ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

活動経過報告と癌検診


9月22日(木)天気:晴れ 気温:22℃ 湿度:62%



今回はネパールに戻って約一月の、活動経過報告をさせていただきたい。

はじめに、モデルハウスの建設状況であるが、例年雨期の行動は
「雨」との戦いであり、病人の多く出る季節でもある。
当然の事ながら、死者も続出する。



つい1週間ほど前にも、僅か3000ルピーのお金が無いばかりに、
2歳半のラムチェ村の女の子が亡くなると言う悲劇を聞いたばかりであった。


こんな状況に加えてバラビシからの車の道が「がけ崩れ」で破損し、通れない状態である。


村人が全員で修復をしているが、完成までまだまだ時間が掛かりそうである。


従って、モデルハウス用の「砂」を運ぶ事が出来なくて停滞している。


一方、今年度から学費支援する児童は27人で、スリーサルソティーセカンダリースクールの
子供への学用品からバッグ・制服・スリッパも来月には配布出来るよう手配を進めている。


さらに、日本語を勉強したい青年女子のための「日本語学校」の開校も、
日本側の学校設立に合わせて、開校準備を進めているところでもある。


日本の学校が来年10月を開校と定め、準備を進めているのでネパール側でも
それより八ヶ月ほど早く開校し、日本へ送り込む若者の「日本語教育」を進める準備に忙しい毎日である。


ネパールでこうした形の「日本語学校」は初めてであるため、多くの若者や
父親からの問い合わせが頻繁にあり、宣伝を必要としないかも・・・と考えている。


なぜなら、通常日本での学費1年分と生活費半年分で
130万円ほど支払って日本で働きながら勉強する学校が殆どである。


の殆どの学校が日本の学校から一人当たり10万円のキックバックを受け取り、
送り出しているのが現実であるが、私たちの学校はこの半額で(65万円)で実施するのである。


65万円は日本での必要経費であり、利益にはならない。


これが目的でもある。

もちろん、「キックバック」などあろうはずもない。



損得勘定の長けたネパール人にとって、見逃すはずも無く多くの問い合わせとなる。
しかし、来年1月からの開校に合わせてしなければならない仕事は山積していて、
一つでも取り残させた仕事があれば
1月の開校には間に合わなくなり、多くのみなさんに迷惑を掛ける事となってしまう。


これだけは避けたい。



こんな中での銀杏旅館の修復工事もあり、癌で悩むよりやる事が先と奮闘の毎日である。



さて、表題にも記載した通り、「癌検診」の結果であるが、チトワンの病院の先生から
「癌の痕跡は全く無くなっている」との報告を得たが、
転移と言うこともあり、カトマンドウで再度検査を受けることとした。

「日本でもあるぺティースキャン」をここネパールで実施できるのである。


今回は9月15日の午前10時半ごろに銀杏旅館を出てカレンキーの
バスストップでチトワン行きのローカルバスを見つけそれに乗り込む。
約8時間半の強行軍は身体が「バラバラ」になったような感じで、
バスから降りた時には身体がふらついて困った。


特にチトワンとポカラの分岐点であるムグリンからバイラワまでの道のりは
「左右上下」に揺れる素晴らしい道で、ローカルバスの天井に頭をぶつけそうになる。


そんな道を3時間も渋滞を挟みながら進むのである。


AC(エアコン)の無いローカルバスでは蒸し風呂の状態であった。

窓は埃が入ってくるため開けられず、カーテンを引いて太陽を処断するのがやっとであった。


ここで、癌検診のためCTスキャンと内視鏡、さらに血液検査をして
翌日ドクターに見せてOKを貰うが、
ドクターは「今、カトマンドウにペティースキャン」があるので、それをやって来て欲しいと言われた。


どひゃ~!またまたお金が掛かる~!


聞けば7万ルピーほどで出来ると事、早速戻ってから行く事にした。

場所は現在のJICA事務所の入っているビルの1階である。


ドクターの話を聞いてからすぐにルンビニを目指して移動するが、
チトワンからバイラワまでの道は、今までとは違い結構なハイウェイである。


約3時間でバイラワへ到着。(12月に来られるゲストの対応)


バイラワからは、タクシーで40分程度で目的地ルンビニに到着。

早速ホテルを探すが、学生さんたちの泊まるような安宿や中くらいのホテルはあるが、
チトワンのような観光ホテルはない。

もちろん、日本食もない。


唯一の観光であるお寺めぐり、と仏陀誕生の場所が観光と言えば観光
であろう昔の日本の観光旅行(旅)も神社仏閣めぐりが殆どであった

と同じように、ここでもこれが観光なのである。

つまり、お寺巡りが観光なのである。


帰路は翌朝早々にルンビニを出て(朝6時発カトマンドウ行き)のツーリストバスに乗り込んだ。
ACはある。よかった~。安心して寝て帰れる~。
と思ってみたが、待てよ本当にAC(エアコン)は動くのかなぁ~?。

案の定動く事は動いたが、今度はエアコンの「穴」が壊れていて強い
冷気が当たり寒すぎて寝ていられない、結局穴をダンボールで塞いで

帰ってきた次第である。




「だってネパールだもん」と誰かに言われているような気がした。




添付写真は毎日食べている「ヤサグンバ:冬虫夏草」と銀杏旅館の改修作業風景である。


IMG_1729.jpg


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IMG_1742.jpg









井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。





では次回「ネパール通信」まで



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  1. 2016/09/22(木) 21:54:29|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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