ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

堪忍袋の緒が切れ「実力行使」!

2月27日(金)天気:星は見えない 気温:16℃ 湿度:60%


今回は以前にもいろいろな形で記載してきた「ネパールマインド」との葛藤について、どうしてもお伝えしたい。

新銀杏旅館が出来て、「ほっと」している暇もなく、次から次へと「湧き出てくる」ネパールマインドとの戦いは、
パトネちゃんのお嫁さんが「出産」のため銀杏旅館に来た時から多発。
ラムチェ村からは、ミナのお母さんも来てお嫁さんの看病である。

パトネちゃんが、ラムチェ村での出産を「危ない」と考え、
ここ銀杏旅館に事前に連れてきて陣痛の起きるのを待っていた。
約一ヶ月後、陣痛があり、深夜にドリュケルの病院に送り込んでから10時間後元気な男の「赤ちゃん」を出産。

病院に居るとお金が掛かると言って「銀杏旅館」へ3日後に連れてきて3週間、
親戚のみなさんが「来るわ来るわ」毎日のように見学?に訪れ泊まっていかれる。

まぁ、それは文化だからと何も言わず放置していた。
しかし、キッチンの使い方が「めちゃくちゃ」になってしまった。
お母さんはじめラスミや親戚の人、はたまた近所の村人と、入替わりにキッチンへ迎え入れて
お茶を飲ませて話し込む事になる、これでは調整すら出来ない。

ミナがキッチンでのルールを書いて壁に貼ってあるにもかかわらず、
素足やスリッパで部屋からキッチンへ出入りし、肉料理を作っては部屋へ持ち込んでいるではないか!
これでは、せっかく作ったルール(専用スリッパを履く)もキッチンの壁に貼られて悲しそうに見える。

先日、タメルにある日本食レストラン(白髭の日本人男性)のオーナー曰く、
「幾ら教えても彼らの考え方は変わらない、なぜならDNAがなっとらん!」
どうしても直したいのなら「背中を何度もひっぱ叩いてでもやらないと直らん!」言われ、
彼も相当にネパールマインドに対してご苦労されていると聞いた。

彼らには、専用の道具と言う文化がないのである。
たとへ私の物でも「黙って使って壊す」から始末に悪い。
だから、使われて悪いものは「鍵」をかけて、しまっておく毎日である。

しかし、ここは踏ん張りどころである。
キッチンはタイルの床面なので、素足では「冷たい」事このうえない。
だから、スリッパを最低限の3足にしてしまった。(今までは5足)
何人もキッチンへは入れない状態にした。

さらに、彼らの食事の時間がこれまた「めちゃめちゃ」で決まっていない。
夕食などは午後7時頃にも食べるし、午後10時頃にも食べし、12時にも食べる。
つまり、各自のお腹が空いた時が食べる時である。
だから全員一緒に食べる必要性を、全く理解しないのである。

しかし、何時までもキッチンを使われては最後の点検が出来ない。
もう~我慢の限界!!!
この点検は、私自身がやっている。
そこで、これではいけない!
何とかしなくては・・・、と考えて、私の就寝時間に合わせてキッチンのドアーを閉めて鍵を掛けてしまった。

これには彼らも驚き、慌てて、「キッチンを開けて~」と言って来たが開けない。
定刻までに食事を終えて後片付けをするように言ってあったが、出来なかったため初めての「実力行使」であった。

ミナは友人の「植林活動」で居ない、パトネちゃんもエベレストのトレッキングで居ない。
居るのはラスミ・お嫁さん・お母さん・赤ちゃん・親戚の方々数人である。

すると、植林活動のトリスリから、夜10時ごろミナからの電話。
何があったの??
多分ラスミちゃんがミナへ連絡したようである。

理由を説明し、ルールを守るために仕方なくやった事を伝えてミナも納得。
翌日からは「慌てて食事」をするラスミたちを見ることになった。
こんな毎日が「銀杏旅館」で繰り広げられている。





カトマンドウへ向かう混雑する道路の様子
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ミナのお父さんが来て、赤ちゃん誕生のお祈りの様子
(赤ちゃんも線香の煙で煙たいよ~っといっているよう)

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【井戸の外から】

今年はここネパールでも特に天候が不順である。
2日ほど前にも朝から曇り空で、とうとう雨になった。
やはり、今年の梅雨は早くなるかもしれない。
お陰で、停電も1日あたり11時間(7時間・4時間)といたって少なくて済んでいる。





【ネパールの習慣】

今回は同様の内容であり割愛させていただきたい。













では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/02/27(金) 14:54:48|
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自由ってなんだろう?

2月18日(水) 天気:晴れ 気温:18℃ 湿度:58%



憲法でも家庭の包丁でも「使い方ひとつ」でどうでもなる。
人の心も、以前のブログに記載したとおり、「同行二人」である以上「使い方ひとつ」であろう。

イスラム国入国を目指す報道関係者に「売名行為をやめよ!」と言いたい。
通常の戦場カメラマンとは違う「蟻地獄」の様子を取材したいカメラマンはいっぱいいるだろう。
しかし「命がけの取材で」どれだけの人々に迷惑を掛けているのかを悟るべきであろう。

特に日本国民の血税を「自殺志願」の輩につぎ込むのは、一般国民が許さない!
こう言っている私に於いても同様である。
他人に迷惑を掛けてまでする「仕事」ではない。

一方、ボランティア活動で拘束されている諸外国の方々も居る。
彼らは決して「売名行為」で行っているのではない!
「助けたい!」ただこの一心での行動である。

ここネパールでは「ここには入っては駄目」と言うところがかなりある。
具体的にはヒンズー教の寺院である「パシュパティナート」などは外から見る分には問題ないが
内部に入ろうとすると「異宗教の人は駄目」と断られる。

しかし、これは多くの人々が認めている事で特別な事でもなんでもない。
では国の場合にはどうだろうか?
特に安全を脅かすような恐れにのある場合にも、自由ってまかり通るのだろうか?
殺す側の自由ってあるのだろうか?
そうなれば、もう人間社会でなくなる「鬼畜」に世界であろう。
それと同じことで、危険だから行かないで!と言っても行く人は助けて欲しいとは決して言わないだろう。

一部報道では、旅券を政府に返却請求されて「報道・渡航の自由を奪われた」とか騒いでいる輩が居るが、
単なる「売名行為」だけであろう。
救出する側からすれば「やってほしくない」行為であろう。
しかし、救出しなくても良いから行かせて欲しい人も居た。

一人の命を助けるために一人で出かけて行って、同じ運命になっただけである。
「愚か」の一言であろう。

泳げない人が「溺れている人」を助ける事が出来るのか?
助けられなかった国の責任追及?それはないだろう。
それこそ、「自己責任」の何ものでもない。
売名行為の何ものでもない。

仮に救出出来ても、黙って消えて行く人だろうか?
私が救出しました!と唱える人ばかりであろう。
情けない事である。

黙って行動し黙って去っていく、武士道精神の人は居ないのか!
今回の旅券没収の輩にしても同様で、黙って近隣諸国へ出かけて進入ルートを探れば入れるかもしれない。

では「なぜわざわざ分かるような」渡航の仕方をしたのか?
売名行為そのものであろう。

報道の自由を訴える前に「人としての責任」を考える事は出来ないのだろうか?
他人に迷惑を掛けてはいけない!と言う「基本的な常識」すら忘れた輩には、
義務教育をもう一度やり直してから、社会に出てきて欲しいものである。

今回は、如何にも「情けない日本の報道関係者」を見受けて配信した。

しかし極めて低次元の物議に、情けないことこの上ない・・・






1月に行ったポカラのフェワレイクから見たアンナプルナ
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カトマンドウの雑踏
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【井戸の外から】

極寒の日本列島では「地震」が頻繁に発生して、
今年中には過去最大級の自然災害(地震を含む)が発生するとの話しも多い。
賢い日本人に課せられた難問でもある。



【ネパールの習慣】

ここネパールでは、出産したお母さんはローカルチキンを毎日のように食べさせられる。
栄養補給ではあるがいささか「うんざり」するのはないだろうか?
4日ほど前にパトネちゃんの奥さんが出産「男の子」であった。
お嫁さん(ウルミラさん)に聞いたが、「これでいい」との事。
野菜もご飯も無く、ただただ「鶏肉」だけを食べる毎日である。
しかし、1週間程度で終るそうである。
民族の違いで、他の滋養のある食べ物もありそうだが・・・・


パトネちゃんの息子「竜馬:呼び名」
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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/02/26(木) 16:30:23|
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ネパールの病院・・・・

2月9火(月)天気:快晴 気温:12℃ 湿度:55%



今回は、ここネパールに於ける病院についてお伝えしたい。
10ヶ月前に「ききょう:肺が萎んでしまう」病気?になり、ドリュケルホスピタルに1週間ほど入院した事は、
以前の通信でもお伝えしたが、その中身については記載していなかったため、
今回、がん検診に病院に行った折に「これをお伝えしなければ」と考え、ここに記載する事とした。

一般的には「個人病院」もあり「総合病院」もありで、街においては何ら問題は無い。
山村での病院は皆無であり、あっても「診療所?」程度しかないのが普通である。

さて、以前、日本の定期健診で「がんかも知れない」と言われて、検査をしますか?の医者の質問に
「しません」と答えてネパールへ来た。
その事もあり、多少心配でもあったが「ついで」でもない限り検査だけで行くのは??と考え今日に至っている。

ミナから「病院から定期的に肺の検査をしなさい、と言われているのでそろそろ行った方が良いよ。」と急かされて
「では行ってみるか?」程度の考えで病院に出かけた。

ここネパールでは、初めにカルテを記載するノートを30Rs程で購入してから、診察がはじまる。
1:診察を受ける順番待ちで、約1時間は椅子に座って待っている。
  もちろん事前に先に購入したノートを受付に置いておく事を忘れてはならない。

2:医者に何処が悪いのかを伝えて「診察がはじまる」がこれ がなかなか「いいかげん」な感じの診察で、
  ノートに病名と処置を記載して検査をする処置依頼書に記載して、それを患者が持ってレントゲンなり、
  血液検査なり、CTスキャンなりに出かけるのだが、その前に「お金を支払った」と言うスタンプを貰ってから、
  出かけるが投薬だけであればこれで終わりである。
後は薬を飲んで一定の期間経過した後、再度診察を受けに来ると言った事が繰り返される。

3:ここでも順番を待つ長いラインが出来ていて、この分だと今日中には無理かもと考え翌日に廻す事もある。

4:検査や撮影をしてもらって、そのレポートを貰うのにまたまた1時間程度は待たなくてはならない。

5:レポートを持って再び診察室で医者の問診があり、手術が必要であれば、
それに使う薬や機材を事前に個人が購入(医者が書いてくれる)

6:手術などが不要の場合には、購入する薬を「購入用紙」に書いてくれる。

7:それら必要機材を購入して手術の順番を待っている。

8:看護婦さんに呼ばれて手術室に入るが、これが手術台があるだけで、これと言って普通の部屋と変わりが無い。

  余談ではあるが「sujita:スジタ」と言うのはここでは「女性の名前」で、
  呼ばれた私が出向くと「お前じゃない!」と言って追いだれた事も度々。

9:購入してきた薬や器具を看護婦に手渡し、いざ手術台へ・・ ・「どきどき」である。

10:日本の床屋さん程度の手術台に乗って待っている時間の長いこと長いこと。

11:肺の病気の時には、医者が全員、若い先生ばかりで「みんなにこにこ」しているのには
   「何か複雑」な感じがしたものである。
   この病院では日本のような年寄りの先生は全く見ないが、時折委員長先生などが見回りに来ると
  「すばらしいヒゲ」の先生で、貫禄のある体格の先生が、多くの若い先生を従えて巡回診察に来る。

12:無事手術の経過もよく、退院となっても数ヶ月毎の検視は必要である。


こうした時間は、日本では考えられないような時間が経過するが、ここでは普通であり、
特にすることも無い人々ばかりなのか、焦って早くやろうとする人は全く居ない。
このあたりは日本の老人の病院通いとよく似ている。待たされても怒らない。

これがネパールでの病院での動きであるが、日本のように案内はいっぱい書いてあるも、
全て「英語とネパール語」であり、当方はミナが居なければスムースに病院内を行き来出来ないことは言うまでもない。






「歯医者」での治療風景
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病院に行くまでに出会う家畜たち
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病院内の診察の受付を待つ人々
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薬や機材の購入窓口
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病院の様子
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「ネパールのすずめ」
何処か間の抜けた姿に見えるのは、頭の色が グレーなためである

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【井戸の外から】

最近日本の若者とお話しする機会が多くなり、いろんな考えで海外に出かけてきている事がわかる。
ある若者は「幸せとはなんだろう?」を探しに来たり、これからの自分の夢の実現に
何らかの参考になる物事を探しにきたりとさまざまである。
しかし、一点一様の「幸せ探し」には幾分無理もある。
夢は何処まで行っても夢であり、現実化するための手段を選んでいては何も出来ない事になってしまう。
夢の実現には手段を選ばず(他人に迷惑のかからない、悪いことさえしなければ)
なんでもするくらいの考えで進めなければ、何時までも実現はできないであろう。






【ネパールの習慣】

兄弟で話しをしている時には、我々が聞くと「怒っている」かのように聞こえるが
実はそうではなく「会話を楽しみながら」話しているとのこと。
また日本人の会話をネパールの方が聞くと「怒っている」ように聞こえるそうである。
文化の違いから来るイントネーションの使い方も相当に違うようである。










では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2015/02/26(木) 16:09:54|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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