48%



昨日ラムチェ村から帰ってきたが、詳細報告は後日お知らせしたい。

今回は以前お伝えした「ネパールいろいろ」の内容を思い出していただき、

家をつくる上で困った事を具体的にお伝えしたい。

ここで一つ付け加えておきたいのは、ここでは「計画」なるものがない。

つまり、予測や計画といった考え方が全くないのである。

従って何時完成するのかは「神のみぞ知る」である。

予算も同様である。恐ろしい事でもある。

建築依頼主が「今日から始めてほしい」と言っても20人からの労働者の手配から、

宿泊場所・食事・寝具といった彼らが生活する場から、整えていかねばならない。

もちろん「なべ釜・食器類」は当然である。

彼らは「ご飯」を思いっきり食べるのが普通であり、見ていても「びっくり」するほどである。

女性も然りである。

1日に50Kgのお米が半分になる。つまり、20人で25Kgのご飯を食べる事になる。

はじめに、建築材料を購入する上での問題からお伝えする。

概算でセメントがどれくらい必要なのかを知る必要があるが、

セメントを売っている店で聞いたり、または工事中の家で聞いたりして、算出した。

ここにも、設計技師は居るがとっても高い値段を請求される。

建築費用の50%はもっていかれる事を覚悟しなければならない。

この時にも設計技師は建築材料の値段を公定の値段しか算出してくれないため、

参考にしかならない。

購入する段になって、店の主人は50Kgのセメントが幾らなのか言わない。

昨日までの値段ばかりを言って、今日の値段をなかなか言わない。

実は、昼ごろに行けば市場の値段も決まる(需要と供給のバランス)が、

朝ではまだ情報が不足しているため、値段が決まらないのが普通である。

一般的には公定レートのような値段表があるが、悪まで目安に過ぎない。

いろいろ世間話をしたあげく、やっと値段をはじき出し「一袋:670Rs」だと言い出した。

2週間前に同じセメントを「一袋:580Rs」で購入した私にとっては「とんでもない値段」である。

主人曰く「バンダ(ストライキ)が続き値段が上がった」との事。

これには、なす術もない。

ただ、もくもくと建設作業に立会い、作業の流れを確認していくのが精一杯である。

時々、「屋根は何時出来るのか?」と質問すると、「3週間後」との返事が帰ってくる。

一週間後再び「屋根は何時出来るのか?」と質問すると同じように3週間後との事。

ここでは、「明日」と言う日は極めて「不確かな日を指す」と認識すべきである。

従って、3週間もの先の事など全く想像すら出来ないと認識すべきであると悟った。

計画もなく、予算も立たず、それでいて「家が建っていく」この現実を、

不思議な思いで眺めている、私がここに居る。

(自分の事なのに、不思議の方が先行する)

添付写真は岩を、建築現場の近くにパスしているところである。

DSCF3023.jpg


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  1. 2009/07/25(土) 21:58:59|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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