ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

過去に例の無い「電気の使い過ぎ!!」

12月26日(土)天気:晴れ 気温:10℃ 湿度:50%


今回はインド政府の燃料の輸出停止による、ネパールの生活実態をお伝えしたい。
はじめに、ここでの「ロードセーリング:計画停電」はネパールを大きく7つの地域に区分して、
それぞれに時間帯を設置し運用しているが、はっきりと決まっている訳ではなく時々狂う事もある。

例えば週70時間停電とか77時間停電と言ったように設定され、下の表のように示される。
これはネパール人が最も多く活用している「携帯電話」のショートメールから取り込む事ができる。
でも、設定されなければこれも配信されない。

実は今年は4月に配信されて以来、地震やエネルギーのショーテージにより計画通りには運用されなかったのである。
昨日などは1日18時間ほども停電があり、集中して電気を使うため各所のトランスメーターが壊れてしまう。
これが、あっちでも・こっちでもあるから何時から本当の停電なのかも分からない始末である。

さらに悪い事には、「昼行灯」が常識となり、スイッチを消して回るのは私の仕事となっている。
またこの反対に深夜に電気が来て誰も居ない部屋の電気が点灯するなど、新j系の休まる暇がない。
また、古いトランスを何度も修理する事になる。
ある方によれば中国の粗悪品(トランス)だからとの話もあり、先が思いやられる。

さらに、インドからのエネルギー輸入に関しては役人の横領が激しくなかなか思うように入って来ないのが現実である。
インド国境近くの町(ネパール側)には溢れるようにあるプロパンやガソリンも、遠くカトマンドウまでは届かない。
しかし、今は(12月4日から)一応計画停電が実施されているが、概ね計画された時間と言う程度で、
何時どうなるのかは判らないのが現実である。

参考までに配信される計画停電の内容を記載
G3(これがグループ1から7まであり、我が家はG3なのである)

Frm25Des
SU:04:00-10:00 14:00-19:00
MO:03:00-09:00 12:00-17:00
TU:10:00-17:00 20:00-24:00
WE:09:00-16;00 19:00-23:00 
TH:07:00-14:00 17:00-21;00
FR:06:00-13:00 17:00-21:00
SA:05:00-12:00 16:00-20:00

この間が停電である。
1日平均11時間の停電でのため、バッテリーへの充電も出来なくなる日も近い。
手作りの「蝋燭」と太陽エネルギーに依る「電球」、家を壊した時の木材が食事を作る燃料である。
この状態で「お正月」をむかえるのである。

因みに、銀杏旅館ではまだまだプロパンガスも蓄えがあり、さほどの不便は無いが、
半年後にもプロパンの販売が無い時には???である。






時々あるガソリンの配給(1台当たり4ℓの配給)
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バスの外にはみ出した乗客
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足の形の山芋
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薪での食事の準備
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我が家からの朝日
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来年がみなさんにとって良い年でありますように、ここネパールから祈っています。










では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/12/26(土) 17:28:10|
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進路を阻まれて・・・

12月13日(日)天気:晴れ 気温:14℃ 湿度:60%


今回は、震災以降多くのみなさんに「257万円」と言う義捐金をいただきながら、
「何も形に出来ない」現状をお伝えし、支援活動の現状をご理解を得たいと考える。

震災から8ヶ月を経過した被災地では、緊急支援物資の「米や塩・油」さらに「トタン板や毛布」と言ったものは配布を終えたが、
肝心の住居は全くと言っていいほど復旧の目処は立っていない。
ネパールの憲法制定におけるインド政府の「仕打ち」も重なり、燃料不足が深刻化を増す日々が続いている。

最近ネパール政府とインド政府で話し合いが持たれ、近い内に解決出来そうな話も耳にするが、あまり期待は出来ない。
ネパールの悲劇は災害と外交問題が重なった事にある。

憲法制定時にインド政府から「このまま憲法を制定すれば連量を止める」と言われていたのに、
外交を無視して制定したのが今回の一番大きな原因であろう。こうなる事は初めから「判って」いた事である。

復旧活動がスタートする時期に外交問題の不手際から「燃料問題」が浮上。
多くの支援団体が「足止め」を余儀なくされてる。
ガソリンが無いため、物資が被災地へ運べないのである。

さらに、建築機材の高騰もあり手の出しようが無いのが現状である。
高騰する前の価格で「鉄筋・セメント」などは抑えたものの、限度がある。
何時もの価格に落ち着くまでは静観するのが賢明である。

そんな社会情勢の中でも、携帯電話は最優先!
こんな貧しい国ではあるが、携帯電話の普及は早い。
日本の普及率と同じ速さで、私たちより良い物を持っているネパール人も多い。

それが、バスの運転手・タクシーの運転手・役所の仕事中の役人・病院の患者からドクターまで会議中であろうが、
運転中であろうが「携帯電話最優先」で話し込むから始末に悪い。

買い物に行っても、店の店主がお客と話している最中に携帯が掛かって来たら、必ず受ける。
お客さんはその間「待ちぼうけ」である。
これでは、お客は逃げていくだけである。
若者にしても「携帯電話は命」と言った感じは、日本と全く同じである。

何時になったら平常の生活に戻れるのだろう?



12月4日のソワイヤンブナート(モンキーテンプル)
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日向ぼっこの「猿」たち
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。











では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/12/14(月) 11:33:19|
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ネパールの憂い

12月4日(金)天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:55%


今回は、自国では何とも出来ない「エネルギー問題」のネパールの苦悩についてお伝えしたい。
世界で最も人口の多い国である、中国とインドに挟まれた「僅か2800万人」のヒマラヤの国ネパールは、
多くの少数民族からなる小さな国である。

先の議員選挙では200を越す政党が乱立し、民族毎の政党が出来たようである。
こうした中にありながら、以前の内戦で多くの殺戮を繰り返した「共産党」が頭を出し、
再び殺戮紛争の予感さえ匂わせている。

重要な国策でもある「エネルギー」問題は、政党間のコンセンサスを得た考え方一本で交渉を進めない限り
解決しないのだが、一向に纏まる気配はない。
以前、15ヶ月間もの長期に亘りインドからの輸入が途絶えた事があったが、
今回の輸入出来ない状況とは全く環境が異なる。
以前よりも多くのエネルギーを必要としている、現在のネパールである。

このまま、輸入停止が長期化すれば「内戦」も起こり得る状況に政府も躍起になるも、
多くの政党の意見を纏めるには至っていない。
燃料が止められ、既に半年が経過。
しかし、一般市民はと言うと「怒り」も無く平然とストライキの中で「日向ぼっこ」を楽しんでいるから不思議である。
このストライキも政府に対する抗議活動ではあるが、外国人にとっては甚だ迷惑な話である。

プロパンガスが無いので「薪」での調理、ガソリンが無いので自転車や力車での移動、
ストライキなので移動を諦めて家で「日向ぼっこ」と言った具合である。
カトマンドウ市内では「強盗やこそ泥」と言った犯罪が多発、自己防衛に必死の市民たちである。

先日、ミナが「今、家を解体しているので多くの材料や工具が持って行かれないよう、
十分注意していてね」と私に注意した事があった。
何度も家の建設工事をやっているので、理解はしている。

観光客はと言うと、殆ど居なくなった町で数少ない外国人が開いている数少ないレストランに集中して
食事をしていると言った具合である。
タメルの街は大半がネパール人で、観光客は極僅かである。

外国人の街「タメル」は今ネパールの若者たちが取って代わり、飲食店を中心に賑わっている。
しかし現在のインドとの関係は、ネパール人のプライドが、
インドとの問題解決を妨げていると言っても過言ではない。

今日も学生たちが、スクールバスの燃料を最優先して配給するよう政府に訴えるデモ行進をやっていたが、
個々の要求を受付ていては国政はやっていけないのが現実である。
それでなくとも動きの悪い政府の仕事である。

何時になったら「燃料」が供給されるのだろうか?
被災者の手元には、何時になったら政府からの「義援金」が届くのだろうか?
黙って成り行きに任せる以外にない。
このところ、曇り空が多く「小寒い」の続いているカトマンドウである。

せめて「心」だけでも「温かく」したいものである。






霧の中をカトマンドウへ向かうバスの上から撮影した車の少ないアラニコハイウエィ
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閑散としているタメルの街
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場で店番をする私(手には白菜)
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旧館を撤去した銀杏旅館
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。









では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/12/08(火) 18:16:08|
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ひたすら「耐える」のみ

11月25日(水) 天気:晴れ 気温19℃ 湿度55%


今回は、燃料の途絶えたネパールでの生活実態をご紹介し、日本のみなさんが元気になっていただければ幸いである。
だけが高いネパール人ではあるが、今日(24日)もサンガの街のトランスが故障して、
午後2:30から停電状態にもかかわらず「何か問題なのか?」と言いたげな人々の動きである。
1週間掛かるのか10日掛かるのか全く???状態である。
こんな中でも政府への不満からストライキやデモが実施されている。

化石燃料が配給されない今となっては、電気に頼る以外方法はないのが街に住む人々の考えであるが、
その電気が無い事がさほど大きな問題とならないのは、無くても他の方法があるからである。
つまり、薪を燃料とするのである。
街でも家の外に出て、薪で食事の準備をする。
しかし、レストランではメニューを変えて「これしか出来ない」と言ったメニューを提示しているから凄い。
(チベット料理店のギリンチェなど)

私はこうした原始的な生活を「苦」とは思わないどころか、結構楽しんでいる。
時間的に制約のある旅行者にとっては、悲劇でもある。
通常の数倍の値上がりに「驚く」人も多いが、それでも無いよりはましと考えなければやっていけない。
電気・ガス・ガソリンの途絶えた日は、ネパール製の「練炭」で細々と自分の料理を作っているのが現実である。
我が家(銀杏旅館)にはソーラーシステムによる電気はあるが、それでも4~6時間が限度である。
跡は「真っ暗闇」となるので、さっさと寝てしまう。

今日は、昼前にご飯を炊いて「おにぎり」を8個ほど作って保管。
練炭で「サトイモの味噌汁」を作ってこれも保管。
食事の時には、練炭で「だし巻きたまご」を作って食べる。
こんな、生活である。
この配信も、カトマンドウまで出てきてのは配信である。

さて、みなさんにとって電気・ガス・ガソリンと言った燃料は「空気」と同じように、
何時でもあるものとお考えであろうが決して「何時でもある」ものでは無い事を知っていただきたい。
自然エネルギーであれば「循環型」の燃料が可能であるが、化石燃料はいづれ「無くなる」物と考えていただきたい。
そればかりか、大きな大気汚染になっている事を知っていただきたい。(CO2汚染)

その時になって「慌てても」問題解決にはならないばかりか、「暴動」すら起きかねないのが今の日本である。
ではどうすれば・・・・
各家庭での対応を考えていただきたい。
ちょっと前に「地震時」の対応で、非常食や非常用燃料などが販売されていたが、「とにかく冷め易い」のが日本人である。
一時期は「わっと!」騒ぐのだが、継続しないのである。
残念な事である。

例えば1日を極力「電気・ガス・ガソリン」を使わない生活をして見る事である。
電気で得る「灯り」は天然の蝋燭(蜜蝋)か、植物性のオイルで「灯り」とする。
ガスは薪で料理の出来る設備を一考しておく。
ガソリンは自転車などを使って移動してみる。などなど・・・・
やってみればそれなりに「形が」判る。
考えているだけでは「何も出来ない」のである。

日本の忙しい中にあって、365日の内1日はそんな日を作って見たらどうだろうか?
ここでは、否応なしにそれを押し付けられている。
案外出来るものである。





今が盛りの「桜の花」
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銀杏旅館での「薪」を使った料理
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旧銀杏旅館の解体作業現場
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バスの屋根に乗っての移動風景
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井戸の外からとネパールの習慣は当面割愛させていただきたい。





では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/12/08(火) 18:03:32|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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