ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

「時」・・・

20110513.jpg雨期の合間、今朝のヒマラヤ(ランタンリルン)



5月12日(木)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度:60%

今回は、今の日本の現状を踏まえて、ここでの活動を通して感じる「時」の流れについて、お伝えしたい。


大震災・津波・放射能汚染は、力強く経済成長を続けてきた日本経済に「急ブレーキ」を掛けた。

既に2ヶ月を経過したと言うのに、未だに行方不明者が見つからない現実に残念の一言である。

避難所での生活はまだまだ続くものと考えるが、特に女性はこの間の精神衛生上の問題が多く発生する。

いわゆるプライバシーの無い「ストレス」である。


阪神淡路大震災のときには、最低でも約半年間の避難所生活が続いた。

続いて仮設住宅での生活であるが、これもまた問題が多い。

家族で一緒に生活出来る方はいいが、独居となると「孤独」が襲ってくる。

独居生活の他の選択肢として、男女別々の共同生活の
道も考えなくては、精神的に「病む」方が増える事は間違いない。


さて、今日本の各所で起こっている「国民の動き」は10年~50年先の日本を
「懸念」するために起こっているものと、被災者への救援活動が主である。

しかし、法律と言う「壁」に遮られた世界からの救援活動は、
遅々としてすすまず「本当にこれで良いのだろうか?」と疑問しきりである。

ここネパールでは「懸念」と言う心配は一切無く、今が問題無ければ行動はない。

しかし、学生たちや各政党は違う。

少し先の(1週間~2週間)心配をしている。

1ヶ月先や1年先には目が向かない。と言うより
そこまで辛抱強く「イデオロギー」を推し進める気力は全くない。

いままで、ここでの時間は極めて「ゆっくり」と進んでいると言う話をしてきた。

これを言い換えれば明日に何があるのか「?」であり、
事が起こってからでも「間に合うようなゆっくり」であるため、先を見ても始まらないと言うのが本音。

自然災害でも同様で、先を見た行動はしないし、説得にも応じない。

1年中「停電計画」があり、それには学生も政党も何も怒らない。

ここでは「水力発電」のみに頼っているが、その他に発電方法が無い訳ではない。

例えば「風力発電」はヨーロッパの各国が推奨して無償援助を計画してきたが、
役人への「袖の下」が無いため全ての計画が「無」になった経緯がある。

まして、火力発電なる石油資源は全てインドからの輸入に頼っているネパールでは無理と言う他ない。

では他に何も無いのかと言うと、バイオエネルギーによる電灯・燃料(ガス)などがあるが、
まだまだ普及していないがために、これらの普及活動も必用である。

他にもラプシーと呼ばれる木の実から「甘酸っぱいお菓子」を作った後に
「多くの種」が出来るが、これが多くの脂分を含んでいて、これを燃料にする活動もある。

しかし、今ここネパールのお金持ちに一番売れている器具は
「インバーター式バッテリー」と太陽光を使った「湯沸かし設備」であるが、
値段が高く一般市民にはとても買える商品ではない。

村人は「薪で料理」をし、「水」でシャワー、電気が無ければ「ろうそく」が普通である。

シャワーも道路の端にある湧き水の蛇口を使って、老若男女がシャワーをする。

子供の授乳は、街でも田舎でも何処でも平気で授乳している。

また、それを見る人も居ない。

バスの中、家の前、陽だまりなど何処でも授乳している。

文化の違いである

日本は違う。人前でシャワーを浴びたり、授乳したりは出来ない。

避難所での生活を早期に改善(プライバシーの確保)しないと、
「自殺者」の増加にも繋がる結果となることは間違いない





ネパールの習慣 汚い話であるが、「痰:たん」がからむ訳ではないが、
殆どのネパール人が日に何度も「のどを鳴らして痰か唾液」を道路や畑に捨てている。
我が家でも同じで、ミナやパンネちゃんはこれをやる。
我が家では「洗面所」のみ、やってもいいと言ってるのだが、これがなかなか直らない。
来客の時には「気」を使って居るのだがお客さんが帰ると直ぐにはじまる。
困った事である。




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  1. 2011/05/12(木) 19:11:17|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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