ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

支援部落メールダラの現状 衝撃!

5月1日(水)天気:快晴 気温:22℃ 湿度:52%

今回はメールダラにおける「学費支援」の現状をお伝えしたい。

4月24日から26日にかけて、メールダラの支援児童の状況調査並びにヘルスチェックと焼却炉の設置に出かけた。
私とミナ・パトネちゃんさらに銀杏旅館に来られた、「看護師:和子さん」を伴い、
24日午前8:15に出発して途中バネパで「焼却用のドラムカン」を購入し一路スクテへ向かった。
スクテには午前11:00ごろ到着し、直ぐにドラムカンや荷物を担ぎ「吊り橋」を渡る。

IMG_0981.jpg吊り橋をドラムカンを担いで渡るポーターさん



待ち受けていた「牛乳運搬用のトラック」に荷物を積み込み「いざ出発!」と思いきや、
運転手が「他の人を相乗りさせてもいいか?」と聞いてきた。
仕方なく「OK」と言うと「どかどか」と7人ほどが乗ってきて
「余裕で行ける」と思っていたが「実はぎゅうぎゅう」の荷台になった。
一人などは「助手席の窓の外」に摑まって「発車オーライ!」
IMG_0991.jpg

荷台の荷物?が重たいせいか、さほど揺れは少なく
「沢山の荷物」を載せないとかえってクッションが悪くなるのだろう。
しかし、運転手は我々からも正規のレンタル料金を受け取っているのに、
後から「ぎゅうぎゅう詰め」にしたお客からも乗車料金(?)を回収していた??
IMG_0987.jpg




学校近くに、ほぼ定刻に到着。
何時ものように「子供たちからマラ」の贈呈儀式が始まり、前回はシャクナゲのマラであったが、
今回はブーゲンビリヤであった。
IMG_0992.jpg

近くにはブーゲンビリヤの花は見当たらなかったので、わざわざ遠くから花を持ってきて作ってくれたのであろう。
感謝・感謝である。
しかし、首より上まで「首飾り」をされると「暑くてかゆい」が、堪えた。
IMG_1010.jpg



昨年ベルギーの仲間から「ゴミ箱」を学校に設置しては?
との意見から収集するゴミ箱は設置したが、これを山に捨てられては何もならないため、「焼却炉」を設置した。

到着早々に「焼却炉」の作成にかかり、翌日には子供たち全員で学校周辺のゴミヲ拾い集めてもらい、
「焼却炉」へ入れた。
その後、私が焼却炉に行ってみると「山のように」ゴミが入れられていて火が付けられない状態に驚いた。

半分ほどを取り除き、「点火」。
火は活きよい良く燃え、瞬く間(5分ほど)に燃焼、次のゴミを入れて続けて焼却し、
学校周辺から「ゴミは消えた」が、ゴミ→ゴミ箱→焼却炉と言った一連の動きを誰が指示してやるのか?
ルールを先生に決めてもらい、子供たちに徹底を図る事とした。

IMG_1064.jpg
IMG_1065.jpg



一方、ヘルスチェックの方では「半数以上の子供に虫歯」が確認され、
今までお土産に「キャンデー」を持ってきて子供に配布していたが急遽中止して、
代わりに「歯ブラシ&ペースト」を学校に設置して(学年毎に教室に設置:個人用)
「学校に来たら歯磨き」という習慣を作ってもらう事とした。
夕食後の歯磨きは家庭でしてもらう事とした。
歯磨きセットの配布は、次回訪問時とした。(低カーストの子供には虫歯はない)

しかし、低カーストの子供たちは一様に「カルシウム不足」のため、
この「カルシウム」を補う「栄養剤?」を持っていくことにするが、
限られた期間(3年間)で良いのだろうか?
極めて疑問が残る。

そして、現在17名の支援児童だが、さらに10名を追加するための人選を急いだ。
これは今年11月からの支援児童となる。
しかし、この間にも今まで支援していた子供の中で学校に来ない子供のフォローをしなければならず、
一度に仕事が増えた。

今回も2人の子供の家に行き、学校へ来るよう説得。
しかし極めて難しい家庭状況で考えさせられる場面が多く、一挙には解決できない状況である。

具体的には、なぜ学校に行かないかと聞けば「食べるものも無いので」と言う子供に対して、
親は、家では、半月分の食べ物しか収穫できないため、
両親が他人の畑で仕事をしてこないと残りの11か月と2週間は食べ物が無い状況から、
家には子供たちだけになり、
「学校に行ったか行かなかったかは分からない。学校には行くようにと言っている」と言う。

学校に行っても食べ物も出ないので「お腹が空く」。
だから山から食べられそうな物を採ってきて食べている。
だから学校に行けない。
と言う子供の答えに、「どうすれば良いのか、心が痛んだ」が
明日は学校に来てくれると言う返事をもらい、次の児童の家に向かった。

この家庭はカミ民族と言う極めて低いカーストの子供である。
せめて、「カジャ:昼食」だけでも彼に支給すれば学校に来てくれる事は間違いない。

以前の学校作りの際「給食を配布」した事もあったが「経費」が大きな負担になった事を思い出し、
「この子一人なら私個人が・・」と思わずにはいられなかった。
現状では「どうしようもない」のが「悔しい!」

この状況を「どうする!」今後の課題である。
しかし、対処方法を急がねばならない!
子供のお腹は「空いた」ままである。






では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2013/05/01(水) 13:58:59|
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コメント

里芋

里芋の軸には、カルシウムがとんでもなく含まれています。
他の野菜とは比べ物になりません。
数値は覚えていませんが
乾燥させて表面の皮を剥いでから食べるといいと思います。

里芋を作ると軸がとんでもなくできますよね。もちろん、芋も食べられるのですから最高ですよ!ただ里芋は肥え食いですから肥料が必要ではありますが
  1. 2013/10/24(木) 17:06:24 |
  2. URL |
  3. パーフェクト農民 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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