ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

わっ!モバイルがない!

3月18日(水)天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:45%


3月某日、私はサンガからカトマンドウに向かうローカルバスに乗った。
座席は進行方向左の後ろから2番目の座席で通路側であった。
先に窓側には男性が座っていて、否応なしに通路側に座った。

この日は銀行へ行く仕事と併せて、銀杏旅館へ来られるゲストをピックアップに行ったのである。
ここネパールでは、そろそろ夏のシーズンであり厚手のパンツは止めたい気温になりつつあった。
そのため、「たらたら」のパンツをチョイスして銀杏旅館を出た。

しかしこの「たらたら」のパンツが「曲者」で、ポケットのチャックの位置が座った時、下になるよう取り付けられていた。
しかもビルホスピタル前で降りた時には、下に付けてあるチャックは半分ほど開いていたのであった。
バスを下りて、モバイルを入れていたであろうポケットを探ったが、
銀杏旅館を出るとき必ず入れたかどうか定かでなく、「老人性健忘症」の典型であった。

朝食をタメルの「ちくさ茶房」で簡単に済ませ、まずは銀杏旅館で留守番をしているラスミちゃんへ連絡するため
パトネちゃんのやっている富士山ゲストハウスへ急いだ。

到着して、ミナを呼び出し「モバイルを無くしたかもしれないので、ラスミにお父さんの部屋を探して欲しい」と頼み、
待つ事10分あまり、ネットワークビジーに付き連絡が取れない。焦った!
しかし、何ともならない。

その内、銀杏旅館のラスミと連絡が取れ部屋を捜索してもらうも「見当たらない」との事。
だんだん色濃くなる「モバイルの紛失!」、考えただけでも嫌になる。
数多くの連絡先が一瞬にして「無」になったのである。

しかも、2日前に2500Rsをリチャージしたばかりで、モバイルと合わせると合計金額が、ななんと15000Rsにもなる。
モバイルはニューロードで購入した「ソニーのエクスペルア」で、
まだ2ヶ月ほどしか使ってなく、使いこなすまで至っていない。
頭の中が「真っ白」に・・・・

銀行の仕事を終え、お昼に日本食レストランの「桃太郎」でゲストをピックアップして、
銀杏旅館で不足していた「醤油」を1ダース買い込み、タクシーを捕まえて「もやもやした心」でサンガに向かった。

この時、ゲストの名前さえ(うろ覚え)で、かなり進行している「老人性健忘症」をしっかり自覚させられる事となった。

銀杏旅館に着いても「頭はモバイル・モバイル」と落ち着かない状態で、
気を紛らわすような「身体を使う」行動を一生懸命考えていた。

翌日、災難はこの時のゲストである。
好きでもない「田舎道」の散策をさせられて、「老人性健忘症」の私と付き合うはめになったのである。
それでも我慢をしてアサブリのお寺まで、付いて来てくれた。

途中、まだ出始めの「にら」をゲットし、お茶を飲みながら「葉っぱを揃えた」が、
「私の頭の中はモバイル・モバイル」であった事は確かである。

ここのモバイルは、シムカードを購入する時必ず付いてくるカードがあり、
それが無いと、無くしたモバイルの番号と同じ番号は入手不可と聞いていた。

この日はゲストと一緒にロービンを作る事で「気を紛らわせて」いたが、
翌日には「今日は電話会社へ行って事情を説明して、同じ電話番号を発行してもらう仕事をしたい」とゲストに伝え、
了解をいただきラスミに留守番を依頼。

しかし、この日の夕方、パトネちゃんのお嫁さんの親戚が二人、
突然銀杏旅館にやってきて「食事に宿泊」をする事になった。
聞けば2時間ほど前にラスミに電話があり、食事と宿泊しても良いかどうかを確認してきて、
彼女は親戚でもあるため「OK]と返事をしていた。

翌日の早朝5:30ごろ、アシス君が「お父さん私は学校へ行きます」と言って出かける準備をしていたため
「待って!」と止めて、「お父さんも今日はバネパの町に出向くから、
親戚の人は若い男性なので、アシス君がお相手をしていて欲しい」と伝え
「いやいや納得」させて、午前8時ごろバネパに出向いた。

はじめに日本語の分かるスパーマーケットに行って「モバイルの事」を聞き出そうと考えたが、
受付けに居たのは、全く知らない若者であった。
残念だが「自力で電話局」へ出向く以外、方法は無くなった。

果たして、無くしたモバイルと同じ番号が手に入るかどうか心配が最高潮に達した。
事ここまで来ても、まだ他人に頼る情けない私を自覚していた。

スパーでは、あまり買わなくてもいいもの(バター)買う羽目になり、余分にチョコレートまで買い込んだ。
こんな時には、精神的に不安定なため、衝動買いではなく「無意識」に買っていたように思う。

いざ電話局へ!

行ってみると、いつも電話料金を支払っていた「顔なじみ」の男性が居て、
事情を説明すると1枚の申請用紙(全てネパール語)に彼が記入してくれて担当の女性に渡してくれた。
その女性が「パスポートはあるか?」と聞いてきたが「免許証ならある」と答えると「コピーして持ってきなさい」と言う。

道路を挟んで反対側にある写真屋さんへ飛び込んで免許証(有効期限切れのもの)を出し、
早速コピーしてもらい10Rsを支払い再び電話会社へ。

担当の女性が「100Rs出しなさい」と言うではないか!
なになに!以前と同じ電話番号がもう出来たのか?
100Rs出すと「30分後から以前の電話番号が使える」との事。
何と簡単な手続きで再発行のシムカードがゲット出来た。

これで「ほっと」していたが、直ぐに今度はモバイルそのものを購入しなければと、
数多くあるモバイルショップを格安のモバイルを探して2~3軒ほど探す。

1軒の店でストラップの穴のあるモバイル2500Rsをゲット。
ソニーのエクスペリヤは「穴がない」ので落ちた、と自分の管理の悪さを棚に上げて
「穴のある」モバイルを探し求める私であった。

早速シムカードを入れてチェックすると、なななんと以前のリチャージ金額がそのまま入っているではないか!
めちゃめちゃのラッキーに嬉しくなって銀杏旅館で待っていたラスミたちに話すと
「お父さんのモバイルは高い」もっと安く購入出来るとの事。

でもよかった~。
満足満足であった。

これからは必ず「首から」吊り下げよう!と決意を新たにした1日であった。
「最後良ければ全て良し」の一日であった。






我家からの「ご来光」
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アッサンバザールの風景
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【井戸の外から】と、【ネパールの習慣】は、感激しすぎて、今回は割愛させていいただきたい。






では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/03/18(水) 11:23:14|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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