ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ネパールで家づくり(第二話)‏

5月29日(金)天気:曇り 気温:21℃ 湿度:51%



日本では、新型インフルエンザが猛威をふるっているようであるが、ここでは全く耳にしない。

大使館の情報はいつもメールで入ってくるが、危険を呼びかけるような状態にはない。

しかし、ここでは毎年この時期(雨期)には風邪や下痢をする人が多いのも事実である。

雨の後には冷たい風が吹き、昼間の暑さとのギャップの大きさから風邪を引く人たちが多い。

昼間には35度を超える暑さだが、雨の後には10度くらいにまで気温が下がるためである。

さらに、マオバティーパーティーから総理大臣になったプラチャンダ氏は失脚し、

新たに「マダブ クマリ ネパール氏」女性の総理大臣が選出されたが、

これで政局が収まるとはとても思えない。

まだ、一波乱も二波乱も考えられるネパールの政局である。



さて、「新銀杏旅館」の建設に関わる日本では考えられない様子を幾つかお伝えしたい。

現在20人の建設労働者を雇っているが、一人一日200Rs(270円程度)で働いてくれる。

ただし、食事と寝るところや寝具は準備しなければならない。

石を積み上げる仕事や、木を切り扉や窓ベランダを作る仕事、

さらには、壁の仕上げ(セメントでの)をする仕事にバスルームを作る仕事とさまざまである。

はじめに、家の材料として木・石・土・セメント・鉄筋と言ったものを揃える事からお伝えしたい。

木を除く材料は購入する事としたが、タライ地方でのストライキ

毎日値段が違うため、まとめ買いが出来るものはした。

タライ地方でのストライキがあると、直ぐに値段が上がってしまう。

インドからの輸入が出来ないからである。

ネパールで自給できるものも、便乗値上げが起こる始末である。

ここで自給出来るものは、木・土・セメントぐらいのものである。

後の材料は全て輸入している。

木は購入すると結構高い値段になるためであるが、この仕事は人手が必要である。

木を切り出すところから、必要な大きさに切断するまで、結構長い時間が必要である。

はじめに、購入する木の持ち主と値段交渉をしてから「木を切る」事になるのだが、

平地であれば簡単なものだが、急な斜面の大木を切り出すのは、危険を伴う。

もちろん重機械などあろうはずもない。

従って、全て人間の「手」だけで切り出してくる。

今回の「銀杏旅館」の建設に必要な木材は、日本円で約15万円ほどである。

時には下痢や風邪をひいて休むが、ほとんどの人たちは働き続ける。

ただし、一ヶ月毎に給料を支払うと殆どの労働者は帰ってしまう。

大金?を手にしたら、次の労働をしないのがここの考え方らしい。

従って、家族の急病などの場合には、給料は支払わないが賃金の枠内で

「前貸し」方式でお金を貸して、給料から差し引く事になる。

添付写真は木材の切り出し風景である。


DSCF3057.jpg
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  1. 2009/07/25(土) 21:51:12|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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