ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

遼子さんが観て感じたネパール

4月18日(月)天気:晴れ 気温:25℃ 湿度:20%


はじめに、今回の九州(熊本地震)の地震でお亡くなりになられた方がたに対し、
心からご冥福をお祈りすると共に被災された皆様に対し、一日も早い復興に向けた行政の働きを願って止みません。


この時期には珍しくもないが、極端な乾燥状態が続き暑い時期だが汗もすぐに乾いてしまう。
洗濯物などは1時間で確実に乾くほど乾燥している。

今回は、先般東京の女性が突然銀杏旅館を訪ねて来られ、
「右も左も分かりません、筋田さんの活動されている所へお連れ下さい。」との依頼から、
他の男性とお二人を連れてラムチェ・やツゥルチェ・グレなどの村々を巡り、多くを観察して来られた。

以下はその彼女からの「感じたまま」を掲載し、少しでも多くのみなさんに「この感動」を分かち合いたいと考え
「通信として配信」したい。

前回の彼女の原稿は、現地レポートであったが、今回は「考察」である。



【ネパールで気づいたこと】

今回の旅行で普通のネパール観光では見られない部分をたくさん見せてもらった。
とても貴重な体験で、ネパールの文化をいっぱい知る事が出来た。

民族・カースト・難民・昔ながらの場所に近代文明がおもちゃ箱をひっくり返したみたいに詰め込まれた
古い都市・大国に挟まれ、山に囲まれ、決して独立した経済は望めない国。
それはなぜ起きていいるのか?
疑問が「ふつふつ」と湧き出てきた。

しかし、それについて私は何も知らないのだと気づかされた。
特に世界経済については、今まで気にもとめていなかったから、自分の無知が恥ずかしかった。
経済が動けば人も動く。

ネパールでは出稼ぎのために人が「わんさか外国に出て行く」。
ラムチェ村の近所のお母さんも、子どもと離れて女性の身でありながらサウジに働きに出ている。
出稼ぎの中には日本もある。

それは日本が今の世界経済の中でなんとか頑張っているからで、こんな小さな島国で、
その島の外に出たら日本が世界のどこに立っているのかを考えるようになった。
そして観えた。

ネパールがそれを考えるきっかけになった。
ネパールに関わる人達
旅は大好きで、いつも色んな人に出会える。
人の考え方や独特な文化がたくさんのことを教えてくれる。
そしてなにより、自分がどういう人間なのかが見えてくる。

いったい何が好きで、何が許せないかが。
物事が起こった時にどうするのかが、少しづつ理解でき出来てきた。

しかし、毎回「ひとつ賢くなったなぁ~」と思って日本に帰るが、何かが引っ掛かっている。
それは、何事も自分自身が受け身で終っている事ではと気付いた。
「あ~そうなんだ、ふ~ん。」と終るのもいいが、何時も最後に虚しさがが残っていた。

理由は、私には人の役に立つ知恵も力もないと気付く。
これを機に自分を変えたい!そんな意欲が湧いてきては「あっと言う間に」慣れ親しんだ日本の生活に消えて行く。

ただ、今回はネパールに行った事で「自分を見直すチャンス」を貰った。
ネパールのために、ではなく「自分磨き」のために活動している筋田さん・将来家族の生活が向上するよう
勉強して行動しているミナたち・女性でありながら自分だけの力で逞しくビジネスをする「あやさん」など、
魅力的な人たちに出会えた。

正直、自分の無能さに落ち込んだが、それより何より「私にも何か出来る可能性がある」と思い
始められた事は大きな収穫であった。
現在の日本人でいる事がどんなに恵まれているのか、それを理解すると今まで見てきた視界がぐっと広がった。
可能性があるのにそれをしなかった自分に、「もったいない」事をしたと後悔している。

帰国してから、目線を変えて地元の「吉祥寺」を歩いてみると、
ネパールで陶器のフェアトレードを一人でマネージメントして活動している若い女性に出会ったり、
ネパールでお会いした「あやさん」のデザインしたバッグや衣服が店頭に並べられたりと、
意外に間近に同年代でしかも女性で活動している人が居る事に驚いた。
ネパールと日本のつながりがどんどん見つかって、本当に私は何も知らなかったと思う反面、とても面白いと感じた。

最後に、今回の「ネパールへの旅」が「自分で行動する私のエンジンに点火」してくれた事に感謝したい。

                                                        遼子









現在のカトマンズ市内の復旧の様子
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バネパの街で見かけた肉屋さんと看板代わりの水牛の頭(これも売り物である)
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。






では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2016/04/28(木) 09:41:48|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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