ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

矛盾

6月25日(金) 天気:曇り 気温:24℃ 湿度:62%


はじめに、3日ほど前に当方の発信元として「変なメール」が配信された方々にお詫びしたい。
1年に1回はこうした理不尽なメール妨害に遭遇するが、負けてはいられません。
こうした対応も、PCの苦手な当方にとって大変な事でもある。


今回は、以前にもお伝えした事があるが再度、人が生きて行く過程で遭遇する幾多の「矛盾」についてお伝えしたい。
成績の良い子に・良い学校を出れば・大きな会社に入れば、などなど
親の目から見た子供の進路は「親の自分の行きたかった進路」であって、子供自身の選択ではないと言う事。

誰の人生なのか?
生き方を教える親は殆ど居ない。
親も知らない事は教えられない。(ごもっとも!)

なぜ?
難しくないのに?
ただ生きるだけなら。

昔なら
・「近所のみんなと仲良く」
・「弱い子をいじめちゃダメ、みんな一緒に遊んで」
・「遠くへ行ってはダメ」
・親が「うちの子を叱ってやってくださいね!」

こんな事を言って、子育てが出来た時代もあったが・・・・
「ただ、みんなと生きるだけ」ではいけない、現代社会に「違和感」を感じる。
ここで言う「みんな」とは老人・障害者を含む「弱者」と言われる人たちをも含めてのことである。

「自分の子供だけが良い子」になるために「親が教える勝ち組の方法」
「他人を敵視する子供を育ててる」・「他人と比べる子供を育ててる」
こんな育て方で、本当に望んでいる住みやすい社会が出来るのだろうか?
全て他人の責任にして、自分の生活は何も変えずに社会が変わる訳が無い!

ネパールの人々と全く変わらないではないか! 
先進国と言われてもただ文明がちょと発展した社会だけでは、本当に情けない!恥ずかしい!

子供も自分の進路を12歳や15歳で決めていた時代とは異なり、20歳になっても、
30歳や40歳になっても「本当にやりたい事」が見出せない方が実に多い。
だから親の目での選択になるのだが、果たして良いのか悪いのか?

仕事は生活の糧を得る目的であり、やりたい仕事とは違う!と言う事を理解して欲しい。
やりたい事とは一種の「趣味?」のようなもので、一生続けて行けるもので生活の糧を得るためではない。
やりたい事と仕事が一緒の場合は極めて少ない。
「芸術家」などがそれであろう。

それは、数学の1+2=3のような社会であれば何の問題も無いのだが、
答えが「人によって・会社によって」異なる現代社会では、迷うのが当然とも言える。
しかし、これを乗り越えないと先へは進めないのも事実で、あまりにも多くを、子供たちに要求する親が多いのにも驚く。

「元気な子に育ってね」これだけで十分であろう。
どれだけ文明が進化しようと、人の本質は変わらない。
「死に向かって一生懸命に生きる」これだけである。
だから、如何に生きるかが問われるのである。

現代社会は「無菌状態」でないと安心出来ない方々が多すぎる。
病院の無菌室で育った子供たちならともかく、通常の健常者である。
多少のばい菌は抵抗力を付けるのに役立つ。

でも「自分の身体」を無菌状態にしたら「大変な事」になる。
つまり、人の身体は「菌の塊」と言っても過言ではない。
(お腹には沢山の菌が人の健康維持のため活動してくれているのである)

また、何十兆もの細胞は「毎日変化?」して「一生懸命」に生きる協力をしてくれているのである。
だから、「アクティブ」に物事を考えないと「細胞に申し訳が無い」事になる。
「ネガティブ」な考え方は「細胞の活性化を否定」する事となり、最終的には身体や精神を蝕む事になるのである。

「矛盾」の最後に一言。
分け合えば余るのに「奪い合う」今の社会・世界は間違っている!
途中半端な進言となったがお許し願いたい。 (もっと一杯言いたい事があるが・・・)





雨季の様子、僅か3時間での変化IMG_2858.jpg
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「新銀杏旅館」の最新の建設状況IMG_2868.jpg
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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/06/25(水) 12:54:46|
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老老介護:介護って誰が誰を「介護する」のがいいの?

6月16日(月)天気:うす曇り 気温:25℃ 湿度:65%


ネパールでは有り得ない問題を、ここでの生活実態を透かして日本の現実を見つめてみたい。

【老老介護とは「非人間的」な生き方ではないだろうか?】
年齢の近い夫婦では、どうしてもこうした形になるのは否めない。
ではなぜ、こうなってしまったのだろう?
言わずと知れた「核家族化」である。
近くに居れば通うことも可能とは言え、徘徊のような介護者は無理である。

それによって事故が発生し、列車の遅延保障をめぐる裁判は妻や息子への賠償を求める判決で、
こんな問題は日本には「山のようにある」が、ここネパールでは考えられない事である。
日本でも40~50年昔には「老老介護」になるとは、誰もが考えなかった事であろう。

ここネパールでは、もし子供が居なくても独居老人であっても、周りの人が面倒を見る。
それも出来なければ、山村では個人の家が引き取り面倒をみる。
カトマンドウのような街では、パシュパティナートのような「マザーテレサの館」などへ行く。

こんなネパールでも公的施設があるのに、なぜ日本のような先進国には?
全て「お金」で動く社会になり、相互共済・コミュニティーソーシャルワークと言ったものが、
言葉だけの存在になっているのではないだろうか?

今からでも遅くない。
昔のような「家族体系」の生活に戻すべきである。
親子・孫・祖父母の居る家に・・・・・・
でないと、多くの物理的な不合理や、精神的苦痛がますます多くなるばかりである。
時間は掛かる!
でも今からでも始めなければ、明るい日本の未来はないような気がする。


さて、私事ではあるが「新銀杏旅館」の建設工事進捗状況をお伝えしておきたい。
地上階と1階部分を建設中であり、後2週間ほどで支えている柱を外し内装工事にも着手する予定である。

大体1階作るのに1ヶ月を要するが、地上階では2ヶ月ほど掛かった。
完成までには後、3ヶ月はかかる予定で、出来上がった所から使って行く形になる。

今年度の帰国は7月17日~8月6日までとした。(約3週間の日本である)



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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/06/16(月) 18:01:11|
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ラスミちゃんのアルバイト

6月6日(金)天気:曇り 気温:21℃ 湿度:65%


今回は、ここネパールにおける仕事の一つでもある「アルバイト」についてお伝えしたい。

期間限定での仕事として、「じゃがいも」・「ラプシー」の収穫などがあるくらいで、多くの選択肢がある訳ではない。
特に女性の仕事となると、建築現場での砂や砂利を運ぶ仕事や
砂利を作る(ハンマーで叩いて小さくする仕事)といった労働が主な仕事である。

従って、誰もがありつける仕事ではない。
賃金も1日10時~17時まで働いて(途中2~3時ごろに昼食)
女性で250~300Rs(交通費は別途支給)が相場である。
この賃金は職種が違っても同様で、むしろ安くなると言った方が正しい。

そんな中、ある日本食のレストランの方から
「ラスミちゃんに時間があればレストランを手伝って欲しい」旨のお話があり、
毎週日曜日に来る事で彼女も了承。
彼は年中無休で仕事をしていて、「たまには休みたい」との事。
ラスミちゃんが来た日は、彼はゆっくりと休みが取れるのである。

銀杏旅館での仕事と全く違った仕事の内容に戸惑いながらも初日を終え帰宅した彼女に感想を聞いた。
すると、「とってもいい環境で楽しかった」との事。
まずは一安心。

こうして始まったラスミちゃんのアルバイトは、実は料理学校へ行く前にレストランのアルバイトとの考えから、
通常は午後5時までの仕事を午後3時までにしてもらってのアルバイトであった。

しかし問題発生!
ラスミちゃんはラムチェ村の子供であり、街での生活習慣は全くない。
今までにもネパールの習慣や考え方はブログにも掲載してきたが、
このオーナーは殆ど読んでいない方で、レストラン一筋の方であった。
だから習慣が分からず「憤慨」される事もしばしばだったようである。

ある日のアルバイトの日に、急慮、銀杏旅館に留守番が居なくなる時が発生した。
当方とパトネちゃんは2人のゲストと一緒に支援部落のメールダラへ、ミナは事務所へ、
さらにお嫁さんは実のお母さんが病気で実家に行くことになり、
5人兄弟とお嫁さんが全て出かける事になり「止む終えず」レストランを休む事となったが、
私が帰って来て確認したら連絡もせずに急に休んだ事が分かった。
早速電話で「お詫び」したが「後の祭り」であった。

ラスミちゃんにはその後、こうした時には必ず連絡してから休むようにと教えたが、
何せ初めての事で対応が分からなかった事も確かである。
その後、本人は悪気がなかったためか「ケッロ」としてアルバイトに出かけた。(これもネパールマインドである)


さて、家の建築の合間(セメントの乾燥期間)にポカラの様子を見てきたので合わせて報告させていただく。
花の多い時期であった。

以前、アニールモモの「親父さん」から支援依頼のあった「親子」のその後である。
電話での「親父さん」の連絡では、1週間ほど前に少し離れた北の方(ポカラ市内に近い)で
奥さんがその親子を見かけたので調べていた。
居場所が分かったので、一緒に話を聞きに行かないか?との事。

しかし、場所が悪い。
「春を売る家」の中である。
そこで、外に連れ出して話そうとしたが出てこない。
子供はその家の「託児所?」に置いてあると言う。

この親子に毎月4000Rsを給料として支給するので
アニールモモで、店のお手伝いと掃除などをしてくれるよう再度お願いしたが、
「給料が安い」と言って話しを聞こうとしない。

15分ほど店?(普通の家のよう)の中で話していたが「親父さん」が「もう諦めよう!」と席を立ったので私も出てきた。
今時、乳飲み子を抱えた女性が毎月10000ルピーも稼ぐ事の出来るのは、こうした仕事しかない。
でも毎月4000Rsもあれば十分暮らして行けるはずである。(衣食住の費用は不要だから)

もっと楽に・もっと沢山のお金を求めて、考えが動くのは仕方のない事なのだろうか?

気の重いポカラ行きも「花の多い季節でよかった!」
気の滅入ったまま帰るのは辛い。





ポカラへの往路で見つけた「マンゴーの木」に咲くオーキッドと果物(ライチやマンゴー)IMG_2818.jpg
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では次回「ネパール通信」まで。



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  1. 2014/06/09(月) 11:49:18|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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