ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

時間という「ものさし」について‏

12月12日(金)天気:快晴 気温:10℃ 湿度:65%



はじめに、現在進めている「編み物教室」は大変な反響で、

当初の計画を大きく上回る60人の生徒が殺到し、

教える側のビヌさんも2クラスから3クラスに変更を余儀なくされた。

さらに多くの希望者が居て、第二次募集での対応とした。

10:30~12:00・12:00~13:30・13:30~15:00のシフトで

2ヶ月間の教室である。

これを6ヶ月~10ヶ月繰り返すと、約300人以上の女性が

仕事をする事が可能になるが、全員が優等生という具合にはいかないだろう。

しかし、このお陰で教材である「木綿糸や毛糸・麻糸」などの

材料と編み棒が不足し、急遽、カトマンドウからバスで材料(20Kg)のみ

バラビシに送る事となり、バンダ(ストライキ)の場所と日にちをかいくぐっての輸送となったが、

バンダのために予定していた日に送れなくなり、

1日遅れで教材を送る羽目になった。

しかし、事は重大ではない。

なぜならここの人々は「待つ」事に慣れているからである。

ここの教室は2ヶ月で「編み方」の全てを(ベーシックなもの)教えるが、

特殊な「編み方」も平行してビヌさんに覚えてもらい、順にカリキュラムに加える事とした。

ラムさんからの全てのオーダーに対応できる女性を沢山育成すれば、

それだけ収入のチャンスが増えるからである。

これからが楽しみな教室である。

ここの様子については追って報告したい。

一方「我が家」銀杏旅館の制作は遅々として進まず、

自ら出向いて指揮しないと動かない。

仕方なく、週に2回は出向き点検することとした。

我が家は「ネパールの一般的山村」の家を目標に、

鉄筋や近代的素材を使わず石・木・土・多少のセメントで

住みやすい家を作る計画である。

もちろん電気や太陽光の温水設備・さらには電話・テレビ・ネットなども備えたものにする計画である。



☆ 「時間」ってなんだろう?



さて、今回はここネパールでは、ほとんど気にしないで生活できる「時間」について考えてみたい。

現代社会では「時間」を無視しての生活はほとんど不可能に近いと言える。

起床時間に始まって、電車の発車時刻・会社生活では就業時間や

会議の時間・来客の時間・約束の時間など、時間に追われる毎日。

時は金なりと言う諺もあり、決して無駄には出来ないのも事実である。

時間に追われる。

時間がない。

時間に間に合わない。



これらの全ては、社会構成上やむおえない事ではあるが「辛い」事は事実である。

しかし、これが無くても生きている人々が居る事を知っていただきたい。

どんなにか「楽」な生活が出来ることか。

このギャップから、ネパールに来た人々(短期間の観光客は別)のほとんどが、悩む事になる。

ネパールでは一応時間は決めるが、遅れることは「悪」ではないとの考えである。

以前にも記載したが、自分中心の考えからプライオリティーが決められるので、

1時間や2時間の遅れは「罪」にあたらないし、罪悪感もない。

従って、みんなが集まって「はじめて会議が成り立つ」といった動きで、ここの社会は動いている。

政府・役所・など公務員の場合も同様で、

日本のように市民へのサービス機関といった考え方ではなく、

「やってやる」といった考えであるため、早く仕事を進めたい時などには「袖の下」が必要となる。



添付写真は今月はじめにポカラで撮影(フェワレイクとアンナプルナ山群)

デスクトップの壁紙にしていただけると幸いである。


DSCF0512.jpg
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  1. 2008/12/12(金) 22:03:03|
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  4. | コメント:2
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コメント

なるほどです。

それで、ネパールの人たちは時間にルーズなわけですね。
先日、空手の大会をネパールで開いたときも、「9時開会」と言ったのに、実際に始まったのは、1時・・・
誰一人として、「しまった。遅れてしまった・・!」という顔をしていなかったのが不思議でしょうがなかった。
それでもちょくちょく行きたい国に感じてしまう自分がいます。不思議な魅力のある場所ですね。
  1. 2009/01/29(木) 10:39:30 |
  2. URL |
  3. 神谷 誠 #-
  4. [ 編集]

こんにちわ

>神谷さん

コメントありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ありません。

「ビスターレ」精神とでも申しましょうか(笑)
ネパールの人々はみなさん、ゆったりされているんですね。
そこがなんとも魅力なんですが・・・
初めて訪れたときは驚いてしまいました。
  1. 2009/02/19(木) 13:56:48 |
  2. URL |
  3. 管理人aki #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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