ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

「嘘」・・・

6月29日(金)(天気:気温:&湿度:は計測機器がないため記載できない。)


これは日本からの配信である。

先日26日にセントレアに午後2時に到着。
アブダビでは乗り継ぎ時間が短かったので、暑さは感じなかったが、
日本ではイミグレーションを出た瞬間に【めちゃめちゃ暑い!】


今期最後のトゥロパカル訪問は、前回校長先生から「始業時のベル」をとの事で、
学用品の他に、ブロンズの丸い板で直径20Cm厚み6mmの「ベル?」を持ってトゥロパカル村へいった。
季節的に村ではいっぱいの果物「アルーツア:あんず?」を沢山食べさせてもらった。
これが実に「美味しい」果物でちょうど「ピンポン玉」くらいの大きさである。

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庭に実をいっぱいに付けた枝が「重みでしなって」いた。
出迎えの子供たちと一緒に学校へ着くと、他の子供たちが待ちうけ、
手に手にアジサイの原種のような花を小さな両手にいっぱい持ち、私に生徒全員が渡してくれた。
(当然2~3人で私の手もいっぱいになるため、先生が机の上に置いてくれた。)

制服とスリッパは名前を呼んで、一人ひとりに渡したが、
鉛筆や消しゴム・鉛筆削りとノートは一列に並んでもらい前の子供から順に渡していった。
先生たちも慣れたもので、私が持っていった「キャンデー」を忘れていたのを、
文房具の配布の終わった子供からそれぞれに手渡してくれた。

以前送った「マドラー:太鼓」はまだ修理してなくて「天井に吊って」あったが、
既に皮が「ねずみ」に破られていて使えないのである。
私が「直してから吊ってはどうか?」と言うと、「ここを置き場所に決めた」と答えて
「どうだ」と言わんばかりの真顔で私を見つめた。思わず「笑ってしまった」。
もっと早くからこの場所に置けば「ねずみ」の被害には合わなくてすんだのに・・・と思ったが、
その言葉を飲み込んだ。言っても仕方ない事と思ったからである。

無事、全ての文房具とスリッパ・制服を手渡し授与式?は終了。
しかし、先生方は「不満顔」でこの事は前回の通信でも記載したので割愛する。

ここトゥロパカル村の支援も4年目が終わろうとする中、支援している子供の家庭にも変化があり
「ここトゥロパカル村の支援を卒業」出来るような状況を確認してきた。
「家出のお父さん」が1年半ぶりに帰ってきたのである。
家族に黙って遠くの町で「仕事」をしてきて、少しではあるが現金収入を得て帰ってきた。
病気の母親もバラビシの病院まで行って診察・投薬でよくなって来た。
しかし「お姉ちゃんの家出」は未だ帰らず。
でも、まずは「よかった・よかった」である。

学校での授与式も一応終え、炎天下での行事であったため、身体中「汗」が出ていた。
「あせびっしょり」の体を早く洗いたいばかりの気持をパンネちゃんが察して、
「お父さん、直ぐに帰ってシャワーを」と言ってくれたので「では今日はこれで・・・」と
お茶を用意してくれるのを断り、学校を後にした。

いつもお世話になるミナの叔父さんの家の庭で、ホースから勢い良く流れ出ている水でシャワーを浴びた。
最初の「奥さん」が水を入れるバケツを運んでくれ、小さい「ひしゃく」を渡してくれた。
「ダンニャバード」と言うと「むにゃむにゃ」と何かつぶやいて行ってしまった。(二人の奥さんが同居)
もちろん、海水パンツを持って行った。

気分爽快の中で二人目の「お母さん」が地鶏の卵を4個持って来て「今食べるかい?」と言ったので
「食べる・食べる」と言って待っていると、ネパール式にフライエッグが出てきた。
海水パンツ姿で食べた。
作り方は極めて簡単で、4個の卵に塩を少々入れてかき混ぜ油を引いた(大目に)フライパンで揚げただけである。
(揚げ卵といった感じのフライエッグ)

翌日は早朝家路に付いたが、昨日まで何事もなく通れた道ががけ崩れで「工事中」との事。
カリチョールで3時間ほど待って動き出した車に乗る。午後6:30ごろ帰着。
でも無事でよかった!
また、トゥロパカルに戻ることにでもなったら、それこそ「大変」である。

さて、今回はもう一つお伝えしたい事がある。
それは、ここネパールにおける「嘘の本質」と日本における「嘘の本質」の違いである。

日本では・・
「嘘」:それは大きく3つに区分する事が出来る。

1:人を傷つけないための善意の「嘘」
2:人を陥れ・傷つけ・利権・主張を固守する「嘘」
3:自分の知らない事を「知った振り」をする見栄と言う「嘘」
  
この何れも「嘘」と言う言葉で言い表すが、所詮「嘘」は「嘘」であり、何れ相手に知れる事となる。
その場限りの言い逃れにしかならない。
善意の「嘘」も全てが良い訳ではない。
出来ればこの「嘘」もつかない事が望ましい。
必ず「何れ知れる事」と理解すべきである。
日本政府や関電の嘘は「2」の嘘である。

ネパールでは・・
役人から商人・一般の人々まで、「嘘」の塊のような「人間関係」である。
親族のみ「本音」が飛び交う。
従って、ここでの生活にはかなりな部分「生活の自己防衛」のために、「嘘」をつく。
自分の行動を他人に知られないために・・・(習慣でもある)

例えば、外出時「何処へ行くのか?」と近所の村人に聞かれたら、
本当はカトマンドウへ出かけるが「バネパに行く」と言うような「挨拶代わりの嘘」をつく。
ではなぜこんな「嘘」をつくのか。
途中で「襲われる」事もあったり、行った先で「騙される」事もある。
だから、誰も「本当の事」を言わないし相手も本当だとは思わない。
でも「何処へ行くのか?」と聞いてくる。
サンガに来た当初は、全て本当の事を言っていたため、「ミナに強く叱られた」事を記憶している。
今では私も適当な場所を返答して「挨拶がわりの嘘をついて」分かれて行くのが常である。
(嘘をつくと自分が自分でなくなる感覚と心が苦しくなる)

今日から8月7日までは「暑い日本」での報告活動となる。



6月24日の我が家近くで起こった「事故」IMG_3410.jpg




では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/07/01(日) 08:12:41|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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