ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

再び「出稼ぎ事情」

7月31日(日)天気:雨 気温:21℃ 湿度:63%


最近の天候はほとんど毎日雨が降っている。
しかし、2時間もすれば雲は切れてきて太陽が顔を出すといった天気で、日本のような蒸し暑さは全く無く、
日中はちょうどいい気温であるが、朝晩は少し寒いくらいである。


今回は以前にもお伝えした「外国への出稼ぎ事情」について、もう少し掘り下げてお伝えしたい。
ネパール人の出稼ぎに行く訳は、ここでは「仕事」がない事である。
日本のような求人倍率?と言ったものの考え方は、昔(鎖国時代を含め)から無い、と言うより
働く場が無さ過ぎるのである。
言い換えれば、商工業といったものが極めて少ないのである。

ではなぜ?発展しないのかと言えば、需要がないからで、その需要はお金が無ければ出てこない。
一時的な借り入れでなく、何十年も定期的に入る収入が必要である。
現金収入の殆ど無いネパールの山村では、欲しくとも買えないのが現実である。
もちろん、生活必需品のようなもの例えば食品や衣類、建築材料などは需要がある。
でも、一次産業つまり野菜・穀物・果実と言ったものを除き殆どが輸入である。
(例外的にレンガやセメントは工場がある)

多くは中国やインド・タイ・韓国などで、一番多いのが中国製品である。
なぜ中国製品が多いのかと言えば「格安・隣国」である事が一番の理由で
インド・韓国製品は3割~5割ほど高い。
中国製品は極めて粗悪品が多く、ネパール人でさえ中国製品を馬鹿にしている。
(アジャ ツァー ボリ ツァイナ:今日は動いても明日は動かない)と言った具合である。
腕時計などは100Rs:120円程度から在る。
日本の、今は無くなった「昔の夜店」で売られていた程度の品質である。
これは全ての製品に言える。

鎖国以降、多くの子どもたちが(街に住む)学校に通いはじめ、政府もそれを奨励してきた。
しかし、高校や大学を卒業しても就職先が無い。
だから、20代30代の若者が男性女性を問わず、外国へ出稼ぎに出て行く事になる。
出稼ぎ先はアジアはじめヨーロッパ各地、さらに中東やアメリカと言った世界中に及んでいるが、
やはりアジアが一番多い。
最もお金になる出稼ぎ先は、戦時下における国々であろう。
つまり、「軍隊」である。
軍の最前線で銃を持つ仕事から、コックや門番や清掃などもある。
しかし多くは平穏な国々への出稼ぎである。

ここで考える事は、自給率である。
一次産業製品つまり、農作物などを除き殆どを輸入しているネパールでは、
輸入が止まれば国が成り立たないほど輸入に頼りきっている。
穀物・野菜・果物もインドや中国から輸入しているものも多くあるが、これは陸続きであり
弱い国と言う政治的背景や立地条件が、双方の需要と供給を図っていると言うのが正直なところであろう。

インド人とネパール人は、どちらも相手の国に行くのにビザは必要としない。
しかし、ネパールルピーはインドでは使えないが、インドルピーはネパールで換金せず、そのまま使っている。
これでネパールの経済が成り立つのだろうか?

インドルピーには「偽札」が多い事もあり、我々から見れば「国を乗っ取られる?」事など、
ネパールの誰も心配していないのは、インドの政治圧力なのだろうか?
不思議な国?である。

ネパール人は、中国へもノンビザで出入り出来る。(コダリからガサまでだが:別名密輸街道である)
そんな国になった訳は、「長い間の鎖国政策」による文明との乖離が一因であろうか?
それとも数多くあるカーストのせいなのだろうか?
ここのカーストの違いは日本人とアメリカ人ほどの違いがあり、全てのカーストは生活習慣から言葉まで違い、
当然考え方も違っている。

細かく分ければ100以上の民族が一つの国「ネパール」に居ると言うのが実態である。
今の海外出稼ぎ者たちが、国内で働ける工場や事務所・商店などが必要なのだが、
働く場を如何に作り出すかがネパール政府の課題であろう。
でないと、優秀な国民は全て海外に流れ出てしまう。




ネパールの習慣: 今回は割愛させていただく。





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  1. 2011/08/01(月) 14:40:39|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ネパール人は女っ垂らし

ネパールはインドの属国なのでインドルピーをネパールで使うのは良いと思います!インド人と違いネパール人は知能が低く何をやっても駄目な民族なのでインドの国に吸収併合された方がネパール人に取っても幸福です。ネパール人は怠け者で仕事が出来なく平気で嘘をつくので人に縋る傾向が強い為日本人女性と仲良くなります。
  1. 2013/11/20(水) 14:45:30 |
  2. URL |
  3. 北朝鮮 #z8Ev11P6
  4. [ 編集]

>北朝鮮さん
同感です。夫がネパール人で現在夫の両親が2ヶ月も!休みを取って我が家にいますが、一日中ネパールのテレビをネットでみてダラダラしておわり。せめて自分のいる部屋の掃除でもしたらいいのに1度もその気配はありません。そのくせ高いカーストだから豚は食べられないだの、糖尿のくせに甘いチャイを1日になんども飲んだり、はっきり言って怠惰で馬鹿です。こんな国はインドに吸収された方が良いと思います。
  1. 2015/10/04(日) 03:33:05 |
  2. URL |
  3. 眠り猫 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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