ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

一念発起!

1月16日(日)天気:闇夜 気温:? 湿度:?
(カトマンドウのゲストハウスから配信)

今回は、過去10年間に及ぶ山岳民族の村々での「教育支援」に大きな打撃を受けた、
昨年の地震による活動の変化についてお伝えしたい。

支援部落の学校が全て破壊されてしまった。(ラムチェ・トゥロパカル・メールダラ)
この地震で、今までの支援活動をやってきた村々が大きな被害に見舞われ、一時期は勉強どころではなくなっていた。

しかし地震から8ヶ月、少しづつではあるが勉強の場が確保されつつある。
粗末なコテージではあるが当面の学び舎としては十分である。

私たちの活動にも変化が出てきた。
昨年まで支援活動をしてきたメールダラでの活動を止め、
10年前の活動現場であるラムチェ村のスリーサルソティーセカンダリースクールのプライマリークラスの
支援活動を再開する事とした。

その理由として、第一に今回の地震でラムチェ村が最も大きな被災を受けている事。

第二に、メールダラには既に4年間の支援活動を終って5年目に入っていて、
新たな地域への支援活動を考えていた時であった事。

第三に、支援者の方によるメールダラの校舎修復作業もほぼ終了し、式典を目前に控えていた折の地震であり、
地震の被害もさほど酷くはなく修復可能と判断し、その修理依頼までしていたが
村長さんの意向(多少の破損があっても修理でなく新校舎を作りたいとの思い)から
全てを撤去することになり、最初から作ってきた当方への連絡も無いままに撤去されてしまった。

そこへ我々の手で新校舎再建をとはとっても考えられず、
村長さんは学校再建に向けた動きをされているようなので、これを期にメールダラから撤退する決意をした次第。

メールダラの校舎修復費用を拠出して下さった、
日本の支援者やベルギーの支援者のみなさんには何とお詫びしていいのか分からない。
フェンス・ゲート・水道などは健在である。
しかし、修復を手がけた私にとって、「城が崩されると同時に我が身を削られる」思いであった。

この時の落胆が「撤退」を決断させた事は確かである。
一時期「村長憎し」の一点で2~3ヶ月すごしたが、憎んでも何も進まないばかりか、
自分にとっても憎んでいては辛いだけであると知り、思いを打ち切った。

過去にも同じような思いをした経験が思い出されて、
「これがネパール」なのだと納得する以外に自分を静める方法は無かった。
ただ、怒りはないが「無念さ」だけが残った。

この40年あまりは、「無念さ」の繰り返しでもある。
「驕り:おごり」を捨て、「させていただく」気持になるにはまだまだ程遠い、殆ど成長していない自分に気づく。

でも、子供たちとの別れは惜しい、しかしまた新たな出会いを求めて活動を展開して行く事になる。
それも楽しみである。

ラムチェ村では10年前に支援していても「子供たちは違う」
初めての出会いである。

2016年新規まき直しの初めに当たり、過去10年の活動で「一番辛い2015年」であったことだけは確かである。
ラムチェ村の復興支援は、学校再建もさることながらコテージで我慢してもらい、まずは村人の住む家である。

2016年1月8日ごろから気温が下がり、トリスリの奥地であるゴルカでは
過去に降った事の無い「雪」が積もってコテージで生活していた村人の多くが凍死したとのテレビニュースを見た。

早い時期に取り掛かりたい「モデルハウス」の建設ではあるが、肝心のガソリンが不足して、
車が手配出来ない状態なのである。
無理に手配すれば出来ない事はないが、通常の2倍から3倍の料金を取られる事となるため、
燃料の流通の良くなるのを待つより仕方がないのが現状である。







「いも祭り」1月15日を前に賑わうアッサンバザール
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修復中のダルバールスクエアー
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。








では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2016/01/23(土) 16:03:51|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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