ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

「嫉妬」そのⅡ・・・ 生活編

9月30日(日)天気:晴れ 気温:21℃ 湿度:55%


前回は、支援先の部落での「人前で物をあげた時の嫉妬」であるが、
今回は日常生活の中での「嫉妬」についてお伝えしたい。

ここサンガでの生活のため、「銀杏旅館」を作っていた時には村人が何回も見学に押し寄せ、
家の構造から家具類まで点検して行った。
そんな事から、家の状態はよく知っている。

近所の男性数人がやってきて「バスルームを使わせて欲しい」と言ってきた。
ネパールでは基本的に「水のシャワー」しかなく、お湯のシャワーなど使った事のない人たちが殆どである。
(街の人は別)
従って「珍しさ」もあってか「シャワーを貸せ」と言って来たのである。
しかし、はじめに貸すとその後何回も借りにくることは明白で、当然「ゲストだけだ」と言って断った。

その数日後、我が家の家の前に「チョータラ:憩いの場」を作るが、寄付金を出してくれないか?と言って来た。
通常「寄付金」は他の家の3~4倍は支払っている事から「OK」
しかし幾ら必要なのか?と聞いたところ「分からない」との事。
それでは寄付のしようがないので、決まったら教えてくれるよう伝えたが、
翌日「石・セメント」を出してほしい。との答えであった。

残りの材料は「砂とジャリ」だけで必要経費の65%ほどを要求された。
そこで、「セメント」だけなら寄付する。と答えたが「駄目だ」「石」も寄附して欲しい、と譲らない。
仕方なく了解した形になっているが、未だ工事を始める様子でもなく彼らが言ってくるのを待っているだけである。
後、半年もすれば言ってくるだろう。
これなどは、「シャワー」を貸してやれば無かった「嫌がらせ」だろうか?


先日、サンガ(我が家のバス停)からカトマンドウに向かう車中での出来事である。
カトマンドウまでは順調に行けば約1時間である。
そのため、何時も「単行本」を持参し「読みながら」カトマンドウに向かう。
座席に座ってザックから「単行本」と「小さい眼鏡(ケース入り)」を取出し
「しおり」のところを開いて読み始めた。

隣に「おばさん?」が座っていて「私の動作」を「ジーット」見ているのが分かる。
それを無視して「読書」に入る。
すると「おばさん」が私の「老眼鏡」を指さして「貸してほし」と言ってきた。
彼女も何かを読むのかと思ったが、「本や新聞または書類」などは持っていない。
「どうして?」と聞くと、ご主人が眼鏡を必要としているとの事。

とんでもない事である。
ここで眼鏡を貸したら「どうして戻して」もらうのだろう?
「駄目:ウンダイナ」と言って断ると「今私が使うから」としつこく言ってきた。
折角読み始めた「単行本」であるが、中断して「おばさん」に貸した。

すると「ケースは」と聞く。
なんで?
今使うのに何でケースが必要なのか?と聞くが返事がない。

彼女は私の持っていた携帯用の小さい眼鏡が気に入った様子で、
「カティ!」と聞いてきた。
「幾らだ」と言っているのである。
「100円:100Rs」ではどうか?

これには参った!
まだバスに乗って10分も経過していない。
残りの時間を「おばさん」との交渉が続くと思うと「うんざり」してくる。

何とか眼鏡を取り戻して、座席を移動しようと探すが立っている客も5~6人居て無理だと言う事が分かった。
あきらめて、眼鏡と「単行本」をしまい「狸寝入り」を決め込む。

カトマンドウに着いてバスから降りたら、また「売ってくれ」とついて来られ「ほとほと手を焼いた」が、
考えてみればここには携帯用の「老眼鏡」などは売っていないのである。

しかし、神戸の百貨店で「1800円」で買ってきた「老眼鏡」を
そのままの値段では、彼らは決して買わないし買えない。
通常の老眼鏡であれ500~700円ほどで購入できるものである。
ただ携帯用はない。
だから彼女が「食い下がってくる」のである。


ちょっと愚痴になったがお許し願いたい。
さて、「嫉妬」であるが、これは「嫌がらせ」につながる事が多い。
ここでのトラブルの多くは「嫉妬」から無理な要求をして、それを受け入れなければ「嫌がらせ」と言う道をたどる。

バスの中だから良かったが、近所では難しい事になる。
少しずつではあるが、ここでの生活方法が見えてきた。

でもほんの一部である。
これから「まだまだ」多くの問題を投げかけられるであろう。
でも「ここはネパール」・・・・・・

(今回からゴシックでしたが読みにくければお知らせいただきたい)



添付写真は最近我が家の近くに作られたインターネットのタワーであるが
全く「命綱」を使わずに作業する彼らを見ていて「命」の値段?を考えさせられた光景であった。
(上から見るとサンガの街は300mほど下に見える)

IMG_0004.jpg

IMG_0002.jpg

IMG_0006.jpg




またまた「ネパール人の好きになれない習慣」:
よく「淡が詰まる」と喉を鳴らして淡を出そうとする。
しかし、ここでは淡が詰まっている訳ではないが喉を鳴らし「つば」を吐き出す。
さらに、所構わず「吐く」。
この「ゲッゲッ」っと喉を鳴らすと、こっちまでも気分が悪くなる。
どんな「紳士」や「ご婦人・子供に」至るまでやるから始末に悪い。

以前中国ではオリンピック前には「淡やつば」を路上に吐くな!と言うオリンピック条例が出されたが、
一般市民は「何で?」と疑問ばかり、それでも条例だから多少は守られたが、
歴史的に続いてきた習慣は治るはずもない。
ここでも同じである。







では次回「ネパール通信」まで。


HPのご案内
http://gifu-nepal.jimdo.com/
Ichyo Group Sujita






スポンサーサイト
  1. 2012/10/02(火) 08:55:23|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<人間の基本的『欲求』 | ホーム | 「嫉妬」そのⅠ・・・活動の場合>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://nepalnepal.blog25.fc2.com/tb.php/155-46e0ecb0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ネパール通信 (323)
管理人よりお知らせ (6)

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード