ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

ラムチェ村と周辺山村への訪問ーⅡ

3月17日(木)天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:50%


前回の通信に続き、ゲストによるラムチェ村周辺山村のレポートをお伝えしたい。

ゲストの女性(遼子さん)にお願いし、文の形を変えただけで、そのまま報告とさせていただいた。 
以下がその報告である。



午前9時、曇り空の中ラムチェ村を出発。
メンバーはミナちゃん、パトネくん、その友人、私たちゲスト二人、
そしてポーターとしてトゥルチェ村から二人の少年たちが来てくれた。

ふたりがそれぞれ30kgの荷物をもって足場の悪い岩場を登っていく。
見たところ小学5,6年生くらい。
ひもを使って絶妙なバランスで持つ。
ミナちゃん曰くみんな小さい頃から薪などを山の上から拾ってくるから慣れているのだとか。

「そんなもの持たせるなんて可愛そう!」なんて今の日本では聞こえてきそうだけどここではそんなことを言っていられない。
子どもも老人もそこで生活するために同等に働く。

道の途中、松林を通っている時に雨に降られた。
それでもお構いなし、ミナちゃんはどんどん進んでいく。
しかもサンダルで。
ハアハア言っているゲストからは驚きである。

ふと、後ろから小さな子どもの合唱が聞こえてくる。
トゥルチェ村の学校に向かう子どもたちが楽しそうに登ってきた。
その時10時半頃。
早く行かなくていいのかなと思うも、
子どもたちは私たちを見つけるなり、ちょっかいを出して離れない。
ゲストの松下さんが女の子を肩車したり、荷物を運ぶのにチャレンジするとみんな大喜び。

そうこうしていると視界が開けて11時前にトゥルチェの学校に着いた。
到着するなりぞくぞくと子どもたちとお母さんたちが集まってきた。
早速、校長先生、先生、ミナちゃんたちがテキパキと子供服を広げ一人ずつサイズを合わせ配っていく。

教室に入ってくる子どもたちの緊張気味な顔と、だけども照れたような表情がなんとも言えない。
途中、お母さんたちのあれでもないこうでもない攻撃にあいながらも配布終了。

アメとガムを配ったあとに村人からお礼として花のプレゼント。
見ていただけなのでなんだか申し訳ない。

本日はトゥルチェ村で終了かと思いきや、先ほど山を登っている間に電話があったらしい。
ここからもう一つ山を越えたところにグレという村がある。
次はそこにも行く。

今回持ってきた服はTシャツ240着、パンツが85着ほど。
トゥルチェではおよそ子どもが70人、残りをグレ村に渡す。
雨期に入ると大変なのでとにかくその前に配りたい。

山を下り川を渡りまた山を登っていくと視界の開けた山のてっぺんに学校がポツンと建っていて、
壁はなく屋根と机、椅子が置いてあるだけ。
雨が降ったら大変そう。

でも景色は抜群。もっと晴れていたらエベレスト山脈も見えるだろう。
早速、先生が先だって子どもたちに服を配る。
子ども以上にお母さんたちがはしゃぐ。子どもたちはもらった服をすぐに着てみる。

服を配り終わったのが2時半頃、ちょうどおやつの時間だったので村の人からラーメンをごちそうになる。
それにチャン(ドブロクのようなとうもろこしの酒)をなみなみ注がれる。
ちょっと酸味があったが飲みやすい。
各家で自家製のお酒を作って飲んでいるんだからすごい。

お昼から陽気なおじさん、おばさんがいるのはその所為、、、?村の人にお礼を言い山を下る。
もうあとは帰るだけ。
すでにたくさん歩いたので休み休み下る。下りはひざにくる。

16時半頃にラムチェ村が見えてきた。
筋田さんが下で待っていてくれた。
ラムチェ村に帰ってきたなとホッとしたのをこの時はじめて感じた。

三日目、ミナちゃんのアバ(お父さん)とアマ(お母さん)の畑仕事をお手伝い。
畑は筋田さんが一昨年に購入したものでなかなか広い。
今回は菜の花の収穫。
採った菜の花を乾燥して種を取り出しそれで油をつくる。

今回の収穫で一年分できるらしい。
油は高いのでこれでだいぶ生活が助かる。
10時半頃に朝食を済ませ、いざ畑へ。

天気がいいので日差しが強い。
畑に行くと近所の村人が手伝いに来ていた。
ゲストを含め最大10人ほど。またこれもメンバーが濃い。

大酒飲みだがよく働いてよく踊る陽気なおばちゃん。
小さくて妖精みたいだけど菜の花摘みは早いおばあちゃん。
聾唖のよく笑う女の子。もくもくと働く小学6年くらいの女の子etc...とにかくみんなよく働いてよく笑う。

みんなで一列になって菜の花を摘んでいく。
ここには機械が無いのですべてが手作業。
段々畑なのでひとつひとつの区間を終えたら次の区間と集中しながら進めていく。

するとなんだか仲間意識ができてきた。
アバも作業がはやく進むのでとっても嬉しそう。
ほんの二時間半ほどで全て刈り終えて、一旦みんなでアバの家でおやつを食べる。

大豆を炒ったものや日本のポン菓子と同じもの、みんなヘルシーで体に良さそう。
そして忘れちゃいけないチャン(濁酒)。
みんな飲む飲む。
赤ちゃんや子どもも美味しそうに飲んでしまうからびっくり。

おやつを食べたらお仕事再開。
しかしわたしは疲れてしまって途中で休んでしまった。
もう一人のゲスト松下さんがみんなと一緒に刈った菜の花を下の畑からアバの家まで運ぶのだけど、これがまたこたえる。
量があるのでとても重いのだ。
それをまた足場の悪い階段を登って運ぶので疲れた足腰が大変なことになる。
それを6,7回往復する。

それが終ったらもう今日は終わりかな、と思いきや次の工程へ。
菜の花を刈ったあとの畑は今度はとうもろこしを育てる。
そのために牛糞をまいて牛をつかって畑を耕す。

この作業は主に女の子ふたりがやっていた。
頭から牛糞まみれになっても気にせずもくもくと運ぶ。
重要な作業だがなんともいえない気持ちになった。

主な仕事が終ったのが日も暮れはじめたころ。
暗くなってもアバとアマは畑の水やりをしたり忙しそうだった。

夕食を食べたあと、お坊さんであるアバ(ミナのお父さん)に占いをしてもらった。
ミナちゃんに通訳してもらいながら真剣に聞く。

占いによると将来こどもはふたり、羊、ねずみと鳥の男性とは結婚しても長くは続かないらしい。
他にも何歳で病気をするからその前に御参りしなさいとか寿命は何歳だとか教てもっらた。
そんなこんなで前日に続きよく体を動かしたのでとてもぐっすり寝た。

その後の筋肉痛はいうまでも無く辛かった。






ゲストのお二人によるトゥロパカル&グレ村での活動
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ラムチェでの菜の花の収穫風景
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。







では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2016/03/21(月) 13:15:31|
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ラムチェ村と周辺山村への訪問-Ⅰ

3月10日(金)天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:52%



今回は、ラムチェ村を含めた周辺山村「トゥルチェやグレ村」への訪問であった。

以前から周辺部落からは「私の村の子どもたちへも子供服を届けて欲しい」との要請はあったが、
何せ遠い事が最大の原因でなかなか届けられなかった。

この二箇所の部落は、ラムチェ村からさらに2時間から3時間ほどかけて山を登り、辿りつく山村である。
お二人のゲストに前日の4日に詰めてもらった「子供服の入ったダッフルバッグ」を3個(約60Kg)を持って、
3月5日、朝8時ごろバネパの街へ出発。

例によって、ミナにはカトマンドウから4人分の座席を確保してバスに乗って来てもらっていた。
しかし、今回も大幅に「待ち合わせ時刻」には来なかった。
「これがネパールか」と諦めるも、「これが出来ない民族」に発展など望めそうにも無い。

大幅に遅れること1時間半、9時半を過ぎたころミナから携帯に電話が入り、
「お父さん、今スルジェビナイトに着いたよ」とやっと現在位置が確認出来たので「ほっと」した。
スルジェビナイトから約20分ほどでバネパに到着したが、「満員御礼」の混雑振りである。

3コのダッフルバッグをバスのい屋根に乗せて、予約してある座席に座ろうとバスに乗り込むが、
既に座っている人に入れ替わってもらうだけで混雑しているバスの中では骨が折れる作業である。

何とか決められた席に座る事が出来たが、これが実に「狭い」。
途中、トイレ休憩が2度ほどあったが5~6分だけの短時間で出発。
午後1時ごろバラビシに到着。

昼食を何時ものレストラン??で「ネパールの焼きそば」を食べて、村へ持っていく野菜を購入してジープに乗り込む。
例によって、男性は荷台に女性は座席に座っての出発であった。
何時ものドライバーさんとは違う若い方が運転をしていて、多少心配である。

狭い道でヘアピンカーブがあり、経験豊かなドライバーの方が安心して乗っていられるのは当然である。
それでも、約1時間後にはラムチェ村に到着し、
ミナのお父さんと村の若い方が「子どもの衣類」の入ったダッフルバッグを担ぎ、ミナのコテージまで運んでくれた。

この日はパトネちゃんのお嫁さん(ウルミラ)とお母さんが作ってくれたダルバートである。
ゲストのお二人は「旨い」の連続で完食された。

翌日の予定はトゥルチェ&グレの二つの村を訪問するのと、
ラムチェの小学校へ大須ロータリーの皆さんが送って下さった
「サッカーボールや文房具」を届ける仕事の二手に分かれての活動となった。

ラムチェ村の小学校には当方が行き、山の上にあるトゥルチェ&グレの小学校へ衣類を届けるのを
ゲストのお二人とミナ&パトネちゃんにお願いし6日朝9時には出発。

ラムチェ村の小学校へは10時に出かけた。
10年前にもおられた校長先生が、笑顔で迎えてくれて、
生徒に文房具やサッカーボールを持たせて「すじたさん!ありがとう!」と言いなさい。と教えてくれて、
私の名前を覚えていてくれた校長先生に熱いものを感じた。




ラムチェ村の学校での子供たち(学用品の配布)
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竜馬(パトネちゃんの息子)を背負う私
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トゥルチェ&グレのレポートは次回の通信で報告したい。





では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2016/03/15(火) 18:23:48|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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