ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

職業選択の自由

6月25日(火)天気:雨 気温:24℃ 湿度:65%


はじめに、メールダラへ「湿疹」治療に出かけた報告をさせていただき、ネパールでの就活に触れてみたい。

6月19日(水)の早朝から「雨」いや~な感じで「軟膏・石鹸・タオル」などを持ってスクテに向かう。
途中昼食にドラルガルに下車し、1時間後再度バスに乗った。
しかし、「雨」は止まない。

吊り橋を渡る時には「小雨」程度であったが、また降り始めた。
仕方なくパトネと私は、それぞれ30Kg程度の荷物を担ぎ山道を歩き始めた。
途中水場に来た時には「雨」は上がり、
うっすらと雲が切れて行くのが確認でき「良かった」と思ったのも束の間、
突然「どっば」とまるで「バケツ」をひっくり返したように降ってきた。

傘とカッパに包まって、「雨」の通り過ぎるのを待つ。
40分ほどで小降りになり、再び歩き始めたが山道は「どろどろ」で歩きにくい。

それでも、そこから1時間15分ほどで学校に(午後3:55)到着。
早速先生に「軟膏の使い方」を教えようとするが、先生たちもこの雨の中、
家が心配なので4人居る先生の内1人しか学校に来られないと言う。

子供たちも午後3:30には解散していて居ない。
仕方なく一人の先生に指導して、残りの先生に教えてくれるよう依頼。
軟膏:20本・石鹸:20個・タオル:20本を置いて私たちの泊まる教室に入る。
まだ、小雨が降っている。

我々は夕食の準備に入り、水汲みや野菜を切っていた。
この雨の中では子供たちも来ないだろう、と思っていたが食事の終わる頃には20人近くの子供や父兄が来て
「今か今か」と歌や踊りの出来るのを待っていたから驚いた。
結局、1時間半ほど歌ったり踊ったりして9時過ぎには帰っていった。


次の日も雨、「どうする?」
パトネちゃんに聞くと「今日はトラックも来ない」だから歩いて下る以外ないので早く下りた方がいいと言う。

早朝7:30に「お茶」だけ飲んで急いで下った。
帰りは食糧や支援物資がないため、それぞれ15Kg程度の荷物となり、おまけに下り。
登りは3時間30分ほど掛かったが下りは55分と「めちゃめちゃ」早かったが「滑る・転ぶ」の連続で、
足が「ガクガク」。
無事「軟膏を届けられた」事で「ほっと」一息。


さて、今は世界的に就職難と聞くが、日本も例外ではない。
大学を出ても「自分のやりたい仕事」を選ぶ事は至難の業。
しかし、考えていただきたい。
20年30年前でも、同じような就職環境であった事を。

誰もが「好きな仕事」に付いたら、人材が偏ってしまうのではないだろうか?
また、「好きな仕事」とは自分が持つスキルに合う仕事のことだろうか?
そんな仕事は「何処にもない」と断言してもいい。(芸術家以外は)

仕事とは「キツイ」もの「辛抱」が肝腎「好きになるまで頑張る」と言った言葉が以前から聞かれていた。
「どんな仕事でも」楽な仕事などありはしない。
だからその対価として「給料」がある。
「好きで・楽で・楽しくて」こんな仕事など探すのが困難なことぐらい分からないはずもない。
でも探す・・・・

これでは、就労年齢が終わっても「探せない」だろう。
ここネパールでは大学を出ても「働く場所」がない。
だから「海外へ出稼ぎ」に行くか、「スポンサーを見つけるか」そのどちらかであろう。
「お金持ち」との結婚も選択肢の中である。
それが「外国人」でも・・・・

人間一人の能力で「一体何が出来る」というのであろうか?
「何も出来はしない」と悟るべきである。
「何でもやる」と言う「根性」こそ「仕事が面白く」なってくる秘訣である。
そうすれば、「給料も平行して」上がってくるから面白い。

今回は、ここネパールでの就職活動の困難さをお伝えし、日本の皆さんの奮起を促したいと考え記載した





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添付写真は、メールダラから戻って直ぐ、翌日に「捜索願」のあったアサ・ブジェルちゃんを尋ねて
ポカラへ出向き撮影した画像であるが、学校に通って欲しいと考えても「飲んべ~」の父親の許可が無くては、
それも出来ない。

日本にも同じような境遇の子供は、ニュースなどで聞いたことがあるが、
「採石場」の食堂で働く「7歳の女の子の明日」は・・・?
昔は居たが、今の日本には居ない。
何が贅沢なのかを考えていただきたい。

極言すれば「日本で生活できる事」そのものが贅沢である。


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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2013/06/25(火) 09:12:11|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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