ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

あるがままを受け入れる

10月1日(水)天気:星空 気温:20℃ 湿度:65%


今回は、ここでの活動で一番「苦労」している部分でもあるネパールマインドとの葛藤についてお伝えしたい。
はじめに、「あるがまま」と言う事は「どんな事」なのかを知っていただきたい。
今までの通信の中にも数多く記載してきたが、彼らの考え方を受け入れると言う事は、
今まで日本で培って来た生き方や考え方を「捨てる」に等しい事である。

村での停電時の事。
活動現場での出来事で、ある日本人男性からどうして停電になったのか?と質問され
「発電所のヒューズが飛んだそうです」と答えると
「ヒューズの飛んだ」停電であれば「直せばいいのでは」と「日本での直し方」を提案し、
実行するばかりの勢いで、言われた事があった。

村では長い停電で若い方々が、携帯電話やアイホン・スマホ・アイパッドと言った通信機器が使えなくなり、
日本では「パニック」にもなりかねないと、修理したいばかりの発言に対し
私は仮に直せるとしても「ここから直しに行く事は3~4時間も山を下り
「ぬかるみの中を数時間歩き、大きな発電所の中に入り直すと言う事で、
家庭のオーバーロードの場合とは違い、一般の我々の出来る事ではありません。
だから直るまで蝋燭で対応しています。」と言葉を強くして伝えた事があった。
すると、「分からないから聞いているのであって、他に言い方はないのか?」と怒りを込めて言われた。

また、雨でミルクのトラックが動かない場合には「歩いて山を下る事になる」と伝えると、
私は歩くのが遅いから下山予定を1日早めて今日から下りたいが、いいか?とこれも今から下山する勢いで言われる。

「ここでは団体行動なので、明日トラックが来るかどうか確認してから行動したい、
貴方一人では下山でするのは危険です。」と言うと、
「今下山ルートを見てきたから問題ない。」

それに対しても「一人での行動は止めて下さい」と言葉を強くして伝えたら、
やはり「喧嘩を売っているのか!」と憤慨され、その場を去られた。

どうやら、私の「名古屋・岐阜弁」が関西弁に比べて強く聞こえるようである。

参考までに、この場所は「メールダラ」と言う山の上の村で、対岸の村までは数時間は山を下り、
歩かねば行けない場所でもあったのと、
先般の土砂崩れで発電所まではバスが通れず3時間ほどの「ぬかるみ」を徒歩で通過する必要があった。

しかし、こうした安易な考えを「柔らかく受け止める心」に欠けていた自分を反省している。
まだまだ人間が出来ていない証拠である。

若い方でなく、その方が「パニック」になられている状態であったのと、
相次ぐハプニングに私自身、心に余裕が無かった事が原因ではと、十分反省した。

若い方は、それなりの準備もして「充電器やバッテリー」の電気を使わないよう注意されていた。
彼は日本の感覚そのままを、ここネパールに持ち込んで対応しようとされているのである。

「あるがまま」とはこうした事を素直に受け入れると言う事であり、
それを「回避」しようとせず今の状況を受け入れる事に他ならないのである。

「私を信頼してください」とこれだけ言って、この話は終わったが、彼には理解されなかったようである。
でも仕方のない事である。
多くの日本の方々がそうである。

「ありのまま」を受け入れる「旅行者」は皆無であって、
彼は日本の「居間」からネパールのメールダラを見ている旅行者にすぎないのである。

しかしもう一面、彼は「老後を過ごす場所」を探しに来られた方でもあり、
もう少し予備知識が必要であったのかもしれないと反省しきり。

私と同様に英語もネパール語もできない上にパソコンも出来ない状況では事前に調査研究も出来ない。
多少無謀とも思える今回のネパール行きではあったが、そんな彼がここで生活出来ないかと調査に来られ、
私の接客の悪さから、ここでの生活を断念されたのは明らかである。
申し訳ない事をしてしまったようである。

しかし、彼に「決してめげない強い信念」さえあれば世界中何処でも生活は出来ると考えるが、
快適な生活化どうかは疑問である。

ここに居て、何かをしようとする場合には「はじめに相手(ネパール)の考え方を受け入れないと」何も出来ない。

これは日本でも同じことであるが、職権や権力・地位と言ったものが、無理やり「ねじこむ」ので問題が起こる。
しかしこれは日本では普通に起こっていることであり、十分に理解していただける事だと考える。

でも諸外国では「何も出来ない」ばかりか反発しかないのが普通である。ネパールでも同じ。
1か月や2か月では見えないネパールマインド。
何年と暮らす中で見えてくる考え方である。

今回は纏まりが無い通信となり、読みづらい文体になった事をお詫びしたい。





【ネパールの習慣】
今回は家の中の掃除について、お伝えしたい。
ここでは、床も土間もベランダもテーブルの上も全て1本の「クッチョ」で対応する。(クッチョ:ほうき)
それぞれ幾種類かのクッチョがあり、名前も違うが「ほうき」は押しなべてクッチョである。
それを清掃場所により、使い分けているのが日本の文化習慣であるが、
ここでは土間もテーブルの上も同じクッチョで掃くため、見ていて不潔感が拭えない。
そのため、何とか使い分けてくれるよう指導?お願?しているのが現実である。






ず~と以前日本でも・・
ダサインを目前に花作りが忙しい
ポカラでのパラグライダー1 (2)
ポカラでのパラグライダー1 (1)
チトワンの夕日







では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/10/01(水) 13:20:25|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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