ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

一日の仕事の終わりに

9月11日(水) 天気:満天の星空  気温:23℃ 湿度:61%


今回は「ボランティアの助っ人作業」の実務を終えて、新しく学んだ物事をお伝えしたい。

今年6月から開始したこの作業は、考えていたより「奥が深い」事に気づいた。
単に日本や諸外国からの「ネパールに、こんな物を作ってあげたい」または、
「この子を助けたい」・「こんな事をしてあげたい」など、
さまざまであるが全て「善意」の賜物である事には違いない。

単なる調査支援などは、時間さえ掛ければ可能であり、
調査する現地に(ピンポイント地域)友人さえ居れば「善意を届ける」事ができる。

しかし、「学校やコミュニティー」に施設を設置する場合は、
地域社会や人間関係(特に信頼のおける友人)が必要なことが分かった。

なぜなら、運んで行く物資の価格が大きいため、それを自分の仕事?にしたい村人が居るからである。
その仕事で「中間搾取」を図り、懐へ大きな金額を入れてしまい、
残った僅かな金額で粗悪な依頼の物件を作るのである。

はたまた、その反対でとんでもない高価な依頼品を作り「お金の不足」を訴えるのである。
これは、現地のネパール人に依頼すれば、多かれ少なかれ起こり得る事である。
彼らはそれで「生活している」のであるから。

しかし、友人や知人から「それとなく」こうした中間搾取を仕事とする人を調べてもらい
作業遂行の時の参考にする事が、無事設置するための必要条件であると知った。

今回は「岐阜ネパール会」も学校に水道を設置する事に取り組んで来て、現地に物品を送り込んだ。
さらに、ベルギーの仲間からは学校のフェンスの作成に必要な物品も運んだ。

こうした中で、当初から我々に多くの要求をして来た村人が居て、しきりに「催促がましい」事を聞かされた。
時には直接ベルギーの友人にメールを送り、ネパール人の銀行口座を伝えて
「ここへ振り込め」と行って来たとも聞いた。
まさに、ネパール版「振り込め詐欺」である。

こうした中間搾取を目的とした「はげたか?」から物品やお金を守り通して
やっと設置にこぎつけられるのである。
「はげたか?」は村人からは「疎まれ:うとまれ」ているが強引な仕事の進め方で指導権を握り、
「如何に我々からお金を」せしめるかを狙っているのである。

こうした「輩:やから」は何処の村にも居る。
現に、最後に悪戦苦闘して「ソーラシステム」を届けたマテ村でも居た。
そして、仕事の主導権を握れないと分かった時には、
村人を先導して「各家々の配線や電球」も設置して欲しいと「付け上がって」くるのである。

しかし、これは村人の意思ではなく「中間搾取をする」悪い一部の人間の話で、
多くの村人は「感謝」の気持ちのみである。

その証拠に、機材を運んだトラックが岐路を泥の悪路に絶たれた時などには
「村人の多くが」寒い雨の中を急斜面で対置往生するトラックを「人力」で押し上げ、
3時間ほどを費やして悪路を通した。
全員「ぐしょぐしょのどろどろ」であった。
我々の休憩している家に戻った村人は「にこにこ」しながら「やった~」と口々に言って居た事が印象に残った。

この時、ゲストの空腹と体調を心配して、村人が(婦人)1時間の雨の上り坂を、
休憩している家まで訪ねて来て、「お肉や小さなジャガイモ」を届けてくれた。
さらに、ゲストの額に手を当てて「かわいそうに」と心から労わりの気持ちを伝えていた時には
「思わず涙」が出たほどである。

これからも、こうした村人の心に触れる事の出来る活動をしてきたいものである。


別件であるが、4日前(9月6日)ポカラのアサブジェルちゃんの捜索と身辺調を依頼され出掛けたが、
結果父親の存在(アル中)が壁になり断念せざるをえなくなった。

しかし、同じ場所で男に騙されて子供を身ごもり出産した
22歳の親子(レスマ タパさんと子供のリーテックちゃん)に遭遇。
アニールモモの親父から引き合わされ、何とかならないか思案中との事。
バグルンから3ヶ月前に親類を訪ねて来たが貧困で助けてもらえない。
夫にはバグルンで逃げられたとの事。

彼女は男が「軍隊」の人で名前は偽名であった事が分かり、子供を抱えた彼女に働く場所などあろうはずもない。
身体を売る仕事には就けず、何時もアニールモモの親父に食べさせてもらっている(約20日以前から)
こうした話を耳にしたが、現在の私には何も出来ないことも事実。
写真だけ撮って引き上げてきた。

IMG_1542.jpg
IMG_1543.jpg

こんなことが、日常茶飯事に発生しているのもネパールである。













では次回「ネパール通信」まで。



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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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