ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ホームステイを終えて

今回は、北九州の学生さんお二人のそれぞれの

ラムチェ・ツルチェ村体験報告を掲載していきます。


まずは中村さんの感じたラムチェ村


こんにちは!ネパールでお世話になりました、中村です!
体調も大分回復し、明日からは就職先でインターン再開です。

さて、今回の旅で感じたこと、送らせて頂きますね^^
長文ですし、わかりにくい点もあるかと思いますが、ご了承を><

まずとてもよかったと思うのは、やはりラムチェに行ったこと。
ネパール初日に、筋田さんが「カトマンはネパールではありません」とおっしゃっていましたね。
ラムチェを下りてカトマンに着いたとき、それを実感しました。

夜明けに起きて、家畜の世話をして、食事をして・・・・と、
先進国にいたら考えられないほどシンプルな村での生活が
とても新鮮に、魅力的に思えたんです。
そして、とても無責任な発言かもしれませんが、
「そのままでいてほしい」とも思いました。

どちらが良い、ということは無いと思います。
ミナのような若者が都会に出て行き、
山岳地域の村が過疎状態になっても、
今のままが続いても。

うーん、やっぱり、
わたしが「そのままで。。。」というのは無責任ですね。
村の人たちにとって何がいいかは分かりませんし。

うまく言えないですが、「支援」というものは
絶対的な答えがないものだからこそ、
やり易くもあり、同時にやりにくいものでもあると感じました。
何を基準にしたら良いか分からないし、一方的でもいけない、難しいもの。

・・・それでも、子供たちのあの笑顔を見たら、
また行きたくなっちゃうのかなぁ、なんて。

よく分からなくなってきましたが(ごめんなさい)
考えてたことを再度考えながらつらつら書きました。

次に、残念だったこと、気になったことを少し。
ツルチェに行った時、ただ行くだけでなく、
持ってきた服を渡す瞬間に立ち会いたかったです。
ラムチェに帰る途中、新しい服を着てくれていたのは
見れたのですが・・・・・。
どんな顔して受け取ったのかなーということが気になりました。

それから、日程のきつさです・・・・笑
自己管理できなかった自分も悪いのですし、
2週間という限られた時間も原因なのですが、
真ん中に1日ほど、完全オフの日が欲しかったかなぁと思います。
ラムチェで気を張っていた分、
下山してから一気に疲れが出た感じもあったので。

最後に

全体としては、本当に行って良かった!と思える旅でした^^
体調を崩して、おいしい料理を心行くまで堪能できなかったのが
心残りですが、
今の時期に、あのメンバーでネパールに行けたこと、
たくさんの出会いがあったこと、
たくさんの「初めて」を経験できたこと
そしてラムチェに行けたこと
本当に感謝しています。

世界にはまだまだ知らない場所がたくさんあって
出会っていない人もたくさんいて
自分の知っていることなんてほんの少しで・・・・・・

けど、世界を旅するごとに、そういう気づきがあって、
いろんな偶然に感謝しながら「生きてるって素敵!」って
心から思えることが本当にうれしいです。
自分のことも、また少し分かった気がします。

筋田さん、本当に本当にお世話になりました。
デレデレ ダンニャバード!!
またきっとお会いしましょう^^


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続いて、北原さんの感じたラムチェ村



かなり遅れての報告ですが、無事(?)ネパールより生還いたしました。

ネパール入ってすぐに謎の発疹に襲われ、後半は体調不良。
なかなかいろんな意味で貴重な体験。
あまりに可愛そうなくらいブツブツができたため、
ホームステイ先のお父さん(祈祷師)に
おまじないをしてもらうという貴重な体験もしました。

帰国した日から通院して、太っい注射を打たれながら薬を飲み、

なぜが新しく蕁麻疹まででて痒い毎日ですが、
今日はダンスに顔が出せるくらいまで回復しました。

というわけで、少しばかりアウトプットしておこうと。

ネパール。
行くまで国名と場所くらいしか知らんかった。

私が海外に行く動機は「目的」があってこそだと思う。
会いたい人がいたり、見たいものがあったり。
けど、今回ははっきりとした「目的」がなかった。
予定表を見てもピンと来ないし、「行く」って言う事実だけ。

それくらい予想ができない旅に、期待と不安と半分半分。
結果から言うとね、一般的に言われる「途上国」、「貧困」を見たんだと思う。

難しい話をすれば、グローバル化は幸せの形を画一化してるなって思った。
物質的な豊かさが幸せの判断基準になってて、首都カトマンズは商業やお金の匂いでいっぱい。

間逆の景色は標高4000メートルの村にあった。

電気・水道のインフラなし。
窓のない土で作られた簡単な家。
ゴミを道端や外に捨てる習慣。
お風呂(水浴び)は週に1回という概念。
家畜が家の中を歩き回る。
濁った飲料水。

けど、「途上国」とも思わなかったし、「貧困」だとも思わな
かった。
カトマンズでは見ることのできない純粋な人の心や笑顔、
本当にシンプルな人間の生活の原点がそこにあって、
カトマンズで見れば哀れに見える人の格好も、
ラムチェ村やツルチェ村では「当たり前」のよう。

化粧をする気にもならなかったし、
お風呂に入らなきゃとか、洗濯しなくちゃとかもそんなに思わず。

いかに、私たちが周りの「あるべき姿」の枠に自らはまろうとしているか。
比較対象がなく、皆がその生活の中にいれば気にならないものだ。

途上国と呼ばれる国々は欧米先進国の市場と化し、
様々な商品をはじめとした欧米的価値観が輸入されることで、
それまでの生活は「過去」の産物、「古いもの」になってる。

きっと一部の旅人はそういったことを思っているんじゃないかな。

今回、私は目の前で起こる様々な現象を「異文化」として見てた。
それは上に書いたようなマクロな視点ではなくて、
すごく人の生活に密着した主観的な視点で。

それがいいとか悪いかは別として、
私には今まで見たことない知らない文化を見てるようでしかなくて、
いい意味で、哀れみの目なんかもまったくなくて。

私に彼らの幸せを定義する資格なんてないし、
私たちの「幸せ」の価値観を押し付けてはいけないと思ったから。
「途上国」は、私たちが付けた「名称」でしかない。
「貧困」なんて言葉も、その基準は「誰か」が決めたもの。

個人的な主観で今回の旅を総括するなら、「幸せ」の形は人それぞれだということ。

だから、私も、私の幸せの形を持っていいと思った。

宗教色の薄い日本では、生活の規範はすごく曖昧で、
何が良くて何が悪いのか、倫理的・道徳的な規範もすごく見えづらい。
けれど、個人の権利を主張するわりに、
日本ではやっぱり皆と同じ色に染まったほうが生きていきやすい。

なんだか、日本の社会全体が方向性を見失ってるような、
そんな感覚に漠然と陥った旅でした。

人や情報に振り回されて、私までが方向性を見失いがち。
適度な思いやりを残して、やっぱり自分らしく生きたいなって思う。

今更ですが、私が内定した企業に決めた理由。
直感。

その直感を少し詳しく話せば、
公私がはっきり分けられそうで、
頑張りの結果は手元に評価として戻り、
頑張れるような環境は整ってる。

すごくドライだって思うかもしれないけれど、
こう思ってる人が多い企業で、尚且つ、
技術者のいる現場には私の大好きな熱いドラマがあって。

外資でありながらちょっと日本体質。
私の中の矛盾する要素が混在するような企業で、
すごく共感して、「ここに1年後いるんだろうな」って思った。

会社でやりたいことあって、
条件も待遇も見ずに「やりがい」だけで会社を選んだ人、
すごいなって思うけど私にはできない。

私はまだ着飾ってみたいし、
素敵な造りの家に、大好きな家族と住んでみたい。
海外旅行にだって行きたいし、
ポールスミスのスーツだって着てみたい。

でも、それでいいって思う。

私にしかない幸せの形のヒントって、自分を尊重してあげることじゃないかな。
人に胸張って言えない自分の一面を受け入れれたら、
まったく違う価値観の人まで「それでいいじゃん」って
尊重してあげれるようになったりして。

それで、自分を解放させることができたら、
次は自分のためじゃなくて、人のためにに生きることに専念しよう。

なんかね、無理しない生き方ができるような気がする。


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  1. 2008/09/25(木) 15:10:00|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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