ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

目から「うろこ」が・・・・

4月24日(木)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度:50%


今回は、少し早い配信ではあるが「喉の検査結果」により、即入院となれば、
長期間配信できない事になりかねないため急ぎ配信した事をお許し願いたい。

先般の通信で「メールダラ」で行っているコンポストが上手く発酵していないとお知らせし、
どんな方法があるのかを模索中とお伝えした。
しかし、4月某日カトマンドウの日本人の経営するカレーレストランで
オーナーのご紹介で「本物のお百姓さん」に巡り合え、その方法を伝授願った。

やはり本物のお百姓さんは違う。
相当苦労もされ、泣かれた事も何度かあると考えるが、「決して負けた」とは考えないのが「素晴らしい」。
彼は「サツマイモ」の栽培で苦労されていて、「ジャガイモ」は鼠が食べないが
「サツマイモ」は上手いから食べるそうである。

初めは「鼠」を追い払う事をされていたそうであるが、最近では「共生」の道を選択され、
「鼠もお腹いっぱい」になればそれ以上は食べないと考えて「畑いっぱいにサツマイモを栽培したところ、
被害にあったのは5割で残りの5割は無傷であったとの事。

しかし歩留まり5割は、我々日本人の考え方からすればとても我慢出来る歩留まりではないが、
彼はそれでいいと言っている。
鼠との戦いに負けたのでなく、そこから共生の道を選択できたのであるから、それでいいのだ!と話して下さった。

肝心のコンポストであるが、酵母菌やヨーグルト菌に頼るのでなく「土」の中に居る「菌ちゃん」にお願いして、
「野菜くずと土を交互に積み重ねて」行う肥料作りを推奨された。
なぜなら、彼はネパール人の「根気のない」事を十二分に分かっていたからである。
そうであったか!っと「目からうろこ」であった。

ようするに「混ぜる必要がない」のである。
牛の糞尿のように置いておくだけでOKとの事。
感謝感謝である、これで次回の訪問時に実施して時間が経過すれば完成であるはず???


一方当方の病院であるが、4月17日に何度も通いなれた病院(ドリュケルホスピタル)へ
朝8:00に家を出て8:40ごろ到着。
既に、受付を待つ人々の列は30人を超えていて「早くでたのに・・・」と考えたが、
この人数は決して多くは無く、病院全ての受付なので、私の内科の病院には2~3人と少なかった。

診察と問診を受け、早速「胃カメラ:Gastroscopy」で診てもらうため、その支払いに行き、1100Rsを支払った。
伝票を持って新しく出来た病棟へ行くが1~4階はまだ未完成で工事中。
5階に来てようやく胃カメラの撮影機材のある階へ来たようである。

待つ事5分、「スジタマサノリ」っと呼ぶ声に「私です!」と言って出向くと
「きょとん」とした顔で「男なの?」と怪訝そうな言い方であった。(ネパールでスジタは女性名なのである)

私は日本人で「スジタ」は家族の名前です。と言うと理解されて通されたが、
部屋に入って直ぐに「ベッドに横になって」と看護婦さんに言われ素直に横になり
「起き上がって」と言われて起き上がると「虫除けスプレー」のようなものを口の中に噴霧された。

「ちょっと苦いよ」と言われたが、さほどのこともなくしばらく寝ていると、
看護婦たちの楽しそうな話し声に「自分がうつらうつら」して寝入ってしまった事に気づいた。

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何時から胃カメラをするのか?と聞くと後30分はドクターが忙しいから来られないとの返事。
さすが、ネパールである。
患者は「物」と同じで「待っているもの」だとする考え方にちょっと「むっ」となったが、
ベッドで寝て待てるのでまぁいいかぁ・・・

だったらちょっと寝ているかっと・・(ふとんもあって暖かい)
言われた通り30分ほどしたらドクターが来て「今から内視鏡で見て、
悪いところはサンプルを採取し検査する」と言って看護婦にマウスピースをはめられ、
私の頭は看護婦に抱え込まれて身動き出来ず、否応なしにカメラが口の中に入っていく。

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私の頭はまだ半分「寝ている」のである。
大型の画面に食道と胃の中が順に映し出され、やはり胃の上部に何か変な物があるのが確認出来た。
6箇所から採取されたサンプルは1週間後に結果が出るとの事で、
それまでは自宅で待機することになるが、通常の生活でいいとの話であった。

最後にドクターから「心配しなくてもいいから」「癌の確率は30%で70%は癌ではないし、
癌でも進行に時間が掛かる」と気休めのような慰めの声を聞いたが、
私からドクターに「私はもう70年も生きて来た、もう何時死んでも問題ない」と答えると
ドクターが「私もそう思う」と答えたから笑ってしまった。
ここでは癌患者に対し「癌の告知」は普通のようである。
一安心である。

残された時間にいろいろ整理ができるからである。





顔を出したヒマルチュリ・マナスル
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【井戸の外から】

昨今のニュースを見るにつけ、日本も世界から注目される「心の大きな国」になったものだと「嬉しいかぎり」である。
特に外交交渉やその対応には東南アジアをはじめ、
アメリカやヨーロッパ諸国から熱い眼差しで見られている事が読み取れるからである。



【ネパールの習慣】

先般も記載したが、やはりここのペンを執った時の動きが可笑しい・・
病院の先生すら問診表を90度に立てて、下から上に向かって英語で書いているのである。
しかし、これが何か不都合でもあるかと言うと「無い」。まぁいいか・・









では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/04/24(金) 09:36:48|
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ネパールの時間に対する考え方

4月17日(金) 天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:60%


今回は、諸外国とは大きくかけ離れたネパール人に於ける「時間」とは何であるかを考察してみた。
以前にも何度か同じようなテーマで記載した事があったが、
私自身にも不満がある時に掲載しているため、ご理解いただきたい。

確かに「ある一定の仕事」の場合には、何とか決められた時間を守る。
しかし、多くの場合彼らに「時間の観念」は皆無であると言っても過言ではない。
そしてもっと無いのが「根気」である。
着実に「こつこつ」と言うような働き方の出来ない民俗でもある。

日本でも、多くの場合「企業や店」が時間を管理している。
定年になると、それが無くなり自分が管理する事になるがこれがなかなか難しいのが現実であろう。

前記が示す通り、現役時代の誰かが管理している時間は一秒の狂いも無く管理されているが、
一旦退職すると「時間の無秩序的」な使い方になり、ここネパールではそれが何百年と続いて来て今に至るのである。
なぜなら、「時間管理」する必要性が全く無いからである。

役所は元より、銀行・警察・個人商店に至るまで「まちまち」の勝手な時間管理がなされているのが、
外国人からすると「特別な事」に写るのである。
しかし、それは個人の考え方ばかりでなく公共交通機関(バス)に時刻表なるものは無く、
適当に発車して適当に停車しているため、会社に間に合わない?
職場に間に合わない?など当たり前で1~2時間の遅刻は許容範囲内であり、想定内の事なのである。

もちろん個人的都合もあり、もう少し遅れる場合もあるが概ね2時間以内であればOKなのがここの常識。
外国人からすれば「とんでもない」事であるが、ここでは当然の事なのである。

この考え方に合わせて、「報告・連絡・相談」と言ったいわゆる(ほうれんそう)が無いため、
「嫌気が先に出てきて、支援活動を止める」海外の個人や団体も多いのが現実である。
でも「子供たち」はとっても可愛くて「心が和む」。

一方、ここでは数多くの政党があり(約200以上の)それらが国の改革のために実施するのはストライキである。
先般もゼネラルストライキが実施され、買い物や支払いなどの仕事があったため、
ラスミと銀杏旅館から「徒歩」でバネパの町まででかけたが、最低30分は掛かる道のりである。
車の走らない道路を人だけが歩くのである。

何時もはバスの窓から見る景色も、今日は「人の目線」で見る事が出来る。
添付写真の様に、、道端には大麻草や多くの春の花々が咲き乱れて
結構楽しく歩く事が出来たのもストライキのお陰??
民家の周りには大麻草が一杯で、草刈の後乾燥した大麻草を燃やすため、
周りには大麻の「匂い」が充満・・・・これって違法じゃない??

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【井戸の外から】
統一地方選挙でも自民党の圧勝のようで「安部政権」が支持された事は明確である。
しかし、難問の山積する日本の進む道は決して楽な道ではない。
安部総理の政治手腕に期待したい。



【ネパールの習慣】
今回は、ここの習慣と同じような内容に付き割愛したい。




余談:先日から「のどの奥が狭くなった」ような感じがして、
食事をするとのどに詰まって胃袋に入って行かないような感じがするため、
今日はこれからドリュケルホスピタルに行ってくる。結果は後日報告させていただく。






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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/04/17(金) 17:40:05|
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ここでも始まった「価格破壊」の波

4月7日(火)天気:快晴 気温:18℃ 湿度:65%


はじめに、ストライキによりネットワークの修理に手間取り
「バネパ」まで来て配信している現状をお伝えして配信の遅れた事をお詫びしたい。

今回は、ここネパールで見かけられる「中国製品」の価格破壊についてお伝えしたい。
もちろん、観光客としての中国の方々も含めてである。
「安かろう悪かろう」の時代から「安かろう、まぁ良かろう」に変わりつつある現在、
中国との物流でいったい何が起きているのだろう。

先日、バネパの町で「停電対策用」に懐中電灯を購入した。
この時、半年前まで400Rsしていた物が250Rsで売っているではないか。
充電式の結構良い物で、最大12時間は使用に耐える。

店主に「私は以前貴方の店で、400Rsでこれを買った、しかし今はなぜ250Rsで売っているのか?」
私としては以前が高く売られた事に腹を立てていたわけではないが、
店主は怒っていると判断したのか「仕入れ価格が安くなった」と正直に話してくれた。

この一例を見ても、中国製品が「飽和状態」による「価格破壊」を起しつつある事が伺われる。
ネパールからしてみれば「安いに越した事はない」のである。

中国の観光客にも変化が見られる。
3年ほど前の「怒涛のように押し寄せた」観光客は影を潜め、今は以前の10分の1以下にまで減少。
ここネパールに来られた方であればお分かりだと思うが、
これだけ乱立した中国人相手のホテルやレストラン、さらには土産物を売る店まで
一見「中華街?」と疑いたくなる状況である。
彼らは、ここでも価格破壊を起している。

なぜなら、店の権利を買う時の値段が通常の10倍近くで購入しているため、
どんな「大家さん」でも「喜んで貸してくれる」のが現状である。

このため、物の価値観が中国の価値観で取り扱いされ、今まで100Rsで売れたものが、
30Rsほどでないと売れない逆転現象が起きている。
彼らが安く同じものを売り出すからである。

今までの、ネパール独自の価格設定が破壊されつつある。
ある、当方のネパール人の友人の店での事である。
編み物やシャツ・帽子・ジャケットなど、日本でもおなじみのアジアン雑貨であるが、
全ての商品に中国語で「割り引きはありません」「決まった値段です」と書かれた張り紙がしてある。

友人に聞くと、中国人観光客が「どかどか」と押し寄せ、原価の20%程度の値段で売れと迫ってくるため、
一時店を閉めて、商品に前記のような「張り紙」をしたと「嘆いて」いた。

これが、商品だからこのような自体になったが、タクシーの場合には違う。
ネパール人たちの「反撃」が起こっている。
先般もお客さんの送迎でトリブバン空港へ出かけ、お客さんを見送り、駐車場で待っているはずのドライバーが居ない。

何処に居るのかをモバイルで探したら、40mほど離れた所の人だかりにいる事が分かった。
彼の電話で「面白いから来て」と言っていたので近寄って見ると、
若い中国の男性がタクシー代の値段交渉で、先ほどの通常価格の20%程度で交渉しているのが見て取れた。
約20分ほど、多くのネパール人ドライバーに囲まれた中国人観光客は、通路にしゃがみ込んでしまった。
交渉に疲れたのであろう。

私が下手な英語で「どうしたのですか?:ホワットハペン?」と聞くと
英語が全く話せない方で、今カトマンドウへ着いたばかりのようである。

「これから何処へいくのですか?ホーユーゴーナウ」と聞いても何も答えない。
やはり私の英語では駄目か・・・・半ば諦めていたが・・・・
すると、「ソーリー」「キャンノットスピークイングリッシュ」と聞き取れる英語らしき言葉が聞こえた。

自分も以前はこんなだったなぁ~と思い、近くのドライバーに「彼は何処へ行きたいのか?」と聞くと
ラジンパットの友人の家らしい。

当方が300Rsで連れていってあげてと「ドライバー」にお金を渡して、中国人男性を車に乗せて「一件落着」。
この時、他の中国人もいっぱい近くを通っていたが、全く関心のない様子で、通り過ぎていくだけであった。
同胞の困難を誰も助けない。

これも中国の考え方なのだろうか?
帰りのジープの中でドライバーが「なぜ300Rsもやったのか?」と聞いてきたので
「今夜、彼は空港に寝る事は出来ないだろう?」と答えた。
彼曰く、「乞食ならOK」、でも彼はお金を持っているのに・・・・・
会話のできない異国の方に現在の物価など話せる分けも無い。

以前にも同様のトラブルがあったが、この時には親子の中国人は、
とんでもない場所へバスで連れて行かれた。(ちょっと可愛そうでもあった)
こんな小さな国ネパールへ、マンモスのような中国の方々が押し寄せて来ては個人の商店などでは太刀打ちできず、
中国のスーパーの進出激しいネパールに、どんな「後遺症」が残るのかが懸念される昨今である。








メールダラからのサンセット(幻想的)
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サンガからのヒマラヤ(サイクロン一過のサンガから)
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【井戸の外から】
現在JICAの主導でポカラへ行く道路にトンネル計画があり、いよいよ具体的に動き出したようである。
これが出来れば、バスの時間も1時間半程度は短縮されさらに、
ポカラの国際空港が完成すればカトマンドウを通らず、直接ポカラに入国出来る事となる。
良いのか悪いのかは???、でも自然破壊だけは避けたいと願うのは私だけではないだろう。、





【ネパールの習慣】
毎朝、食器を洗っている風景を見掛け、日本人の方が「綺麗好き」なんですね~と話された。
いえいえ、そうではありません。
それは昨夜の食べ残しの食器、汚れた食器で、洗ってないだけです。
ここでは、食べても食器は洗わないのが習慣です。
次にその食器を使うときつまり、翌朝食器を洗うのが普通なのです、と答えた私の胸は複雑であった。
(なぜなら銀杏旅館でも度々あるからである)
文字色






では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/04/08(水) 12:24:37|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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