ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

三度の「ネパールマインド」

4月7日(土)天気:午後雨 気温:21℃ 湿度:55%


今回は、以前にもお伝えした「ネパールマインド」について再度お伝えしたい。
物質的先進国?である日本から見れば、ここネパールでは改善しなければならない箇所、
例えばゴミ問題・エネルギー問題・ライフライン問題などなど、言い出したら切が無い。

しかし国民は全く「無頓着」。
なぜなら、大多数の国民は諸外国を「知らない」からに他ならない。

最近では「出稼ぎ」から帰国した人々によって「少しずつ」ではあるが、変化しつつある。
ゴミの無い町や整備された道路などは、彼らから見れば「なぜ?どうして?」と言った疑問であろう。
ゴミがあっても何の違和感もない彼らであるが、清掃の必要性は理解していても
「自分の家の中」だけのことであり、道路が汚れていても「ただ鼻を押さえて」歩くだけで、何もしない。

こうした環境下にあるネパールではあるが、なぜこうも毎年観光客が来るのだろうか?
やはり、それに見合うだけの魅力がある。
・世界の屋根ヒマラヤ
・仏教徒もかなり居る国
・ヒンズーの国(インド・ネパールのみ)
・諸物価が安い(東南アジア全般)などなど
・特に日本人には馴染みのある顔が多い(モンゴリアン系)

こうした事から、親近感が溢れ「ナマステ」の挨拶にも気軽に答える事ができる。

ただし、「潔癖症」の方には無理な環境でもある。
・つばを吐く
・痰を吐く
・手鼻をかむ
・手で食事をする
・食器は何でも使う
・使ったら直ぐに洗わない
・トイレに「紙」がない(水と手で洗う)
・上も下も同じ「ほうき」で掃く
・洗面の際、タオルは使わない
・村では大地がトイレ(大人も子供も)

こうした背景には、「必要な時に」仕事をすると言った考え方があるようである。
今使わないのに綺麗にする必要性が「分からない」のである。

日本でも、今から100年前を考えれば「多少は理解」できるが、全く同じではない。
勉強は全て「暗記」方式で、与えられた教科書を「暗記」するのが「勉強」である。
従って、ここでは「独自の発想」などと言った考え方はなく、
それは各自が自分で理論構築し「築き上げる」ことしかないのである。

日本の今の教育も多少にかよった部分もあるが、「考える」ところがまだまだ残っている。
明治・大正・昭和・平成と時代が変わっても、日本では「不便」が物づくりを推進して来た。

また、物づくりを推進出来る環境をも作ってきた。
この環境とはエネルギーや原材料であるが、全て輸入であるにもかかわらず推進出来た事は、
やはり考え方であろうか?

自然の乏しい日本では「この方法しかなかった」と言っても過言ではない。
しかし、ここでは「不便」を感じていないため(当たり前)物づくりが進まない。

工業製品は全て輸入品で、しかも「極めて粗悪品」である。
こんな国で一体どんな「工業」が成り立つのだろうか?

陸続きで輸入が容易な国ネパールでは、昔からインドとの交易は盛んで、ここ20年ほど前から中国も参加。
「いまさら工業でもない」と言った、考え方が出てきても不思議ではない。

日本の場合には「周りが海」と言う国境があり、「自分たちでやらねば」と言う気持ちが
「国の工業推進」を図ってきたと考える。

全て手作業に頼るネパール製品は、決して高価ではなく一般の人々が購入出来る価格設定となっている。
ただ「水」は確保できる事から「発電」は出来る。
唯一のエネルギーであるが、十分とは言えず常に「停電」があり、
(もちろん計画的に)これが結構頻繁に実施される。

交易の関係からインドに「輸出」しかも国内より安く売られている現実を考えると
「周辺諸国」に搾取され続けていると言わざるをえない。

でもネパールとしては何も出来ない。
この現状を踏まえて「支援活動」をしなければならない。




ネパールならではの「おみやげ?」:今回は仏具の一つである「蝋燭たて」を紹介したい。
台座の部分がネジになっていて、上の「蓮の花」の部分を開いたり閉じたり出来るものだが、
肝心の蝋燭を立てる部分が小さいのが「難」である。
しかし日本で仏壇に使う蝋燭程度であれば問題ない。


IMG_3081.jpg>「蓮の花」が開いたところ

IMG_3082.jpg>「蓮の花」が閉じたところ

では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/04/06(金) 17:46:26|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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