ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

雨・・・

7月9日(土) 天気:曇り 気温:24℃ 湿度:65%


日本の災害後の復旧作業が、遅々として進まない現状を踏まえ、多くの被災者の方々の思いや、
復旧作業の方々のご苦労を思うといたたまれない気持ちであるが、こんな時だからこそ知っていただきたい
「食べ物」の大切な事を・・・・・・・・
今回は雨期のここサンガでの生活と活動をお伝えし、日本の現状に少しでも疑問を持っていただければ幸いでる。


ネパールでの雨期は日本の梅雨とは異なり、1日中雨が降る事は極めて少ない。
ここサンガでは、一日の内午後2~3時ごろには50%の確立で雨が降る。
朝から2時間ほど降っている場合にも、午後にも降る。
しかし、極めて局部的な雨も多いのが特徴である

例えば、3K~4Kしか離れていない別の場所で振っているのにサンガでは降っていない事が何時もある。
(局所の雨)
ネパールでは「雨は直ぐに止む」と言う考え方があり、洗濯物も取り込まないのが普通で、
(勿論絞ることも少ない)晴れれば1時間で完全に乾く。

雨期の様子 002雨の中の洗濯物


この時期には「ほたる」もいっぱい飛び回っていて「満天の星空?」を見ているようであるが、
村人には全く関心がない。

野菜は値段も安くなり、3~4Kほどの野菜を買っても150Rsほどで購入出来る。(インゲン・十六豆・人参・
きゅうり・なすび・キャベツ・かぼちゃ・ねぎ・ジャガイモ・など)キャベツは1K:5Rs/7円でめちゃ安でる。

形はいろんな形があり不揃いであるが有機栽培のせいか、全て「俺は人参だ!キャベツだ!なすびだ!」と
言っているようで旨い。

マンゴーも1K:50Rsと少しずつ安くなった。
バクタプルヨーグルトが1K:105Rsで両方で155Rs、これでマンゴーラッシーを2ℓ作り冷蔵庫へ入れる。

さらにこの時期「白菜」も出回っていて、「浅漬け」を頻繁に作る。
これはネパール人にも好評で2Kgの白菜の浅漬けを3~4人で一度に食べてしまうほどである。
(唐辛子・にんにく・塩・切った白菜を2~3時間、重しを載せて置いておくだけ、後はかるく水洗いをして完成)

南米原産の「マカ」も甘酢に漬けて食べれば結構「旨い」。
日本の赤カブのような形をしているが、切ると「指を切ったのでは」と間違うほどの「真っ赤」な汁が出てくる。

浅漬けと甘酢漬けを常時作っておけば、食事が楽しい。

これで、何時でもマンゴーラッシーが飲める。(これがあると安心)
清涼飲料水も多くあるが、ほとんど飲まないようにしている。
もちろん、生水もである。

この季節には多くの病原菌が発生して「コレラ・デング熱・赤痢」など
大使館でも情報と予防喚起のメールを頻繁に配信している。
野菜も米も肉類も需要と供給のバランスによって値段が変わるが、
旬になれば「安くて旨い」野菜が一杯食べられるから嬉しい。

韮も毎朝「有機栽培したものを持ってきてくれ、一束10Rs:12円と破格の値段である。(日本の一束の4倍ほど)
雨が降る前には多少曇り空になり、15~30分後には「ポツポツ」と降り出し、5分後には「土砂降り」の雨なる。

こんな時には、家の軒下で休憩して雨をやり過ごすのが通常。
山村ではこれからが忙しい季節で、一ヶ月ほど前に刈り取った麦を脱穀し「メリケン粉」にしたり、
そのまま「麦焦がし」にして食べる。

とうもろこしも背丈が1m50cmほどに成長し(サンガでは50cmほど)1ヶ月後には収穫して、
その後「田植え」が始まる。(しかし、水のある所のみ)
「とうもろこし」はもぎったばかりのものを湯がいて食べるが、「もっちり」していて旨い。

この時期の「雨」は正に生きるために必要な「雨」となり、緑いっぱいの目に優しい季節である。

お米は田植えの時期が近いと値段が上がるが、これは品不足から来る値上げで仕方が無い。
ネパールでは価格調整は無く、品物が多ければ安く少なければ高い。
考えてみれば、極めて自然な物流価格である。

どこかの国のように「作物を捨ててまで、価格維持」をするのとは違い
「納得」
できるのもネパールならではである。

価格維持は本当に必要なのだろうか?

日本における一次産業が苦しいのも理解しながら、心の中では「疑問」の二文字が暴れるのを、押さえきれない。
ただし、健康管理はやはり自分自身で努めるべきである。

一方支援活動はと言うと、学校は昨日で終了し(6月15日)、長い農繁期休みに入る。
このため、学校に派遣している先生も終わりとなり、我々の支援活動も一時休止となる。
活動の再開は10月はじめになるが、ダサイン・ティハールが終わってからとなり、10月も半ばを過ぎてからになる。


我が家の庭に咲くダリア 003銀杏旅館の庭に咲くダリア


我が家の庭に咲くダリア 005銀杏旅館の庭に咲くダリア




ネパールの習慣: ここでの女性のマニュキュアについてお伝えしたい。
殆どの女性がマニュキュアをしている(結構おばあちゃんでも)が右手の爪には決してやっていない。
なぜ右手だけはしないのか?と尋ねると「ここでは手で食事をするから」との事。
手で食事をするのはネパールだけではないが、ここの人たちは食事の前に手を洗う事をほとんどしない。
だから病気が多いのも否めない。





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  1. 2011/07/11(月) 14:20:08|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

NNA.Japan

前略 いつも楽しく読ませていただいています。ネパールは梅雨ですね。あの、ザーっと来て、カラっと日の差すのが懐かしいです。小生は当分の間ネパールへは行けそうもありません。筋田さんの通信を楽しみにしています。ミナも元気の様子、何よりです。ではまた。啓具
  1. 2011/07/11(月) 15:17:51 |
  2. URL |
  3. Yoshinobu OGINO #M6a4Gi0s
  4. [ 編集]

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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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