ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

子供たちの時代に・・・

5月20日(日)天気:快晴 気温:24℃ 湿度:42%


今日はストライキ(バンダ)3日目である。(22日まで)
国道にはバスも車も仕事の車も走っていない。
子供たちがクリケットで遊んでいるのみ。

今回は、今の日本の「社会は・親は」子供たちに「何が残せるのか」について考えていただきたい。
世界には、発展途上国と言われる国々が数多くある。
内戦や異なる宗教・果ては歴史的紛争まで「争い」の原因は数々ある。

中でも、援助と言う名の侵略?は一種の「騙し」でもある。
日本の「経済発展の源」は、こうした発展途上国と言われる国々から原材料を輸入(搾取?)する事から
成し得た発展とも言える。

「ネパール通信」では、こうした国々の内容を極力避けて「ネパール」に絞った形の「通信」を配信して来たが、「ネパール」だけでは説明出来ない状態になりつつある。

インド・中国からネパールが輸入している「生活必需品や石油燃料」は粗悪だが、
彼らの輸入出来る価格で手に入り村々の生活環境を少しずつ変化させて来た。
ただし、石油燃料だけは年々高騰を続けて、今や日本と同じくらいの値段である。
(1リットル当たり140~150円)

闇の値段はもっと高い。
従ってタクシーやトラックまたはレンタカーなどの値段がどんどん値上がりしているのが現実である。
「使い捨てライター」や「携帯電話」は今やどんな田舎に行ってもある。

先日、支援先であるトゥロパカルでは「大きな発見」があった。
「いろり」の火種である。
3~5時間前に使った「火」に「灰」を被せて消しておいた状態から、「火吹き竹」一本で再び「火」を付けていた。
「すばらしい」ことである。
主人に聞いてみた。

「もし、ライターもマッチも無かったら」どうして「火」を付けるのか?
主人は古い皮製品に取り付けられた「金属片と石」を持ってきて「昔はこれで火を付けていた」と言って
見せてくれたが「正に火打石」である。
「今でも使うのか?」と聞けば、当然のように頷いて「使う」と答えた。

私もやってみたが、なかなか火は付かない。
彼らは山へ入り仕事(森林の伐採など)をする時には、必ずこの「火打石」を持っていくそうである。
主人はものの1~2分で枯草に火を付け、小枝から薪へ火を大きくしていった。
「これは何時からあるのか?」と聞くと「知らない」と答えて「昔からある」と答えただけで、
中国製の「使い捨てライター」でタバコに火を付けた。

この「火打石」は、山村の家に行けば必ず一つはある。
日本では考えられない事である。

文明が進んでも昔の方法を捨てない人々に多いのは、例え安くてもお金が必要な方法より、
「ただ」で出来る方法を決して捨てない。

今、日本人が一番考えなくてはならないのは「子供の時代」ではないだろうか?
その上で「何をすべきか?」であろう。

子供たちに一体「何が残せるのか?」
・汚染された国土
・毎年膨れ上がる国債の付け
・物凄い円高
・荒廃した社会構造

これらを整理した上で残したいものである。
全ての大人たちが、この責任を痛感した時こそ出来ることである。
でもこの責任の分からない人々が絶対多数の日本!
残念の一言である。

子供たちが生きていける社会を目指す人々は、「絶対多数の鋭い眼差し」と戦わねばならない。
絶対多数の人々は「動かない」「動けない」

極少数の人々によって「子供の時代」は救われる。
決して「諦めない」人々によって!
何時の時代も同じである。

今からでも遅くない。
子供には「サバイバル精神」を教え実践すべきであろう。
野外授業の形で。

火も点けられない・食べ物も作れない・夜露を防ぐ家?も作る事もできない・衣類?を作ることもできない・
全て与えられるものしか使えない・食べられない人々には、これからの未来はない。
応用のきかない人々には、これからの未来はない。

ナイフは「危険」?
ライターは「危険」?
だから子供には使わせない?
それでは子供たちは何も出来ない。
多少の怪我は、勉強である。
命を守るための・・・・・・・・。





ポカリナランタン(我が家から車で6時間)で撮影した今年最後のラリグラス(石楠花)とタルチョーラリグラスとタルチョー

ラリグラスとタルチョー2





では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/05/22(火) 05:38:56|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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