ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ホーリー(厄払いの行事?)‏

3月9日(金)天気:快晴 気温:15℃ 湿度:30%

今回は3月7日(水)の「ホーリー」と言う奇祭?についてお伝えしたい。
このお祭りは、ヒンズーの神話に端を発している。
「人々を苦しめている悪い神(ラッチェス)がビスヌーン神にククリ(刀)で退治され、
人々に平穏な生活を与えた。」と言う神話から始まっている。

赤色はラッチェスが殺さぁ・・た時に出た「血」の色で、この血の色を付け合う事で、
付けられた人の病気が治るとも伝えられている。
そのため、この日には走っている車やバイクにも色の水を掛けるが、
掛けれた方も「今日は仕方が無い」と諦める。

街でも村でも同様だが、村の場合には隠れる場所が無いため全身「びしょびしょ」になるまで掛けられる。
顔や髪の毛も色んな色を塗られて、「仮装行列」をやっているようでもある。
街では、屋上からも「ビニール袋に入った色の水」がちてくるから始末に悪い。
観光客もネパール人も一緒である。
ホーリー2

この日は、色を付けられる目的で「白」の衣類を着て出歩く人も多い。
なぜなら、色が目立つようにとの考えからだそうである。
こうした行事は全て「太陰暦」で行われ、大きな行事は「満月」の日に設定されている。
だから、毎年違う日にちになるのである。

ネパールには、多くの神話や伝説、または言い伝えなどが色濃く残っていて、人々もそれを信じている。
日本でも、昔はこうした言い伝えや神話などが、生活の中に生きていたが、
今ではかなり「色あせた」状態で、誰も信じている人も居ない。
非科学的な部分は「信じない」とする考え方が主流になった。

ネパールでは、この言い伝えや神話が実生活の中に生きていて、多くの人々(含むミナやその家族)が信じている。
先日も夕食後、パトネちゃん(ミナの弟19歳)がお父さん「今日の夜は絶対に外に出てはいけない」と私に注意した。
例え「トイレでもだめ」との事。
なんで?と聞くと、「夜12時ごろ女の悪い神様がシャワーを浴びる」から、それを見ると食い殺される。と言う。
彼らは「本当に信じている」ようで、私も「夜は外に出ない」と約束した。

私の・・小さいころにも母親から「夜は悪霊の時間だから外に出てはいけない。」と言われた記憶があるが、
現役時代にはとてもそんな事を信じていては仕事にならない。
夜は「遊び」の時間で、飲み会などには好んで出席したものである。
文明の進化とでも言うのか、「色あせた神話や言い伝え」が記憶から消されていくのも「寂しい」気がする。

ここネパールでは、まだまだこうした文化が生き生きと「うごめいて」いて、
周りにはいっぱいの「霊」が居る気配さえ感じられるから「神秘的」と言う表現が正しいのかもしれない。

添付写真は我が家の前で繰る広げられる「水掛」ごっこ?であるが、
20歳を超えた男女が一緒になってしているから面白い。
ホーリー1





ネパールならではの「おみやげ?」:今回は、数珠を紹介したい。
日本でも「長野の善光寺」などで売られている「ルッドラクチャー」と言う木の「種」から作った数珠であるが、
日本のものは「磨かれて」つるつる・・になった物を直径15Cmほどの「輪」にして1000円~3000円で売られている。
ここでは直径が30Cmほどもある数珠で108個の種から作られていて、
さらに房には10個の小さな玉が通してあり、「お経」を何回唱えたのかをカウントするように作られている。
種の大きさもさまざまで、小さいほうが高い。(作るのに困難だから)
この数珠はヒンズー経の数珠として使われている。
数珠1

では次回「ネパール通信」まで。



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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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