ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

同行二人

文字色10月30日(金)天気:星なし 気温:16℃ 湿度:70%


前回、それぞれの心の中には、必ず「善悪」を抱えて生きていて、常にお互いが心の中で戦っていると記載した。
その後、ある読者から(仏門の方)仏教の言葉に置き換えての教えをいただいたので、
自分だけでいい子になっていては申し訳ないと考え、今回記載させていただいた。
以下はその抜粋である。

人間には本来的に仏性と言うものがある。
赤ちゃんは生まれたときには何の善悪判断もせず、ただ母親のおっぱいを吸って、泣き、寝る。
何のためらいもこだわりも無い。

育つにつれて人見知りを覚え、いたずらを覚え、悪さをする。
悪句、雑言、虚言、犯罪に手を染める輩も出る。

この仏性は「善根」とも言い換えられ、人によってそれがお釈迦様であったり、阿弥陀様であったり、
観音様であったりするわけである。

しかし、現実の人間は煩悩を抱えて生きている。
事実、煩悩なしでは生きられぬという現実と、この善根と煩悩の二者が常に人間に同居している。

これをさして「同行二人」という。
死ぬまで(涅槃寂静)これは変らない。

言い換えれば善根だけになるときは即、成仏する時のみ、
二人のハザマで悩むのは生きている証拠である。
大いに悩むべし!(良い意味で)



もう一つの悩みについて聞いていただきたい。
現在銀杏旅館をリニューアルしている事はお知らせしている通りである。

学校は建てて来たが、自分たちの住む、そして営業する旅館を建設するのは、日本人としても数少ない。
長い改修期間にはさまざまな「葛藤」があり、その中での出来事を少しお伝えして、
ここでの「家の建設」の難しさをご理解いただければ幸いである。

はじめに、工期についてである。
今年2月にはじめたのには理由があった。

家の建設には多くの水が必要であり、水の多くある時期にセメント工事を進める必要から2月のスタートとした。
約11ヶ月の工事期間であるが、これが大変な仕事である。
なぜなら、建設工事に必要な材料は全て自分たちで購入し、搬入しなければならないからである。

ネパールでは、材料調達は施工主の責任で行うのが通常、
従って、何時どんな材料がどれだけ必要なのかを作る人に確認してから購入となるが、これがまた、また大変である。

店によって値段が「まちまち」であり、かなり広範囲に探さないと
とんでもない値段の材料(セメント・砂・ジャリ・鉄筋・ペイント・木材など)を買う羽目になる。
購入時期が遅くなれば、値段も上がるから始末に悪い。

工事もいよいよ終盤となれば、電気のセットや壁の仕上げ(プラスター)、はたまた、階段のタイルや
手摺の着手にペイント工事などなど、言い出せばきりがない。
そんな「ごちゃごちゃ」の中で工期の管理は「とっても難しい」のがここネパールでの工事である。

予定はあるが、決定ではない。
だから「何時工事が終るのか」さえ分かりかねるのが、ここでの家作りである。
焦れば焦っただけ工事が遅れる事につながり、悪循環の繰り返しでもある。

文句を言っても聞いていないし、反発してストライキでもやられたら新しい工事をやってくれる人を探さねばならず、
また工期が遅れるため「堪える」のみ。
こんな毎日は、精神衛生上極めてよくない。

先日もペンキの工事をやってくれている若者が、パトネちゃんのギターを持ち出してきて弾き語りをはじめ、
他の人は仕事をしているが、彼はギターをやっている。
私が「ギターは好きか?」と聞くと「ギターは命」とまたやりはじめた。
そこで、「そのギターはパトネちゃんのだから、仕事をしてくれ」と言うと、黙って出て行ってしまい帰ってこなかった。

休まる暇がないし、寝れば頭の中には、次にやる工事の買い物や店の場所を思い浮かべては、
機材購入の作戦を考える毎日である。
ミナに言わせると、仕事をしないから「代わりの人を探した方がいい」と言って「けっろ」としている。

自分で空回りしているのが「鈍感な私でも分かった」
ワッ!!っと大声で叫びたい気持ちを抑えて、また作業の進捗状況を視察?? 
胃が痛む・胃が痛む・・
こんな家作りはこれが最後と踏ん張るが、胃が痛む毎日。

嫉妬から起こる工事妨害
この村サンガに来て6年になるが、多くの嫉妬を感じてきた。
以前の「銀杏旅館」建設時には道具類の紛失や工事の遅れが頻繁に起こり、
今回も先日10月20日ごろから始まった。

工事のための「水」を引いているパイプを持っていってしまい、水が来ないようにしてしまう。
こんな「いやがらせ」が何時までも続くから「辛い」。
早く銀杏旅館を完成させないと、精神的にも「やりきれない」毎日である。

夜中に点検に行くも、既にパイプを撤去(持っていかれた後)された後で、何ともならない。
新品のパイプは2回ほど購入し設置、ミナの兄弟が必死で修理して水の確保は出来ているが、
今後どうなることやら・・・とほほである。

日本はとってもいい国である!!











ルンビニーでの日本寺
ルンビーの日本寺
古城さんの写真 117
古城さんの写真 126
古城さんの写真 127












ルンビニーでの野鳥
古城さんの写真 130










木曽駒ケ岳夕焼け・・・・・心安らぐように
古城さんの写真 131








井戸の外から・・・(今回からこんなタイトルを設けた)

*エボラ出血熱やデング熱、さらにはエイズと言った難病が世界を駆け巡っている。
*中国は急激に経済成長を鈍化させ、韓国を一緒に不況へと引きずり込 んで行く。
*東南アジアの経済バランスが、大きく変化しようとしているのが見える。
*韓国は米国との同盟を自ら断ち切ったようで、中国との同盟関係にある。
*現政権の支持率が下がった。しかし現政権以外に誰がこれだけの外交交渉ができるのか?彼以外に誰もいない。
*中韓が自ら作り出した「四面楚歌」振り向けば「誰も居ない」現状。






【ネパールの習慣】

突然の行動、前日までは全く何事もなく過ごしていても翌朝突然
(私には突然に思える)「村へ帰ってくる」と言ってさっさと行ってしまう。
今日は久しぶりにカトマンドウへ出かけようと考えていても留守番が居なくなり出かけられない。
こんな事が何時もある。
先日各自の明日の行動予定を「白板」に書いておくように連絡したが、なかなか守らない。
今も一人で留守番である。
ペナルティーでもと考えるが、彼らにどんなものがペナルティーになるのか???
彼らも決して思いつきではないが、「ほうれんそう」の習慣がないだけである、と思うより救いはない。 
だってネパールだもん・・・・・










では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/10/31(金) 17:45:55|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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