ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

自立とは「自力で生活」が出来ること!

11月9日(土)天気:快晴 気温:16℃(早朝)湿度:55%


ティハールを目前にした、ここでの生活ぶりをご紹介したい。

現在3人の若者(ミナ・パトネ・サロジ君)と共に銀杏旅館を運営しながら、支援活動を続けているが、
その中で多くの事を考える。

何をもって「自立」したと言えるのか?
それぞれが結婚したらどんな事になるのか?
彼らに子供が出来たら?
などなど、考えれば限がない。

しかし、今は相互に助け合って生活と活動を続けている。
彼らの生活を私が助け、私の滞在ビザの取得と支援活動でのマネジメントを彼らが助けてくれる。
(勿論取得に必要なお金は私が払う)

自分で衣食住が確保出来、結婚まで出来るネパール人は極めて少ない。
多くは「親のすねかじり」でしかないのが普通である。
我が家の周りを見渡しても、結婚して子供も出来たが「親のすねかじり」で生活をしている若者が多い。
農家の仕事で男性が必要なのは極わずかである。

先日も、ベルギーの仲間「フランソワーズさん」たち6人が「銀杏旅館」に来られ、
現在の支援状況や今後の支援活動の在り方などを話し合った。

その中でも、ミナとその兄弟の将来の自立を話す時に「この銀杏旅館」を基礎に考える事は
「絶対条件」との結論であった。

彼らも、チベット難民の子供(ドルマ:現在は24歳になる)を養育支援してきて
多くの難問の結果フランスでの長期滞在許可(労働ビザ)を取得し働く事が出来るようになったと
「懐かしい名前」を聞き、その現状を話してくれた。今はフランスで働いているとの事。
彼女の事は随分前になるが、いろいろな難問が山積していてネパールを出国することすら危ぶまれていたが、
何とか「形:落ち着くところ」になったようである。(まずは一安心)

しかし、彼ら(フランソワーズさん)にはそれぞれ体に障害があり、
ご主人のエディーさんは「心臓の手術」を過去に3回も受けていて、それでもネパールで支援活動をと来られている。
一方フランソワーズさん自身も足に障害があり、
ネパールに来る2か月前に手術を済ませて来られている事を知り、「凄い方々」だと感銘した。

彼女には2人の娘さんが居て(現在は父親の元)毎週末に彼女の家に泊まりに来るそうである。
そろそろ、年ごろ(17歳の双子)で心配な事が多い。
私もこの二人には以前会っていて、まだほんの子供にもかかわらず、
とっても可愛い姉妹?ツインであった事を思い出した。

彼女は10年ほど前に離婚して現在のエディーさんと「同棲」、つい先月結婚して、
今回のネパールは「新婚旅行:ハニームーン」だとも話していた。

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銀杏旅館での楽しい食事風景
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スクテの子供たちと遊ぶフランソワーズさん






当初、この「銀杏旅館」は将来、売却する予定で建設し、
そのお金で彼らの好きな場所で自立させる考えであったが、ここを生活の基盤(職場)とする事が最善の策と考えた。
折角ある「職場」を放棄する事は、まさに「もったいない」だけで、ミナや兄弟にとっては確実な就職先?である。
あまりに身近すぎて見えていなかった。

ここで気づいた事は「自分が動けば、必ず何かが変化する」と言う事であった。

彼らもスクテの学校の設備支援をする約束をして昨日(11月8日深夜)ここ銀杏旅館からチャーターした
ジープで空港へ行き帰国。

翌日9日はカトマンドウでコングレスパーティーのストライキ。
間一髪で出国していった。


「人生は綱渡り」でもあると感じたのも事実である。
人は「安定した生活」を求めてはいるが、「本当の安定」などありはしないのである。
なぜなら「常に動いている人生」では何処で何があっても「不思議」ではないからである。

少しでも「安定した生活」を求める事は当然だが、川の流れを止めるのと同じであると知るべきであろう。
「動きがあれば変化がある」事は道理である。
本当の安定とは人が動かなくなった時であろう。



満月の夜
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では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/11/09(金) 13:05:55|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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