ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

借りてきた「猫」

9月23日(火)天気:晴れ 気温:22℃ 湿度:70%
(でもヒマラヤは見えず。)

やっと雨期も終わりに近づいて来たようである。
時折、ランタンリルンやヒマルチュリが顔を出してくれるようになった。

今回は、ネパールにおける「猫事情?」についてお知らせしたい。
ネパールではいわゆる 飼い猫と言う習慣はなく、猫は地域を管理?していると言っても過言ではない。

先日、ミナのお父さん:アバに「私の部屋で2匹のねずみが喧嘩をやっている」と言うと、
お父さんは「黒猫」を捕まえて来て、「これを部屋に入れておいて」と言って入り口を閉めた。

猫は「ミャーミャー」と鳴きながら部屋中を動き回っていたが、
その内に扉にガリガリと爪を立てて「出して欲しい」ような素振りを見せていたので、
「可愛そう」になり、外のベランダへ出してやった。
この間約1時間ほどで、ねずみの喧嘩は自然に収まったから不思議にである。


別件で、先日のとても恥ずかしい一部分をお伝えしたい。
当方がポカラで「無免許運転」で捕まった事である。
因みに、当方の免許証は普通免許をネパールのものを持っている。
しかし、2輪車は持っていなかった。
つまり、自分でも十分悪い事は知っていてやっていたのである。
ネパールのおまわりさんに「ごめんなさい」!

でもポカラでは、観光客は誰もバイクを借りる事が出来る。
無免許でも???
貸してくれるから乗ってしまう???下手な言い訳・・・

レイクサイドでは検問もないからに他ならない。
外国人の街だから??
何時も、ポカラではをスクターを1日借りて、必要な行動の円滑化を図ってきた。
と言うのもタクシーを使うより安いためと、
レイクサイドから2~3Kmの距離であれば警察も検問をしていなかった事も幸いし、
過去10年ほど捕まった事は一度も無かった。
これが間違いであったと反省しきり。

朝8:30ごろレンタカー屋さん(路上商店)で値段交渉して、500Rsでガソリンは自分持ちと言うことで了承。
早速ガソリンを入れに空港近くのペットロールポンプ(ガソリンスタンド)へ行き、
3ℓ・405Rsほど入れ早速行動開始!

再度レイクドに戻るため、ダムサイト経由の凸凹道を進んだ。
すると、この10年で初めての検問があるではないか!逃げるわけにも行かず、
ポリスの支持に従い停車すると「免許証を見せて欲しい」と言われる。

仕方なく普通免許のみの免許証を出すと、
「これは乗用車の免許で2輪ではない」と言われ、
「あっちで200Rsを払ってくれ」と言われるまま200Rsを出すと
「キップにサインをしろ」と言うのでしぶしぶすると、「これでOK」と言って行ってもいいと言う。

心配になって「このバイクはどうする?」と聞くと「問題ない」と言って、
「今度、違うポリスに捕まると再度200Rsを出さねばならないので十分注意して運転しなさい。
また、私だったらスルーしてあげる」と別れ際に握手までして返してくれた。
仏様のようなポリスであった。

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もう一つ、ポカラの最新でもない(3ヶ月前)ニュースについてお伝えしたい。
それはツーリストバスの事である。

カトマンドウでは何時もジャーマルの路上に並んでいるツーリストバスに乗るが、
ポカラでは広いバスターミナルがあって、そこに着いたり、乗車したりと
結構馴染み深いターミナルでもあった。

3ヶ月ほど前に、ポカラの役人とバスを運行する会社とが
「駐車場利用費」の支払いを巡り喧嘩になったそうである。

つまり、路上での乗り降りであれば、不要な「駐車場利用費」の支払いは役人にとっては諸刃の刃で、
狭い道路を客待ちに使われては、渋滞を引き起こすかもしれない、との懸念もあり
広い駐車場を提供してきたが、バス1台に付き150Rsの駐車料金を支払う事に難色を示した結果、
路上での客待ちになったそうである。

運行会社でも、我々が客を運ばねばポカラの観光客は激減する!と息巻いていて、
なかなか結論は出そうに無いのが現実である。

当面は路上での乗り降りが実施されるが、駐車場の中で営業していたお茶屋さんや
ジャーマンベーカリーのパン屋さんが被害甚大であろう。

レイクサイドには全てのバスが行くので、最寄の場所で降りられるが乗車するには、
今までの大駐車場の前にある路上から乗車することになる。

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さらにもう一つ、ポカラでの建設ラッシュにおける???を一つ。
幾つものホテルが建設されて、前後して建てているさ中に、お互いに建物が干渉する場合がある。
日本では絶対にあり得ない光景でもある。

建物の「壁」の部分が干渉する事は少ないが、
ひさしや柱の一部分が先に建てた方の柱やひさし・柱の一部分が否応なしに削られるのである。
でも文句は出ないし、少し話し合いがなされて建設は進んでいくのであるから不思議である。


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【ネパールの習慣】
一番下のアシスとラスミが高校へ通い始め、早朝5:15ごろから学校に行くための準備に毎朝忙しい。
前の晩に準備すると言う事はしない。何度言ってもやらないのである。
彼らは無駄?な事と考えているようで、探し物も毎日の事。
寝入っている私は何時も起こされて、
昼間に睡魔がやってくるのがここの学校へ行くまえの状況である。
兎に角毎日である。これもネパールである。




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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/09/25(木) 09:55:07|
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メールダラでの調査活動報告

9月13日(土)天気:雨 気温:22℃ 湿度:70%


はじめに、先の通信でお知らせした「活動の写真」は一部のもので全てではない。
従って、多くをお知らせできていない。
今回は14日間の活動の全てをお伝えし、ご理解を得たいと考える。

さて、今回はじめての取り組みであった
「二人の高校生を含む学生さん」たちに依る山村家庭の訪問調査は、
村での貧富の差を「目の当たり」にし、生活の実態を観てきた活動であり、
過去、私の調査では「半数程度の調査結果」であったが、今回は全ての家を調査出来た。

これにより、具体的な「村の改善策」を打ち出すことが出来る。

過去2年半の「細々」とした調査でも、貧富の差やカーストの違い程度は分かっていた。
しかし、「村の生活改善根拠」とするには乏しい情報であった。
今回の学生さんたちの支援で村の全戸を調査出来、
その確かな根拠が出来た事は大きな成果であった。

村の貧富の差を「縮める」事はできないが、
農業に於ける収穫量の改善で過去の2倍程度の収入は望める。
それが、一小作人でも同様である。
全体の底上げを図れば良いわけで、その第一歩を踏み出す時が「今」である。

「農業に於ける秘薬?」を山村農民が自ら創り出し、収穫量の増産を図る事が目的であり、
化学肥料の進入を防ぐ手段でもある。

その後、村長さん自らが、各山村への「水平展開」を図る事を条件に、秘薬造りに取り組む事になる。
3~5年間は掛かるだろう。
これは、一つの村に於ける「生活改善」の始まりでもある。

調査結果は半数以上が毎月1000Rs以下の収入で生活している。
つまり、1000Rs÷30日=30、3Rsが1日の収入である。
これで、平均家族4人から5人の食費や衣類などに使われる訳だが「何も出来ない」のが分かる。

小作人が80%以上のメールダラ村では、
急峻な斜面や狭い耕作面積の中で収穫を余儀なくされているが、
何時からこんな生活が続いているのかは、これからの調査である。

さて、今回の学生さんたちの活動は調査だけではない。
42人から60人に増えた子供たちとの「遊びを通した交流」に忙しい。

なぜ学校に来る子供たちが増えたのかは、前に記載した家族の収入を考えれば当然の事である。
学校へ来れば「カジャ:給食」が食べられるのである。

学生さんたちの「交流」は運動会やゲームなど多種多様な「アイディア」を持ち込んでの「遊び」で
滞在した2週間の間には、自分の弟や妹のような感じさえ持つに至った。

中には「愛おしい」過ぎて、一緒に自分の寝袋に入れて寝入ってしまう学生さんも居て、
子供から「しらみ」を移された学生も居たほどである。

7月23日に到着した学校では、トラックの荷台に一度に乗れなかった3人が後から到着。
(約1時間半遅れて到着)
遅い到着にも関わらず、子供たちは牛乳トラックを出迎えに2Kmほどの山道を降りて来ていた。

早速、荷物を宿泊先の「教室」へ移し、歓迎式典。

その後、夕食準備に入るも20人の食事は大変である。
ご飯もおかずも半端な量ではない。
まるで避難所の炊き出し風景そのものである。

一応、食事当番は決まっていたが、料理人でない彼には20人分の食事は無理である。
19歳から21歳の若者たちである。
手伝いならできるので、お願いしながら準備をする事になった。

しかし大変な事である。
扱う物が大きい。

なべは「はそり」のように大きなアルミのなべ。
お米も10ℓの圧力鍋で一気に炊き上げる。

食欲にも濃淡があり、食材の無駄使いを考え少なめに準備したが、予想を大きく下回った。
各自の健康状態も、食欲に繋がるためチェックを欠かせない。
少なく作る事は不満を招くため、常に少し多めに準備してきた。
これは、今後の活動に参考にしなくてはならないので重要なポイントでもある。

今回の活動は、通常では訪問する事が出来ない「個人の家庭」に入り、
家族体系や収入まで聞いてくるのは不可能である。
さらに、家の内部を観察し生活状況を観て来るのである。
通訳の中学生を連れての訪問ではあるが、彼らが観たものに「嘘は」ない。
人生の大きな参考になる事であろう。

14日間と言う長い滞在で、村人や子供たち、そして高校生を含む学生さんたちの交流は、
大きな成果を心の中に植えつけた。

9月5日に山を降りる時、管理人さんの「小さな瞳」が潤んでいるのが印象的であった。





【ネパールの常識(今回より)】
ここネパールの紙幣は5・10・20・25・50・100・500・1000とあり、
破損してても修理してあれば使える。
欠損していても使えるが、欠損していると受け取ってもらえない事があるので、
お釣を貰うときには注意しないと銀行まで走る事になるので要注意である。







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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/09/13(土) 19:04:18|
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メールダラで生活環境調査

9月6日(土)天気:曇り 気温:24℃ 湿度:65%


はじめに、今回の「通信」が大幅に遅れた事をお詫びしたい。

8月23日から9月5日までの14日間を、メールダラの小学校で生活して活動した事は過去にない。
どんなに長くても4~5日程度であった。

今回の企画は、私たちの活動の一部である「山村に於ける生活環境調査」を学生さんたちに実施しうていただき、
彼らには山村の実態を自分の目や耳で観てもらう事と、
小学生の子供たちとの交流や、村人との交流を目的とする運動会や、各種の遊びを通してより深い交流をめざした。

もちろん、ここの学校の卒業生も加わり若いエネルギーは疲れを知らず、
期間中の殆どを「子供たちとの交流」にあててくれた。

今回はこの活動の画像を中心にお伝えして、この後の「通信」でまとめた報告をさせていただきたい。

添付写真の中で「子供たちが食べているのは昼食」である。
これはかつて無かったが東京の某建設会社のご厚志により実施できたものである。

さらに「雨の中を」実態調査に出かける学生さんたちや子供たちと遊ぶ学生さんたち。

今回の調査により、村における「貧富の差」やその実態が明らかになり、
村全体の生活改善方向など多くの情報を得る事が出来た。



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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/09/06(土) 15:48:40|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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