ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

近未来?

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今回はネパールにおける就職状況についてお伝えしたい。

ここでは明日や明後日と言った「近未来?」すら不確定な部分であり、望めない。
もちろん、日本でも電車の事故による遅刻や怪我はある。
バスの渋滞や事故による遅刻は何時もの事で、だからと言って早く家を出ることはない。

役所でも、銀行でも友人でも全ての時間が不確定であり、それでいてこの社会が回っているから「不思議」である。
その時になってみないと「考えていた事:計画」が実行されるかどうかはわからない。

ここに来て約束とか予定などと言う「近未来?」の話は「極めて不確定」と知るべきである。
そんな社会の中にある「子供たち」の将来も???
全く希望すら持てないのが現実で、
子供に聞いても「今日家族が病気でなく、食事が満足に食べられれば幸せ」との答えも頷ける。

では、こうした生活環境から抜け出すには「如何に」すれば抜け出せるのか?
通常の生活を送っていては「絶対に」抜け出せない。
英会話・日本語・中国語・スペイン語・フランス語など
「言葉は」仕事を見つけるために「無くてはならない能力」でもある。

高校や大学に行ける子供たちは数パーセントで、卒業すれば海外に出稼ぎに出る人たちが殆ど。
しかも出稼ぎに行くための費用は「借金」をして出かけるから、
数年働いても30万円から60万円程度が残れば良い方である。
中には借金を返したら「数万円」しか残らない仕組みの「人材派遣業者」もある。
だから、「借金」における考え方は「出来ればしたい」、
それを元手に商売なり旅費にしてさらに稼ぎたい、のが通常である。
例え返せなくてもである。
その後の事は考えない!

ネパールでは仕事そのものが無い。
私など、ここに生まれていたなら「何処へも就職出来ない」であろう。
自分たちの「力:財力」では絶対に出来ない。
誰かが「力:財力」を貸さない限り永遠に無理である。

しかし、ごく一部のスポンサーを見つけた人々だけが商売なり、
留学なりして諸外国の恩恵を受る事が出来るが、極稀である。
しかも一旦外国の良さを知れば、二度とネパールへ戻る事はない。

出稼ぎの人々はビザの関係で1~3年で戻されてくるが、それでも「脱走?」して「不法滞在者」となり、
アルバイトで10~15年間も稼ぎ「自分で入国管理事務所」へ出向き
「強制送還」されてネパールで「錦を飾る」人もいる。
留学生ですら「脱走?」して10年以上も働き「強制送還」されて来る。
男性に限らず女性でも同じである。

現在、「人材派遣業者:メンパワー」を使って出稼ぎに行けば、最低でも70~100万円の費用は取られる。
それを借金するのである。
日本で働く場合においても同様で、
貰う給料から食費・宿泊施設などを差し引いて毎月5万き円を残せる「働き口」は数少ないのが現実である。

もっと安く外国で働く事が出来れば良いのに、悪質な「人材派遣業者」が多く、
お金を借金し手支払っても、出稼ぎに行けないで「無き寝入」する人も多くいる現状を見聞きするたびに
「この国の根本的貧困」を感じる。
貧乏人が貧乏人を騙してお金を稼ぐ、それが今のネパールである。


今月からメールダラでの学校修復作業を開始した。
25年も前に建てられた校舎は、結構「ぼろぼろ」で授業を続けながらの修復作業は時間が掛かる。
時々はクラスも移動してもらいながら実施する方向である。
トイレ・フェンス・水道設備や学校の周りのゴミ焼却設備(自作)を整え、
少しずつではあるが、改善されてきているのが分かる。


添付は今まで支援活動を実施してきた学校の子供たちである。
でも未来は???



IMG_0039.jpg
DSCF1077.jpg




では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/02/10(月) 12:38:23|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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