ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

タルチョのリニューアル儀式

4月16日(金)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度:37%


今回は、我が家「銀杏旅館」でのチベット仏教における「のぼり旗」の取替え儀式の模様をお伝えしたい。
天気の具合が今一はっきりしない4月10日は、以前から計画していた「旗の取替え式」の日である。
玄関前に設置した「ポール:約6m」の旗を1年に1回の頻度で取り替えるのだが、これが一台行事である。

ミナのお父さんとその仲間のお坊さん(ラマ)によって一切が取り仕切られて、早朝から夕方まで「お経」の連続である。
もちろん、ミナのお父さんは「ラマ」である。
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日本と違い「お経を聞いている我々も参加」するため、抜け出す分けにはいかない。
沢山の「ろうそく」に火を付けるのは私の仕事である。
この「ろうそく」は「ギュウー」と言われる乳製品で、牛乳を加熱して出来る脂肪分(上に出来る脂肪膜)を集めて、
何時間も加熱を繰り返して作るが、食用でもあり仏教行事の「ろうそく」としても使われている。
有名なチベットのポタラ宮殿の中でも、この「ギュー」の「ろうそく」である。(日本で使われているような蝋燭とは材質が違う)
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ミナやミナのお母さんは、お茶やお酒の配膳、食事の準備で大変である。
一番下の弟(アシス君)は肉や野菜・さらには果物の買出しに忙しく「訳の分からない私だけが暇」であるのが残念?でもある。

この儀式は通常6~8万Rsほどかかるが、ミナのお父さんが仕切るため、激安(1万Rs程度)で出来る。
村人の参列者も多く、道路に面しているため「お経」を聞きつけ、家の前を通る「仏教徒」も入ってくる。

ここでは、ヒンズー経と仏教は一緒に「崇めて」いるため、
お経を唱えている「8時間」あまりは「引っ切り無し」に来客があり、
それぞれ「お賽銭?:20~100Rs」を持って来てラマに「厄除け」をしてもらいにくるのである。
ネパールでは「仏教徒」は全体の僅か15%ほどであるが、国民の殆どが両方の宗教を使っているのが実情である。
日本でも「お正月」には「神社」へ「お盆」には「お寺」へと言った具合に両方を使っているのと同じ感覚である。

さて、肝心の「儀式」であるがミナのお父さんは分厚い「経典」(短冊のような)を取り出し、
二人で輪唱するように読み始めた「お経」は聞き覚えのあるメロディーと共に、
「でんでん太鼓?」や「手持ち用の鐘」を鳴らしての読経で結構楽しめるものであった。
なぜ「聞き覚え」があるかと言えば、ここでは「お経」の音楽が多く売られていて、
カトマンドウの街ではこの「曲」が大きな音で流されているためである。
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こうして延々4時間ほどの読経の後、昨年から使っていた「旗」を取り替え、今年買ってきた旗と交換して固定。
参加者の「厄」をいっぱい含んだ「お米」をプラスティックの袋に入れて旗の一番上に取り付けて「掲揚台?」に立てる。
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その後、読経の中、私がメインでミナのお母さんと弟が加わり、旗の柱の周りを「柱」に触りながら回る。
この場合ミナも居たが、彼女は「私は駄目」と言って参加しなかった。
4~5回ほど回って一応の儀式は終了するのであるが、この間にも「厄除け」の依頼者は待っていて、
これの対応をしなければならない。

こうして、朝9時から始まった儀式は夜7時ごろにやっと終わったが、
お茶や食事をする客が残っていて結局夜8時半ごろまで掛かり我々の食事となった。

これだけの、大きな行事を日本でやれば何十万円も必要になるだろう。
この行事を終えて、「宗教」って何だろう?っと言う疑問が頭をよぎる。
やはり、「心の拠り所」と考えるべきなのか?
極貧国ネパールだから、「神にすがる事のみ」が自分で出来る仕事だからか。





ネパールのお土産?:今回は、ネパールの「和紙」をご紹介したい。
ここの和紙は壁紙としても使え、名刺や行灯さらには手帳や日記帳など多くの民芸品として売り出している。
種類はめちゃめちゃ多く、添付写真は極一部のものである。

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では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/04/16(月) 23:51:34|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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