ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ネパールにおける出稼ぎ状況

3月29火(火)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度」55%



今回は、ここの出稼ぎ(海外)についてお知らせしたい。

約15万人の人々が海外に出稼ぎに行っている。

行き先は中東の殆どの国々さらに日本・韓国・中国を

はじめとする東南アジアまたヨーロッパ各国に行って

いる。

イラン・イラクと言った危険な国にも派遣、実際に軍隊

にも派遣されている。

少し前にも、我が家の隣の家の若い男性(22歳)が

アフガニスタンに派遣されたが、バーレンで「足止め」

され(戦闘が激しくなったため)、出稼ぎに行けず近々

で帰ってくるとの事である。

彼は軍隊のコックとして、出稼ぎに行く予定であったが

断念。

この場合、往復の航空運賃や待機していた時の約1ヶ

月間の宿泊料や食事代などは個人負担であるため、

帰国の際返さなければならない。

従って、彼は約1ヶ月のバーレン旅行?に行っただけ

に終わった。

彼にはお金持ちのお父さんが居て、出稼ぎに行く費用

を出してくれたので負債は残らないが、通常の人々は

借金をして出かけるため大きな負債がのしかかって来

る。

軍隊で実際に機関銃を持ち戦うネパール人も居る。

一人のネパール人(アメリカの軍隊に派遣された人)に

聞いた、「もし戦闘になり、鉄砲の弾が飛んできたら戦

うのか?」彼は「一目散に逃げる」と即座に答えた。

これがアメリカのアフガン・パキスタン戦争の実態である。

カトマンドウのパシュパティナートには立派な「棺」に入れ

られた「派遣戦士」の遺体が頻繁に運び込まれて来ていた。

通常の人は棺を使わないから凄く目立つ。

しかし給料は群を抜いて高く、月当り約3000ドルである。

通常の仕事の場合には700ドル~750ドルで生活費を

抜くと毎月100~200ドル程度が手元にのこるだけであ

る。

多い人でも毎月500ドル程度が手元に残るお金である。

これを3年間ほど貯めて、母国ネパールに送金するので

ある。

昨今の観光客不足からネパールの外貨は、観光事業か

ら出稼ぎ先から送られてくる外貨の方が多くなった事は

事実である。

こうした海外への出稼ぎ労働者はここ15年ほど前から

急激に増え冒頭に記載した数字になった。



20年ほど前にはネパールは観光事業でしか外貨を得る

方法が無かった。

しかし、それが「出稼ぎ」に頼るようになっては、この国自

体「根無し草」のような、テンポラリーな収入に頼るより他

無いのが現実である。

何ともしがたい。

因みに、今年2011年はネパール観光年でもあるのだが?

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  1. 2011/04/30(土) 17:58:34|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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