ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ラムチェ村の現状報告(Ⅰ)

10月14日(火)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度:55%



今回は、何度も土砂崩れで寸断されているジュレの村を超え、
バラビシに至るアラニコハイウエーの状況とラムチェ村の生活状況をお伝えしたい。

雨期も終わりに近い昨今、カリガンダキの流れるベニに於いて大きな土砂崩れが発生し、ベニの町は???
さらにインドや中国などからの圧力は、ネパールの国民にとって大きな痛手となり、
インドから買っているガソリンやプロパンガスはネパールにとっては生命線であるがインドにすれば、
ネパールはインドの「一つの州」と考えて今まで付き合ってきたが、
独立国のように憲法を制定したり国境の強化を図ったりしているネパールを快く思っていないのが現実で、
主要な国境であるスナウリでは、双方の境で暴動が発生してけが人まで出ている始末である。

ネパール政府も警察だけの管理から、そろそろ「軍」の派遣を考えているようで、
本格化する国境問題は何時終るのか分からない。
こうした緊張にも関わらず、国民の多くはガソリンもプロパンも必要としていないため、ただ「静観」しているのが現状である。

しかし、こうしたエネルギーが無ければ「観光客」にとっては大変な事で、
移動手段の車も食事には欠かせないプロパンが無ければ観光すら出来ない。
ただでさえが地震の被害で打撃を受けているネパールは、どんな解決策を考えているのだろうか?
巨大大国の狭間でそれぞれの大国の思いに振り回されながら、細々と生きるネパールは???


さて、今回はこれから本格的に復興支援活動に入るラムチェ村の現状について、
先般、ベルギーの仲間と日本からメールダラの学校修復に協力くださった習志野の「ジュンジュンさん」にも加わってもらい、
2泊3日で現状を観て来た。

途中、ジュレの被災現場までの沿線沿いの家は「瓦礫」の撤去が進み(個人レベル)以前とは見違える。
他の村に比べて、特に破壊が酷いラムチェ村では殆どの家が「崩れて」いて誰の目にも住めない状態であった。

そんな中、村道の整備には村人が出て(1家で最低1~2人)修復している場面を何処の地域でも見かけた。
こうした「前向き」な姿勢からか、仮設校舎も思いのほか早く建設され、個人の家も作り始めている状況である。
しかし、作られているのは昔からの方法で(石積み)のみの家である。
1日でも早くモデルハウスを作らねば、また同じ災害を招く事になると感じ焦りを隠せなかった。

この状況を知ったベルギーの仲間も「早くモデルハウスを!」と言っていて、学校の職員室の仮設も必要な中、
平行して着工する事を考えポカラの復興支援協力者「Kさん」に状況説明に出かけた。

しかし、ガソリンの不足はこうした移動にも大きく影響して、ポカラへ行くバスが思うように手配できない状況であり、
プライミニスター(総理大臣)も決まり、そろそろ本格的にエネルギー問題が解決してくれない事には、
モデルハウスはとても出来ない。

こうした状況をポカラで説明していたが、彼から「建設機材の値上がり」が落ち着いてから着工したらどうか?
との提案もあったが、何年先か判らない値上がりが無くなるのを待っては居られない村の現状を考え、
このまま復旧工事を遂行する事を決めた。

ダサインの前には日本からの支援者が来られ、現場へ必要な建設材料を搬入して下さる事になっている。
勿論、その前には機材の買い付けや搬送手配もあるがガソリンの値段が落ち着くのは待っていられない。(次回通信に続く)


添付写真はジュレの災害現場とラムチェ村の現在、
さらに学校の仮設校舎の様子やガソリンを入れる順番の車や単車の列である。
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ガソリンの配給を待つ車やバイクの列は2昼夜続く。
何時通常の状態に戻るのか、誰も予測出来ない。プロパンも然り。
薪などの値段が上がりはじめ、カトマンドウの街は観光客を受け入れられなくなり、閉鎖を余儀なくされる。

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下記は学生さんたちによる募金活動のお知らせです。
お近くのみなさんは是非ご参加ください。


《お知らせ》

「ネパール現状報告会&仮設校舎建設に向けて」
11月8日(日)
場所:あんさんぶる荻窪(荻窪5丁目15番13号)第2会議室
開場:13時
スタート:13時30から15時
料金:500円(チャイ、ビスケット代)
事前申し込み
(当日は申し込みがなくてもご参加いただけますが、人数把握のため事前申し込みにご協力をお願いいたします)
申し込み先:tap.smilefor.nepal@gmail.com 
協力:早稲田大学サークル Japan Asia Network




井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。





では次回「ネパール通信」まで。



HPのご案内
http://gifu-nepal.jimdo.com/
Ichyo Group Sujita





















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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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