ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

日本人にとって「見栄」の意味とは?

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「見栄」とは:他人を意識し、自分をよく見せようとすること。(広辞苑)
今回は、「他人に良く見せたい」と思う心や「優越感」についてお伝えしたい。

見栄って、本当に必要なのだろうか?
今の日本では「見栄」の影響が個人の生活を脅かしていると言っても過言ではない。
無理して購入する「車や不動産・衣類に装飾品などなど」実生活に潤いをもたらすのは事実だが、
借金に追われる生活では潤いにはならない。
生活するのに最小限の「身だしなみ」さえあれば十分生きていかれるのに・・・・っと思うことが極めて多い。

この「見栄」と言う厄介な感情は、人だけが持つ特殊な感情であろう。
動物にはない。
動物にあるのは「本能」だけである。

豚の散歩~ティハール10月27日まで 003豚の散歩


ここネパールではこの最小限の「身だしなみ」すら多くの人がままならない。
普段は衣服が綻びていようが、多少汚れていようがおかまいなしで生活している。
つまり「無い」のである。

結婚式・葬式など出席するのに服を友人から借りる人が多い。
装飾品は彼らの財産でもある金製品がほとんどで、証券類は一切ない。
持っている「金製品」を全て身に付けて出席する。
普段はイミテーションを付けるが、儀式には本物を身に付ける。
日本では、装飾品を財産として持っている人は極わずかであろう。(例外もあるが・・)
ネパールでは、それほど財産が少ないのである。

土地家屋にしても然り、特に街では借地借家がほとんどである。
つまり、街に働きに来ているのであり、夢として「将来お金を貯めて、街に土地を買い家を建てる」と考えているが、仕事が無くては何ともしがたいのが現実である。

私の知っているカトマンドウの「地主」はニューロード(日本の銀座と同様)に持っている土地だけで
数十億円の財産である。
その土地にビルを建て、貸間とし「店賃」を取っているが、その家賃の高いこと高いこと
「何と毎月10万円」は最低である。
街から少し外れた場所ならば2~3万円で借りられるが、商売となると、人通りの多い場所を選ぶため、
こうした金額になる。

旧王宮前の通りで、日本の旅行会社が所有していた土地約15坪は、昨年2億円で売却されたと聞く。
日本と比較すると安いようにも思えるが、ここでは「めちゃめちゃ」高い金額である。
それが30~40部屋を貸しているから毎月の収入は「凄い金額」である。
貧富の差は益々広がっていく事は間違いない。
持てる者は常に富、貧しいものは永久に貧しさから脱却でないのである。

そんな中、仕事を求めて街をさまよう人々が行き着く先は「騙す・脅す・盗む」と言った仕事である。
日本において、見栄こそ「豊かな生活」の敵であろう。
これを心豊かな生活になるまで「そぎ落とせば」いいわけであるが、
それが出来ないのが人間の性の悲しさでもある。
しかし、これをやっている人たちが多く居る事も確かである。

自分を必要以上に飾り立てるのを止め、必要以上に高価なものは買わないようにすれば済む事である。
エネルギー問題で悩む日本においては、是非とも必要な手段でもあると考えるが、みなさんは如何?




ネパールの習慣: ティハールでの儀式(ティカ)は鳥・犬・牛にもほどこされ、最後に家族に行われる。
ネパールでは男性または、男の子が頭を「丸坊主」した時、つむじ(頭のてっぺん)の部分のみ
頭髪を残す習慣がある。
家族に不幸があった時や日本の49日・1周忌・3周忌などにも同様に男性は「丸坊主」になる。


豚の散歩~ティハール10月27日まで 031我が家の「太郎君」がティカをしてもらったところ


豚の散歩~ティハール10月27日まで 033男の子の「丸坊主」の様子


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http://gifu-nepal.jimdo.com/



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  1. 2011/10/31(月) 09:22:22|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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