ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

自分に負ける?

10月20日(月)天気:星空 気温:18℃ 湿度:70%



今回は「自分に負ける」とはどういう事なのか?についてお伝えしたい。

はじめに、10月13日~14日にかけてのネパール全土を襲ったサイクロンは、
風の影響より「雪崩や凍死」による死者がでる程酷い積雪が相次ぎ、吹雪の凄さを知った。
村では落雷の死者も出ていた。

一夜明けた15日未明には、満天の星空にひまらやのシルエットが輝き、汚れた空気を一掃してくれた感じでもある。
日本と同様に「大荒れ」の2日間であった。
この嵐でマナン(アンナプルナ周遊コース)では大雪になり、トレッキングのポーターが3人ほど寒さで亡くなり、
多くのトレッカーも巻き込まれていた。

このルートへは300人を超えるトレッカーが入域していて消息が確認出来ていない。
この中で日本の方を含む数十人の亡くなられたトレッカーもあり、過去に例を見ない大きな災害となった。

また、ムスタン(ローマンタン:現在500㌦の入域料金が必要)では
70人以上が足止めを余儀なくされ死傷者の有無は不明で、停滞状態とか・・・
ダサインの終った時期にしてはかなり異常な気候でもある。

インドの巨大サイクロンの影響である事は明白であるが、それにしてもスケールが「でっかい!」
何せ全インドを包み込むようなサイクロンは、過去に聞いた事がない。

ネパールなんて小さな国とは違い、何十倍の大きい国を覆ってしまう大きさ何て凄いの一言である。
勿論インドではかなりの死傷者も発生したが、広くて情報が伝わって来るのに時間がかかるため、
被害状況がわからないのが現状である。


もう一つの出来事

私がミナの兄弟と一緒に「銀杏旅館」で暮らしている事は既にご承知であろう。
話は14日の嵐の真っ只中、蝋燭での夕食の準備中にかかったモバイルからであった。

ミナのお母さんからの電話で、お父さんの悪口を延々15分も娘に話す母親、
またそれを聞いて10分も母親に「お説教」する娘、共に「根気」のいる作業であろう。

30分くらい相互に話し合い、最後に「父親に代わって」とミナが言うと、
父親も「裁判官のミナ」よろしく「オー」と電話に出て、ミナの言う「判決」に耳を傾けている。

もう一度母親に電話を代わり、判決内容を伝えると「ありがとう」娘に言って電話を切った。
一件落着!
で・・約45分は夕食の準備が遅れ、全員が「お腹を空かせて」待つ事1時間、やっと夕食にありつけた。

しかし、ごはんは冷たくなり、おかず(タルカリ)は半分だけ調味料が入った状態で、
味見をしながら再度作り、「ダル」が一番最後になってしまった。

通常なら一番先に作るのだが・・・喧嘩のお陰で手順が狂ってしまったとミナがぼやいていた。
ミナに夫婦喧嘩の原因は何?と聞いても「お父さんには分からないくても良いこと」と言って教えてくれない。
しかし夫婦も娘も「根気の良いこと」この上ない。
暇なのかなぁ~


さて、本題に入ろう。
「自分の心の中には常に善悪」の心が存在し、何時も戦っている。
自分が行動すれば、必ず左右どちらかを選択する場面があるが、
日本の常識から考えて左右の決断出来るものはいい。
しかし、決断しかねる場面も多いことは確かである。

例えば、横断歩道でのお年寄りの手を引いてあげる事は用意だが、
もう一人の自分が「そんなもの捨てておけ!」と言う。

また、通勤電車に座っていてお年寄りが前に来られたら「どうぞ」と言って席を譲る自分と
知らぬ顔で居眠りをする自分。

どちらも同じ自分である。

「自分に負ける」とは何もしない自分の言う事を聞くと言う事である。
そんな時、もう一度考えてみることが大切である。

そして、思い返して自分の行動を修正する「勇気」を持つ事である。
「はずかしい?」「他人が見ている」などの余分な「見栄」は捨てる事が慣用。

誰も見ていない?そんなことはない。自分が見ている。
頭では分かっていても行動が伴わない場合は「自分に負けている」と考えて、もう一度考え直す勇気を奮い立たす。

少し前にローカルバスでカトマンドウへ買い物に出かけた折、
途中のティミと言う小さな街で瀬戸物を購入するため下車、買い物を済ませ再びバスに取り込むとバスは満席で、
立っている人達も多かった。
残り20分程度だからとそのまま立っていると「ボスノス バジェ」と若者が席を譲ってくれた。

「ダンニャバード」と言って座ったが、考えてみれば自分もかなり老人に見られている事に気付き、
素直に座った自分が情けないとさえ感じたが、自分がどれくらい老人なのかを思いしらされ。
これでは老人である自分を認めざるを得ない。

自分に「負けることなく」生き抜く人生こそ、すばらしい人生と言えるのではないだろうか?






【ネパールの習慣】

ネパールでは顔を洗うとき、不浄の手(左手)は使わず右手だけで顔に水を掛けて片手で洗うため、
洗面所が水浸しになり、前に掛けてある「鏡」も「ごしょびしょ」の状態である。
何とか銀杏旅館に居る時には止めて欲しい習慣である。








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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/10/20(月) 10:54:04|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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