ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

「ネパール通信」絵美先生の教員体験談②


「ネパール通信」絵美先生の教員体験談②

9月4日(月)



今回は去る8月1日から8月5日までの日程で
ラムチェ村の中学校で日本語の先生をやって下さった
「絵美先生」のスリーサルソティー中学校での教員体験の報告の2回目の配信です。
原稿は全て原文のままとさせていただきます。



私が学んだ大切なこと②

小河原 絵美



来年の話をすると鬼が笑う?いえいえ、筋田さんは喜んでくれるでしょう!
私は来年の夏、子どもを連れてネパールへ行きます。これはもう決定しました!
子どもは来年高校1年生です。私が日本語の授業を行い、
彼には小学生に絵の書き方やぬり絵など図工を担当してもらいます。
今回私が体験したネパールでのことは、全て子どもと共有しました。
ラムチェ村での生活は半分アウトドアでしたし、都会っ子のわが子はどうかな?と思いながら、
来年一緒に行ってみる?と聞くと、即答「行く。」でした。
驚きです!理由は、新しい発見がしたいとのことでした。
私がネパールに行っていた2週間、おばあちゃんとの2人生活、
どうだったかな~と心配もしていましたが、少し大人になったようです。

子離れがなかなかできない私ですが、程よい距離感で息子と一緒に
ラムチェ村プロジェクトができること、とても嬉しく感じます。
1年かけて計画的に進めたいと思います。



ポカラでの体験もお話したいです。
パラグライダーやトレッキング、ラフティングなどのアクティビティができるということで
欧米からの方がたくさんいる観光地です。
ヒマラヤへの入口としても有名で、私も来年はトレッキングがしたいなぁと。

しかし、それよりもポカラでは大きな出会いがありました。
それはハリオカルカ緑の家ハンセン病療養所へ見学に連れって行ってもらったことです。
敷地内を歩いていると、中庭で子ども達とその親御さんがシートに座って何かプログラムを受けている様子でした。
ちょうどいらっしゃったこの施設の所長であるカルキグルンさんが説明してくださいました。
身体の一部に欠損があり義足や義手をつけている子ども、
病気による変形などで歩行器が必要な子ども、発達の遅れでがある子どもなど、
10人くらいの子ども達が先生と一緒に訓練をしたりマッサージを受けたりしていました。
遠くからこのプログラムを受けに来ている親子が多く、
先生から訓練の方法を学ぶことで、家に帰ってからも続けることができます。
私の勤務する小学校でも専門の先生が、週に一度同じような訓練をしきます。

しかしネパールの通常の学校は日本とは違うようです。
歩けないと学校に通えない、そして学べない。
盲学校や聾学校などの支援学校はあります。

しかし通常の学校には支援学級がどうやらなさそうです。
カルキグルン所長は「今行なっているこの活動が、この子達の未来を変える」と何度もおっしゃっていました。
ただ資金面で困難を抱えており、2018年に支援金が終わり、
このままではプログラムを続けることができないようです。あの子ども達は訓練をがんばっていました。
そうすることで学校に通うことができ、多くのチャンスを掴むことができます。
未来は開けていきます。私はあの子ども達の今を逃してはいけないと感じています。
自分にできることは何だろう、考えています。



筋田さんには、誰かのために何かをしたい時の心構えを教えていただきました。
「自分がその人の為に何かをして、
その人がハッピーと感じたなら、それを見た自分の脳もハッピーと感じる」
つまり、相手もハッピー自分もハッピーです。難しいことは何もありません。

また「支援」や「ボランティア」という言葉を筋田さんは使いません。「ソーシャルワーク」です。
何かをしてあげる」のではなく「自分は相手から学ばせてもらっている」このスタンスで活動されています。
自分一人で気持ちよくなってはいけない、常にお互いが気持ちよい状態であること。
WinWinの関係であること。相手と同じ目線に立って考えること。
考え方を学ぶことができました。本当にありがとうございます!



日本に帰って来てから、やはり情報量が多くいろいろなことが目に映り、迷ってしまいます。
そんな時はサウンドボール(お仏壇に置いてあるチーンと鳴らす鐘のような形で、
木の棒で外側をなぞり続けると、ウィーンと音が出る瞑想ツール)を使って、
自分の頭の中を一度空っぽにし、自分にとって何が大切か、
自分と対話をする時間を時々持つようにしています。

時間は刻々と進んでいきます。今この時を大切に、自分の思いに正直に。
そして20年後の自分のイメージを描いて、1年後、2年後にマイルストーンを置く。
理想はたくさんあります。そして難しいことや知らないことばかりです。
ただなりたい自分になれるように、学び続けます!

私の新たなチャレンジは始まったばかりです。

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では次回「ネパール通信」まで



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  1. 2017/09/04(月) 22:59:12|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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