ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ネパールいろいろ 第2話‏

4月25日(土)天気:快晴 気温:22℃ 湿度:28%



前回に引き続き、日本では考えられないここでの出来事についてお知らせしたい。


☆食器は全てに使う。

多くの食器(大きさ・形・材質の違うもの)があるが、

ネパールの人たちの使い方は、どれも一緒である。

中には、洗濯に使う洗面器も作った料理を入れる器にしてしまう。

はじめは、かなり抵抗があったが今では慣れた?

日本から持っていった「おわん」もいろいろな使い方をする。

牛乳を入れたり、塩や砂糖、中には部屋のゴミや土まで入れる。

日本ではたとえ使った食器でも、その中にゴミを入れる事はない。

中には、「痰」まで吐く始末。

ここの女性がよく髪を染めるが、その染色材料まで入れる。

後始末が大変である。


☆やはり、日本は美食である。

ネパールでは食事の種類が極めて少ない。

一般的にはダルバートと言われる「ご飯と穀物スープ、それに野菜の煮たものが付き、

ネパールカレー」にアツァールと言われるここの漬物を添えていただく。

肉類はトッピングスタイルが普通。

しかし、この料理全てが出てくるのは町の生活だけで、山村では2品くらいが普通である。

この他には、「とうもろこし」の粉をお湯で練ったツァンパやコドと言われる

地酒の原料から作ったツァンパなど極めて質素な食事である。

たまには、鶏や卵・水牛の肉もあるが、

殆どは油であげてマサラで味を付けた、代わり映えのしない食材になってしまう。


☆宗教の国ではあるが、「だます・嘘」は日常茶飯。

信仰心が厚いにもかかわらず、人のものは自分の物・騙すのは悪ではない

嘘は一般的な会話から重要な会話まで、全てに「嘘」がある。

政治家・銀行・企業・商店は全て嘘のかたまりと考えても過言ではない。

日本でも然りかな?

如何にお金を手に入れるか、これだけである。


☆賃金の「未払い」は普通?

通常、物を買う時などは先にお金を支払うが、ここでは逆である。

物を手にしてから支払う。

もし、先にお金を支払った場合には物が手に入らない場合もある。

小さな買い物はいいが、家具やセメント・砂・砂利・レンガなどを

買う場合必ず要求した日程には届かない。

お金はもう貰えないからだ。

お金を受け取れるから、持ってくる。

使用人に給料を支払う事は極めて少ない。

大きな店や銀行なら支払われるが小さな店や食堂では、

何らかの理由を付けて払わない工夫をするのが普通。

働いた人は「食べて・寝る」事が出来れば「まずはOK」であり、

その余分に給料が貰えればもっと良い。程度の考え方である。


☆トイレは「大地」が通常?

一般的にトイレは無い。と考えた方がいい。

なぜなら、ここの人たちのトイレは大地そのものだからである。

山村ではトイレが無いのが普通で、町でも物陰で用を足す人が多い。

大都会の店ではトイレはあるが、必ず「鍵」が掛けられていて誰でも自由には使えない。

公衆トイレもあるが、「有料」である。最低5Rsは支払う事になる。


☆都市・山村のかかわらず川はゴミ処理場

ここを旅した方なら「川にどうしてこんなにゴミが多いのか?」

と言った疑問を持たれた方も多い。

ここネパールには焼却設備などあるはずもなく、川が唯一の消却?

設備?である。

雨季になれば水が川下にゴミを運んでくれる。行き先は遠くインドまで?

乾季に来る観光客は、その川に溜まったゴミを見て驚く。

雨季には、濁流のように大きな川の流れになり、インド洋まで運んで行く。

ここで、ゴミを処分しようとすると「捨てる」か「焼くか」以外に方法はない。


☆女性の腕時計はアクセサリー?

ある日、バスの中で女性から「今、何時?」(カティボジェ?)と聞かれた。

自分の時計を見ながら10時です。(ダースボェ)と答えて、

ふと彼女の腕を見ると時計がキラキラと光っていた。

そこで、「なぜ自分の時計があるのに聞くのか?」と聞いたら、

彼女が腕を差し出し動いていない時計を見せてくれた。

時間を聞く人は、必ず女性が圧倒的に多いのも事実である。

添付写真は「今年もジャカランダとマンゴーの季節がやって来た」

では次回「ネパール通信」まで



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  1. 2009/04/27(月) 23:41:40|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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