ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

帰国報告会を終えて・・・

8月20日(木)天気:雨 気温:28℃  湿度:?


今回は、日本のみなさんに「ネパール地震の現状」を知っていただくことと、被災者への義援金のお礼に帰国した。

ミナとラスミを伴い帰国し、ラスミには盛岡での「高校入学」に向けた下見と
初めての日本の生活を体験してもらうのが目的であった。

3度目の来日となったミナは、福井の一般家庭での生活の中で「日本の食文化」を学んで、
ネパールの銀杏旅館の食卓を「日本食」で飾ってもらうためと、多くの支援者との交流が目的である。

当日午後1:30からの報告会の開催は、150枚の被災状況を映し出した画像とその説明から始め、
被災直後から8月3日までの3ヶ月間の現状を報告して多くの問題点を浮き彫りにした。

一つには、子供たちに「精神的障害」が起こっているが、何も出来ない現状。
一つには、何時出来るか判らない、山村の学校校舎。
一つには、雨期の忙しい農作業で、危険な場所での作業をやらねばならない現実。
一つには、遅々として進まない、物流の障害となっている幹線道路の開通工事。

これらが解決されなければ、何時までも現状のままの生活が続く。
政府の支援が進まないまま、民間支援のトタン板や食料や毛布での「仮設生活」が営まれている現実。
これらの課題を何時解決出来るのか?
民間の力では限界がある

そんな山村(ラムチェ村)の支援活動はミナやパトネの活躍で、多くの日本人の支援を得る事が出来た。
今後もこうした支援活動が続く事を祈るばかりである。

こうした現状での救済活動には、どれを先になどとの順番はなく、出来れば同時着手が望ましいが
資金がそれに伴わないため、現実問題として出来ていない。

そんな中でも子供の「学び舎」こそ最優先であろうと考え、「仮設校舎」を設営すべく機材を購入したが、現地へ運べていない。
雨期の合間にと考えるも、道路の整備が進まない以上無理な事である。

さらに、政府も推奨している耐震構造の家作りは、山村では知識もなく材料もなく無理である。
しかし、「モデルハウス」があれば可能で、ミナの家を先に「ラムチェ村復興事務所:仮の名称」を耐震構造で作り、
村人にも手伝ってもらう中で、村全体に建築方法を知ってもらう事と、
支援者の宿舎としての機能も兼ねた「モデルハウス」とすべく、
具体的には、山村で入手可能な「石」を「セメントと鉄筋」で補強した1階建てとし、
2階部分は、チトワンの屋上で作っていた鉄パイプの骨組と、
トタン板で壁の無いトタン板の屋根を持った住居とし(軽量化のため)着手を急ぐ事とした。
何時から掛かれるのかは天候次第で、雨期の終わりを待って掛かりたい。



【感謝とおねがい】

ネパールにおける4月25日・5月12日の2度に亘る地震の被災地、ラムチェ村の復興支援は
まだ復興計画は始まったばかりです。
もちろん、政府の動きはいまだ無く、我々民間レベルでの動きです。
震災当時のネパール支援に対し、日本全国又は海外在住の日本人の方など、
多くの皆さんの「心を集結」させていただき、本当にありがとうございました。
まだまだ先の長い活動となります。
これからも暖かく見守っていただければ幸いです。

ネパールの被災地でも、その被害の最も悲惨な「ラムチェ村」の復興開始時期を「余震の終った時点」と定め、
それまでに子供たちが「勉強が出来る環境整備」を整えたいと考えています。

具体的には一時的集団転校に依る「寄宿舎」の設置を考えていましたが、
2度目の地震以降、余震が少なくなり、村人が家財道具や家畜を放置したままの村に戻ってきたため、
急遽方向を変えて仮設校舎の作成の取り掛かる事が賢明と考え着工を決めました。

ラムチェ村の殆どの家が戻って来て「コテージ?」で生活を始めた今、学校もそろそろ始まる。
テントでの勉強を余儀なくされているが、少しでも「学び舎」の環境が良くなるように、
仮設教室の着工に取り掛かり「質素でも雨露のしのげる学び舎」を目指し行動を開始します。

さらに、復興支援事務所の建設を行い「現地訪問」の出来る環境を整備いたします。
尚、こうした支援団体をネパールで集結して大きな力とし、復興支援をするために、多くの団体の参加を心よりお待ちしています。




【復興支援の考え方】

*決して「驕り」でなく、「させていただく」と言う気持ちで実施していきます。
*常に「同行二人」の私たちです。「自分に負けないよう」努めます!

この考え方には「失敗がありません」新たな支援方法が待っているだけです。
同時に村人からの「見返りも・感謝も・お礼も不要」です。
なぜなら、全て「自己研鑽」でしかないからです。
支援金の振込み先は「岐阜ネパール会」のHP「お問い合わせ」から事務局へお聞き下さい。
よろしくお願いいたします。
                                   すじた





井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。







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では次回「ネパール通信」まで。



HPのご案内
http://gifu-nepal.jimdo.com/
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  1. 2015/08/21(金) 17:49:40|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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