ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ストライキと市民意識の乖離(かいり)

6月16日(日)天気:曇り 気温:26℃ 湿度:55%

最近、特に多く目にするようになった「ボランティア」と言う言葉。
災害時のボランティア・外国における極貧国でのボランティア・
はたまた、企業ボランティアまでさまざまな形態の活動がある。

しかし、その中身となると、それぞれが全く違う目的を持っての活動であり、
本来「ボランティアと言われてきた活動内容とは、大きくかけ離れた団体が多い事に気づく。

では「ボランティア」と一体なんだろう?(広辞苑を開いてみる)
【Volunteer】(義勇兵の意)志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。
となっている。
端的に言えば「見返りを求めない」活動である。

私たちの「岐阜ネパール会」は正に、この精神の会である。
一切の報酬「見返り」を求めず「支援をさせてもらう」、言い換えれば「学校へ通ってもらう」活動である。
その中で、「子供の衣類や学校に必要な備品及び学校の整備」を「させていただく」活動。
奉仕活動そのものである。
これを常に「頭に叩き込んでの」活動では「驕り:おごり」はない!

しかし、「してあげる」活動には当然「驕り」が発生する。
活動する方々の、言葉のあちこちに「現れるから」不思議である。

これは、最近のいろいろな「ボランティア」と称する団体の目的が異なり、
「利益を得る」団体もあれば「現地スタッフ」に限り利益を得る団体もある。
利益を得る団体では「一般のサラリーマン」と全く変わりわなく、働く場所が違うだけで
「本人に慈善事業をやっている」と言う意識も無いのが通常である。

ただ、こうした団体の中には「私たちはボランティア団体です」と言って「支援金」を集める団体があり、
多くの支援者が騙されているのも事実である。


さて、本題のネパールにおけるストライキとは、
学生団体や政党の起こす「制作制度」への不満が主な理由であるが、
一般市民はと言うと????何も知らないのが現実である。

学生の一部であったり、一政党であったり、はたまた今回のように、
(結局6月15~17日の3日間は役所も学校も休み、16・17日の2日間には交通機関もストップし何処へも行けない)
各政党(大きくは4つ)がバラバラにストライキをやったり、
時には一緒にやったりと、さまざまである。

しかし肝心の一般市民はと言うと「何のこと?」と言うように関心も無ければ行動もない。
つまり、分からないのである。

バス代の値上げ反対!・生活に必要なガソリン・プロパンガスなどの値上げ、
または三権分立の無い最高裁判所長官が総理大臣に任命されたりして、
ここでは日本の常識では、全く理解できない事が平気で行われている。

それらに反対し、学生や政党がストライキとなっている。
「現在は無政府状態!」
それでも一般市民には分からない。

「今日はストライキらしいね?」と、この程度で別に困った様子もない。
新聞を読むのは街の一部の人々、ラジオやニュースも一部の人々、
これでは「国民全体の意思」など出来るわけが無い。

でも何百年もこれでやってきた。
王様が「神」だったころには、さほどでもないストライキだったが、
一部の過激派政党の反政府運動が巻き起こした「改革」路線では、内戦により多くの市民が犠牲となり、
一度に何千人の内戦孤児を作ってしまった。

今年の秋にも計画されている選挙では、またまた「騒動」が予想され、国連の警備も忙しくなる事だろう。
日本の自衛隊のみなさんも「警備の仕方の教育」にここへ来ていらっしゃる。

それでも一般市民は「置き去り」なのが、ここネパールである。





ナヤバネショールのバス停で「私も乗るモ~~と」牛君。
一見「のどか」な風景だが、ここは大きな町の真ん中である。

IMG_1177.jpg
IMG_1178.jpg





では次回「ネパール通信」まで。



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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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