ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

心の中の「葛藤」!

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今回は、支援先の部落やネパール人との関わりから起こる「葛藤」についてお伝えしたい。
ここでは、決して表には出さない感情ではあるが
「どうしようもなく」怒りが込み上げてくる時が月に1度や2度はある。
例えば「時間」である。

先日、カトマンドウの私のよく通うレストランで働いている、ネパールの若い男性が
「ここの仕事は午前中だけで、後の仕事が無い」と聞かされ「銀杏旅館」では働けないか?」と相談を受けた。
私は「銀杏旅館」では間に合っていると答え、「どんな仕事をしたいのか?」と尋ねると
「外国人を相手の仕事であれば、どんな仕事でもOK」と、何でも出来るような話しぶりであった。

以前からカトマンドウに長期滞在している日本人の方に
「誰か品物の買い付けを手伝ってくれる信用の出来る若いネパール人は居ないか?」と聞かされていたため、
「直接会って話してみてくれ」と携帯で連絡して彼を呼び出し、
同時に日本人の方からの「特殊な衣類の布地を持ってくるように」との注文を伝え、時間と場所を指定した。
「必ず何時までに」と念を押したにも関わらずネパール人は来ない。

二人だけの約束であれば我慢もするが、第三者が居る場合には別である。
しかし、来ない。
「怒っても仕方のない」事は十分承知しているが、それでは「仕事」が進まないばかりか、
折角の仕事を得る機会を無くす結果となる事を彼らは知らない。

私と日本人の方とネパール人の場合。
私と日本人が2時間近く待たされる事となった。
話しても彼らには「遅れた事の重大さ」が理解できないのである。

今回の問題は3人で話をする必要性から「時間厳守」を伝えたのだが、
いつものネパール時間でしか待ち合わせ場所(タメルにある、ちくさ茶房)に来なかった。

この日本人の方はアジアン雑貨を扱う方で、ネパール人の彼が私の要求する品物を探せたら、
「今後彼を現地マネージャーとして契約してもいい。」とまで言っていたのだが結果はダメ。
粗悪な品物を提示してきて、「値段は彼の事前に調査した値段の2倍であった。」

1時間も遅れて来て「おはようございます」と挨拶をしただけで、遅れて来て二人を待たせた事の謝罪はない。
彼らに「罪悪感」はない。

ネパール人にとっての「時間」とは、「空気」みたいなもので「ただ」であるとの考えから、
こうした時間を合わせる必要性が理解出来ないのであろう。
それを許せない自分との「葛藤」がある。

私が日本人の方に「お詫び」をして別れたが、何とも後味の悪い仕事の斡旋であったと反省しきり。
「もう決して仕事の斡旋はやらないぞ!」と心で叫んでいた。


一点、朗報をお伝えしたい。
昨年まで支援していたトゥロパカル村で
「日本人の編み物」のデザイナー兼卸販売と、通信販売をされている
「あやさん:フルネームは差し控えたい」から「先日からトゥロパカルの女性たちに仕事を発注しました」との
連絡があり、やはり「素人」の私がやるより「プロ」にお願いする方が確実な事を悟った。
そして「よかった!」と心の中で喜んだのも事実。

「あやさん」にトゥロパカルまで足を運んでいただいて、
村人に仕事を与えてくれた事に感謝せずにはいられない。
彼女も「技術の流出」を防ぎながら仕事が発注できるため、私たちの活動の場まで動いてくれたのである。
今は、少しのお金でも、現金収入の道が切り開かれた事の喜びの方が大きい。







ネパールのお正月に行われる「どろんこ祭り」 IMG_0960.jpg
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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2013/04/23(火) 09:25:28|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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