ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

大きく立ふさがる「ネパールマインド」

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☆大きく立ふさがる「ネパールマインド」


ここネパールでの生活も3年が過ぎた。

この間、村人や町の人々との話の中で、彼らの考え方や性

格も少しではあるが分かってきた。

しかし、理解はするが、納得する事は出来ない。

長い間の生活習慣や貧困からの考えかたであろう。

例えば、1~2ヶ月の期間で「日本語」と「パソコン」を

勉強に来ていた2人でさえ、帰る時には私に黙って衣類・

ボールペン・ノートを持ち去った。

この文房具は、ここで使うために保管しておいたものである。

彼女たちには、「悪い事」をしていると云う考えは全く無いのか?

持てる者から、黙ってもらって行くのは「悪くない」のか?

こんな事の繰り返しである。

このネパールマインドには、いささか愛想が尽きる。

この国では、そうしないと生きていけないのだろうか?

ヒンズーの教えの中で、「富める」者から「施し」を受ける

のは当然との考えなのだろうか?

全ての子供がそうではない。

数少ないけれど、控えめな子供も居る。

この国でのボランティアで、一番苦労するのがこの考えかた

である。多くのボランティアの方が「最後に砂を噛む」思いをしている。

私自身にまだ「施し」をしてあげる。・・・と言う考えが残っている。

まだまだ、精神的に未熟である。

これがある内は、こうした問題に悩む事になる。

しかし、これに屈していてはここでの生活すら出来ない。

まして、ボランティアなど出来るはずもない。

極めて個人的に「自己満足」のために「施し」をされている

方が多い。特に日本人の方々である。

「医療」「教育」の関係の方々が多いようである。

これには、問題はいささかも発生しない。なぜなら、物をあ

げる・病気を治してあげる・勉強を教えてあげる。

貧しい人々に施す活動である。

この活動が、自主的な活動であれば「この活動の是非」は問わない。

宗教活動であれば、布教の一つとして捉えればいいが、私たちは宗教活動ではない。

しかしである。

「砂漠」に水を注ぐ活動が、果たして将来の保障になるのだろうか?

私たちは、この国の将来を担う子供達が、少しでも多くの選択肢を得られるよう、

「勉強ができる環境」を「彼ら自身の力で作り上げる」事にある。







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  1. 2008/07/09(水) 12:27:58|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

ネパール人はという一まとめの見方は、気になります。
50近い民族の住む国です。
その生活習慣の違いを知ることが、ネパールという国に近づく一つの方法だと思います。

援助という行為は、基本的には与える側の勝手ということも考えなくてはならないことではないでしょうか。
先進諸国の価値観のほうが、正しいことを前提にすれば、相手を理解することも難しくなってきます。

日本語を習いに来た女性もその動機がどこにあったのでしょうか。
なぜ 日本語とパソコンを教えてあげようと思ったのでしょうか。

ネパールでは女性が男性の家を訪問することは、まれだと思うのですが、それも普通のことではありません。
その辺のことも良くわかりません。
  1. 2008/07/11(金) 15:27:59 |
  2. URL |
  3. ひかるの #-
  4. [ 編集]

No title

こんばんわ。

コメントありがとうございます。

>援助という行為は、基本的には与える側の勝手

そのとおりですね。
ネパールだけでなく、日本でも、どんな状況でも
同じことがいえると思います。その気持ちを持っているか
いないかで、変わってきますね。
  1. 2008/07/11(金) 23:03:58 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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