ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ラスミちゃんのアルバイト

6月6日(金)天気:曇り 気温:21℃ 湿度:65%


今回は、ここネパールにおける仕事の一つでもある「アルバイト」についてお伝えしたい。

期間限定での仕事として、「じゃがいも」・「ラプシー」の収穫などがあるくらいで、多くの選択肢がある訳ではない。
特に女性の仕事となると、建築現場での砂や砂利を運ぶ仕事や
砂利を作る(ハンマーで叩いて小さくする仕事)といった労働が主な仕事である。

従って、誰もがありつける仕事ではない。
賃金も1日10時~17時まで働いて(途中2~3時ごろに昼食)
女性で250~300Rs(交通費は別途支給)が相場である。
この賃金は職種が違っても同様で、むしろ安くなると言った方が正しい。

そんな中、ある日本食のレストランの方から
「ラスミちゃんに時間があればレストランを手伝って欲しい」旨のお話があり、
毎週日曜日に来る事で彼女も了承。
彼は年中無休で仕事をしていて、「たまには休みたい」との事。
ラスミちゃんが来た日は、彼はゆっくりと休みが取れるのである。

銀杏旅館での仕事と全く違った仕事の内容に戸惑いながらも初日を終え帰宅した彼女に感想を聞いた。
すると、「とってもいい環境で楽しかった」との事。
まずは一安心。

こうして始まったラスミちゃんのアルバイトは、実は料理学校へ行く前にレストランのアルバイトとの考えから、
通常は午後5時までの仕事を午後3時までにしてもらってのアルバイトであった。

しかし問題発生!
ラスミちゃんはラムチェ村の子供であり、街での生活習慣は全くない。
今までにもネパールの習慣や考え方はブログにも掲載してきたが、
このオーナーは殆ど読んでいない方で、レストラン一筋の方であった。
だから習慣が分からず「憤慨」される事もしばしばだったようである。

ある日のアルバイトの日に、急慮、銀杏旅館に留守番が居なくなる時が発生した。
当方とパトネちゃんは2人のゲストと一緒に支援部落のメールダラへ、ミナは事務所へ、
さらにお嫁さんは実のお母さんが病気で実家に行くことになり、
5人兄弟とお嫁さんが全て出かける事になり「止む終えず」レストランを休む事となったが、
私が帰って来て確認したら連絡もせずに急に休んだ事が分かった。
早速電話で「お詫び」したが「後の祭り」であった。

ラスミちゃんにはその後、こうした時には必ず連絡してから休むようにと教えたが、
何せ初めての事で対応が分からなかった事も確かである。
その後、本人は悪気がなかったためか「ケッロ」としてアルバイトに出かけた。(これもネパールマインドである)


さて、家の建築の合間(セメントの乾燥期間)にポカラの様子を見てきたので合わせて報告させていただく。
花の多い時期であった。

以前、アニールモモの「親父さん」から支援依頼のあった「親子」のその後である。
電話での「親父さん」の連絡では、1週間ほど前に少し離れた北の方(ポカラ市内に近い)で
奥さんがその親子を見かけたので調べていた。
居場所が分かったので、一緒に話を聞きに行かないか?との事。

しかし、場所が悪い。
「春を売る家」の中である。
そこで、外に連れ出して話そうとしたが出てこない。
子供はその家の「託児所?」に置いてあると言う。

この親子に毎月4000Rsを給料として支給するので
アニールモモで、店のお手伝いと掃除などをしてくれるよう再度お願いしたが、
「給料が安い」と言って話しを聞こうとしない。

15分ほど店?(普通の家のよう)の中で話していたが「親父さん」が「もう諦めよう!」と席を立ったので私も出てきた。
今時、乳飲み子を抱えた女性が毎月10000ルピーも稼ぐ事の出来るのは、こうした仕事しかない。
でも毎月4000Rsもあれば十分暮らして行けるはずである。(衣食住の費用は不要だから)

もっと楽に・もっと沢山のお金を求めて、考えが動くのは仕方のない事なのだろうか?

気の重いポカラ行きも「花の多い季節でよかった!」
気の滅入ったまま帰るのは辛い。





ポカラへの往路で見つけた「マンゴーの木」に咲くオーキッドと果物(ライチやマンゴー)IMG_2818.jpg
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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/06/09(月) 11:49:18|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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