ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

イミグレーションは「タカリ」の巣・・・

6月10日(金) 天気:快晴 気温:20℃ 湿度:68%
(ただし下界は曇り)


今回はネパールにおけるビジネスビザの更新における「脅し・騙し」の数々をお知らせしたい。

一般の旅行者は、ここでの滞在は年間最大でも5ヶ月までとされ、それ以上滞在する場合には
「ビジネスビザ・学生ビザ」などを取得しなければならない。
この取得が、なかなか大変である。

学生ビザの場合には、銀行の預金残高証明(在ネパールの銀行口座)と学費半年分で約6万円ほど
(現在はもう少し高くなっている)を振り込み、そのエビデンスを入学願書に添付して申請に行くのであるが、
学校がビザの申請書を出してくれても、最終的にはイミグレーションに行く事になる。

ビジネスビザの場合にはもっと手間で、書類を揃えるだけで50日ほど掛り、
これをエージェントに依頼すると膨大な金額を請求される。
トゥーリストビザでも分らない人(カモ)にとっては「めちゃくちゃ」な金額を請求され、
先日もパスポートのビザシールに押すイミグレーションの「印」だけで5万Rsもの大金を支払っている
外国人を見かけた。

昨年に引き続き、今回もミナとパトネちゃんが取得作業に掛かってくれ、
「銀杏旅館」の営業実態を証明する書類の更新や旅館の所得に対する納税証明書など、
さらに土地の税金支払い証明書などを添付し、最後に旅館の写真10枚ほどを付けて提出。

ここで断っておくが、旅館では一切の所得はない。
むしろ持ち出しばかりである。

しかし「あるように」しないと役人が指導調査に来て、如何に営業しているのかを調べに来る事となり、
最悪営業停止処分もありうる。

これらの書類を作るのに、1枚あたり1000Rsのお金が必要で、毎年20枚ほどの書類を更新しているため、
来年からは自分で作る工夫をしている。

書類を作って各部署のサインをもらって回る際、毎回「袖の下」が必要で、
もし支払わなかったら何時までたっても書類が次のセクションに回されないため、
何週間も余分に掛かった末に書類に「難癖」を付けられ再度新たな書類を作る結果となり、
お金を吸い取られるようになっている。

サインをもらうセクションは15~17箇所で一箇所あたり最低でも700Rs(今回の場合)を支払った。
結局15000Rsほどの「袖の下」の結果、最後の書類(ビジネスビザ取得許可証)を手に、
いよいよ最後のイミグレーションである。

ここは新しく移転した場所で「分りにくい」所に移転したため、1時間ほど探し回ってやっと見つけた。
この3年間で3回も移転している。

グランドフロアーはツーリスト専用の窓口で、多くの人々が集まっている。
申請用紙を記載している人に、ここのスタッフ?が「早く取得したければ3000Rsを出せば今すぐビザを貰って来てやる」と話しかけているのを耳にした。

彼は「No」と答え自分でツーリストビザの更新を申請したが、「2日後来い」との答えに憤慨して
「なぜ今でないのか?」と係官に質問したが役人は「知らん顔」で済ましている。
仕方なく2日後に再度来ることにして帰って行った。

さらに中国人のツーリストは1万Rsを出し、今すぐビザを作って来いと指示。
ものの10分で手続きを完了し更新ビザを取得し帰って行った。

以前はこんなに高額な「袖の下」ではなかったと記憶している。
精々500~1000Rs止まりで出来たはずである。

私のビジネスビザであるが、事務所は1階と2階にあり、ここでも最低5箇所のサインを貰う必用があるため、
パトネちゃんに1箇所250Rs程度なら「袖の下」(バックシーシー)もOKだと伝え走り回ってもらい、
結局1500Rsで全てのサインは完了した。(パトネちゃんはミナの弟)

1年間のビザ代300ドル(22000Rs)を支払いビザシールを貼ってもらい
最終スタンプ(イミグレーションのスタンプ)を押してもらう段になりパトネちゃんが飛んできた。

5000Rsを出せと言われて飛んできたのである。
「それが出来ないならば2日後に来い」との事である。
「お父さん、ここでは250Rsではどうしても出来ない、前の人は銀行から持って来た札束の5万Rsを支払っていた」
と伝えに来た。

書類の不備があればこの金額が増えて行くことになるが、
申請者は早く取得したいばかりに大金を支払うこととなる。
私は全く不備のない書類だから、「1000RsならOK」と答えて彼を返したが、
彼は「お父さん、今日は止めましょう」と言って、その訳を話してくれた。

申請当日にビザをもらうのは「とっても高い」お金が必要であり、
「お父さんのビジネスビザはまだ有効期間が2週間もあるので、明後日来ても大丈夫」との事。
パトネちゃん曰く「もし明後日にも同じ事を言ったら警察を連れて来るので心配ない」

結局、2日後に行き、スタンプ一つ押してもらうのに2時間も待って全て終了した。
毎年の行事?とは言えかなり疲れるのは否めない。






葬列と太郎 003バネバネで出会った「葬列」





ネパールの習慣: 今回は習慣ではなく、我が家のアイドルである「太郎」ちゃんを紹介したい。
朝晩の一日2回、自由に森の中を走り回って仲間の犬と一緒に遊び約2時間後には自分で帰って来る。
もし、1階のドアが開いていると私のパソコンの後ろまで来て「帰って来ました」と言わんばかりの顔で「きゅ~ん」と鳴いている。

葬列と太郎 006銀杏旅館のアイドル 「太郎」






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  1. 2011/06/11(土) 09:41:09|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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