ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ネパールに於けるエネルギー事情

3月19日ホーリー祭 007
3月21日(祝)天気:星空 気温:16℃ 湿度:55%



今回は少し早く「ネパール通信」の配信としたのは、

日本の現状を踏まえて、ここでの電気・ガソリン・ガ

スと言ったエネルギーの利用状況についてお伝えし

たいからである。



ここネパールのエネルギー事情は良いとは言え

ない。

しかし、参考になればと考えお伝えするのである。

金額は全て3月19日現在の価格である。

火力発電や原子力発電などと言うものはなく、水

力発電のみである。

従って、乾期になれば電力は低下するのは当然

であり、人々も十分認識している。(10~3月は

殆ど雨が降らない)

エネルギーだけの情報では理解できないため、

生活費全体から総合的に理解していただきたい。

勿論、ガソリンや石油・プロパンガスなどは全て

輸入(インドからの)している。



我が家の場合、電気器具とは各部屋にある蛍光灯

(2~4個)と冷蔵庫が二つオーブントースター・テレ

ビ・パソコン(ラップトップ)水ポンプである。(洗濯機

もあるが使っていない)月当たり450Rs~500Rsの

電気代である。   

(10円=8.7Rs)

プロパンガスは3本持っているが1本で約50日は使

える。

1本が1325Rs。(通常3人での生活:私・ミナ・パトネ)

パトネちゃんは我が家から高校へ通っている。

彼の費用は(学費や交通費に制服は私が負担)年間

約3万Rsと彼の食費であるが、彼は家のいろいろな

修理やお使いなどをやってくれ我が家のセキュリティ

ーも兼ねている。

電話代は結構頻繁にラムチェ村(ミナの家族との交信)

へ掛けるが毎月500Rsもあれば足りる。

当初(家を作る時)バイオガスを作ってはとの案もあっ

たが人数的に原材料(糞尿)が足りないことが分り断念。



現在1日平均8時間の通電である。



貯水するのは深夜のため、通電している時間に水を

ポンプアップしておく。(深夜の作業であるため、枕元

にスイッチを設置してある)

停電の時間帯は添付資料を参照願いたい。

(記載の時間帯が停電である)

シャワーのお湯はソーラでの湯沸しであり、電灯を使

う夜のためにインバーター(充電器)の蛍光灯が2つ

あり、これで夜の食事の時間帯や団らんの時を過ごす。

一つで約2時間半は点灯できる。

参考までに自家製のキャンドル(ガラスのコップに

仕込んだ、芯の太い蝋燭である)もあり、結構明る

い。

通常の蝋燭を削り、「かんなくず状」にしたものをガ

ラスコップに一杯入れ、沸騰したお湯(コップの半

分くらいの水量)

の中に入れ弱火にして約30分で完全に液体化す

る。

火を止めて、そこへ芯を入れてコップに割り箸で

芯を固定すれば、後は自然に冷却し固まるまで待

つ。(約1時間)

この時、お湯から出さないのが「こつ」である。(芯

の周りが凹むから)

利点は持ち運びに便利で、蝋が無くなるまで無駄

なく使える。

日本の生活は「明るすぎる」のではと考える。

しかし事務所などでは別である。



水は山からの沸きし水を500ℓタンクに集め深夜汲み

上げているため、水代は無料である。

ここの水がカトマンドウや町で「ミネラルウオーター」と

して1本15~20Rsで販売されている。(我が家の近く

にこの工場がある)

昼間は太陽の下で「日向ぼっこ」をしながら読書や勉

強をするのが日課である。

娯楽の極めて少ないネパールではテレビは最大

の娯楽であるが、停電の時は諦めて「お話」で寝

るまでの時間を過ごす。

だから、夕食は午後7時には終わっていて、後は

団らんの時間となる。

結構楽しい時間帯で歌を唄ったり、ネパールダン

スを見せてくれたりで全く退屈しない。楽しい中で

睡眠に付く。

一方ガソリンはと言うと日本の値段と殆ど変わらない。

1ℓ:95Rsで100Rsに近づく勢いである。

ここの物価からしては非常に高いと言わざるを得ない。

これは、車を持っている人のみの負担であるので当

方は関係ないが、バス代にも影響するため記載した。

(ガソリン代が上がると運賃も上がる)



後は食費と衣類や各種メンテナンス費用であるが、

僅かな値段(10~20Rs)で直してくれ、野菜類も1日

約100Rsで足りる。

衣類はと言うと中国製品が多く出回り、ユニクロより

安い価格で販売しているが、品質は粗悪である。

こんな毎日の繰り返しであるが、ご承知のようにここ

では「お祭り」が結構多い。

今日もホーリー(水掛祭り)で近所の子供たちが手

に手に水の入ったビニール袋を持ち投げてくる。

果てにはバケツを持って水を掛け合い、色を塗りあう。

こうした「お祭り」が娯楽でもある。

ここでの「太陽」は正に恵みの太陽である。

村人も「日向ぼっこ」私たちも「日向ぼっこ」の毎日で

ある。

多くの「単行本」が読める。

日本ではこうした時間はまず無理であろう。

仕事・仕事・仕事の毎日では「日向ぼっこ」など出来

るはずもない。

勿論、日照時間も少ない日本では物理的に無理で

ある。

ここでは、例え雨が降った日でも太陽が顔を出す。

日本のような1日中「雨」と言うのは極めて少ない。

精々2~3時間で暑い太陽が顔を出す。

だから洗濯物も「雨」が降っても取り込まないのが

普通である。

一つの部屋で蛍光灯を付けると、家族が集ま

っての団らんの場となるのが、ここでの生活パタ

ーンである。

各部屋に蛍光灯はあり、寝る前にそれぞれ別れるが、

それまでは一つの部屋での団らんである。

これが大切でもある。

添付写真は3月19日のホーリー祭での子供たちで、

水や色粉を付け合う「奇祭」である。(ネパール中で行われる)



ネパールの習慣: 家にある「ラジオ」についてお伝え

したい。

ネパール人のラジオを聴く時は家の外でも聞こえるほ

ど大きな音量で聞く。

私が一緒の時には「音を小さくしなさい!」と注意をす

るが、すぐに大きくする。自分が外に出て行く時にもス

イッチを切って行かない。

テレビでも同様である。困ったことであるが、なかなか

直らない。

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  1. 2011/04/30(土) 17:56:10|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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