ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

たった一つの「命」

2月20日(土)天気:曇り 気温:18℃ 湿度:50%



2月15日~16日に掛けて癌検診のために、チトワンに出かけた。
結果は極めて良好との事。

チトワンへ向かう途中、ガソリンの悪性なものを使ったトラックが「あっちこっち」」に乗り捨てられていて、
多くの渋滞を発生させていた。
さらに、道路の拡張工事も行われていて「渋滞・また渋滞」の連続で、予定を大幅に遅れる事7時間。
通常ならば早朝の出発で5時間半程度で到着するが、今回は7時間半も掛かった。

多くの困難に直面している今こそ、自分に言い聞かせるために「何でここに生きてるのか?」を記載してみた。
いっぱい生きるために・・・

活動に移れない「いらいら」を紛らわす為にも、考えてみた。
以前にもこれと似たようなタイトルで記載したが、もっと身近に感じている「生きる様」を具体的に表現するよう心がけて・・・

さて、国によっても「命」の値段は異なるが、ではなぜ「安くてはいけないの?」か、値段など違っても良いのではないか?
今日もカトマンドウの ビル病院の前には「危篤状態」の女性が道路に寝かせてあり、
道行く人々がドネーションを置いていたが「なぜ?」ドネーションを集めるのか?
それまでに命は尽きるのに??
誰の為の「命の値段?」なのか。
ここでは、交通事故での死亡は約5~7万ルピー(日本円で8万円ほど)と聞いている。

以前エベレストで雪崩で多くのシェルパが亡くなったが、その時の保証金が一人5万ルピーであった。
(だから昨年のエベレスト登山のストライキが起こったのである)
残った親族のため?
日本では保険で値段が決められるが、保険の無い方も多いのではないだろうか?
意思に反して奪われた場合は「不運?寿命?」でしかない。
事件事故どれも同じである。

当方は過去何度も飛行機に乗って来たが、一度も保険に入った事がない。
保険に入って、飛行機が落ちない保障があればいいのだが・・
しかし、何れも無用のように思えるのである。
残された遺族の心の準備が出来る場合は、「ハッピー」であろう。
決して「亡くなった本人」のためにある「命の値段」ではないのである。

それより、今どう生きるかを考える毎日である。
「報告・連絡・相談」の無いここネパールで・・・・
電気の無い・水の無い・燃料の無いここネパールで・・・・
無くても生きられる・・・・
しなくてはならない仕事があるならば、それは無理・・・・
でも時間に縛られない仕事であれば可能かも・・・・
一つの方向へひっぱらなければ可能かも・・・
ここでは、全ての人が「自分中心」で回っているから・・・・
それを変える事は至難の業と考える方がいい・・・
そんな国で「命の値段」など、どうでも良いことでは・・・・

先日も、私にの住んでいる村の独身の女性が「ひっそり」と亡くなった。
しかし、「荼毘」に付すだけで、家族も何時までも悲しんではいない。
亡くなった当日と荼毘の日は仕方が無いが、それ以上は悲しまない。
ただただ、「寿命」だけである。

この世に生を受けて、人生をどんな考え方で生きてきたのか?が大切ではないのだろうか?
結果は自分が判断するのである。
決して他人の判断ではない。

他人がどれだけ良い評価をしても、自分自身の評価が「是」でなければ満足できないのではないのだろうか?
決して結果ではない!
生きる過程の考え方が大切だと考えて生きて来たし、これからも同じ考え方で生きていく。

何を・どんな考え方で・やってきたのか?
自己研鑽のために、山村の親御さんたちに「子供を学校へ通わせていただく」お願いの活動である。
子供が学校へ通ってくれれば、私の仕事の98%は終っている。
なぜなら、後はお金があれば子供たちが学校へ通ってくれるからである。
親御さんに子供を学校に通ってもらうお願いする過程が「活動」なのである。
これが、今の私自身の目指している「生き様」である。

しかし、自分に嘘がつけないだけに「迷い」も多い。
たった一つの命である。
ただ今は、村の復旧活動も合わせて行う必要から、結構忙しい毎日である。

たった一度の人生である。
悔いの残らないようにとは思っても、無理であろう。
「自分だけの無理を通せば道理が引っ込む」の諺通りで、妻に負担を掛ける結果になっているのである。
それが、今の私である。






やっと見え始めたヒマラヤ
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。




では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2016/02/22(月) 20:35:41|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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