ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

貴方の行動に「ありがとう!」

7月9日(月)天気:晴れ 気温:25℃ 湿度:65%


今回はここ、日本での「ありがたい、そして嬉しい」と感じた事をお伝えしたい。
我々の活動は現金も必要だが、物資(文房具など)も必要で殆どの文房具はネパールで現地調達している。
(殆どは中国製で粗悪品が多い)

帰国間もない6月30日、朝朝食を済ませて「新聞」を読んでいると「プルプル・プルプル」と、これは電話の音である。
妻が電話を取ると「筋田君はいるか?」と私の労組時代の先輩からの電話であった。
内容は「ある文房具屋さんが店を閉めるので、文房具をネパールの子供たちへ持って行って欲しい」との事。
すぐに車(軽バン)で駆けつける。

先輩は私が日本に居る事を知らないのに、妻に電話をしてきてくれた「好意」に感謝・感謝である。
しかし、一軒の文房具屋さんの品物は「実に膨大な文房具」の数である。
ありとあらゆる「文房具」が一気に揃ったが、如何に運ぶかが問題である。

家に持ち帰り、整理するのにも時間が掛かり我が家の駐車場に並べてゆっくりと整理を始めた。
この文房具は、後日ネパールに来られる方々に「少しずつ」運んでもらう事になる。


さて、今回は日本における、「若き旅人」の「行動力」をお伝えしたい。
以下は彼女(後藤 瞳さん)からの「輝くメール」である。

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銀杏旅館でお世話になった後藤です。
お久しぶりです!
いつも、ネパール通信や、事務局長からメール転送して頂き、ありがとうございます。
しっかり目を通しています。
いつも、筋田さんのメールを開く時は背筋がシャキッとします。
無事に日本に来られたようで、安心しています。
私達は、今年も6月から長野県川上村の有機野菜農家で農作業しています。
毎朝の気持ち良い空気の中で畑に出られるのは嬉しいことです。
さて、実は私達、今日はお休みをもらって東京に来ました。
というのも、今日の18時から国会議事堂・官邸前で再稼働反対の大規模なデモに行くためです。
先週末も同様の大規模デモで4万人程が駆け付けたのですがメディアは一切報道しませんでした。
(まぁ、そうだろう…とは思っていましたが…)
野田首相が再稼働を決定したのは、もう変えられないかもしれない、でも黙ってただ反対、反対と思ってもいられない。
ずっとモヤモヤしてもいられない。
とりあえず動こう!と思いました。
野田首相が悪いとか、批判したいとか、そうは思っていません。
彼は国のトップでもありますが、同時に一人の人間ですから。
ただ、今は変革期じゃないかなと思っています。
その変わり目を政府は国民に気付かせないように、何となくやり過ごそうそうとしているのが嫌です。
現実的にデモでは再稼働が止められないかもしれないですが、
でも頭数が増えれば、もしかしたら立ち止まって考えてくれる人がいるかもしれない。
メディアも報道せざるを得ない状況になるかもしれない。
今日は快くデモに送り出してくれた農家さんの想いも背負ってメ
ディアが報道しない現実に立ち会ってこようと思います。
ありがたい事に、インドやネパールで出会った仲間達も愛知や色々なところから駆けつけるようです。
1人や2人は、たった1人や2人ではない、私は1人や2人も!だと思っています。
私がデモに行くことを地元の岩手の友達が知ってくれました。
1人が行動することはやっぱり無駄じゃないと感じています。
ちょっと行動するが遅くなってしまいましたが。。。
でもこれから、です。
また筋田さんからの背筋がシャキッとするネパール通信やメールを楽しみにしています。
きっと日本滞在中は、忙しく過ごされるのだと思いますが、どうかお身体お気をつけて下さいね。
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写真は、今回のメールを送って下さった彼女たちと私。
ヒンズーのお寺とガンジャ(大麻草)とカンナ(アサブリにて)


「若き旅人たち」

IMG_3405.jpg




では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/07/09(月) 08:33:37|
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「嘘」・・・

6月29日(金)(天気:気温:&湿度:は計測機器がないため記載できない。)


これは日本からの配信である。

先日26日にセントレアに午後2時に到着。
アブダビでは乗り継ぎ時間が短かったので、暑さは感じなかったが、
日本ではイミグレーションを出た瞬間に【めちゃめちゃ暑い!】


今期最後のトゥロパカル訪問は、前回校長先生から「始業時のベル」をとの事で、
学用品の他に、ブロンズの丸い板で直径20Cm厚み6mmの「ベル?」を持ってトゥロパカル村へいった。
季節的に村ではいっぱいの果物「アルーツア:あんず?」を沢山食べさせてもらった。
これが実に「美味しい」果物でちょうど「ピンポン玉」くらいの大きさである。

IMG_3332.jpg

IMG_3334.jpg

庭に実をいっぱいに付けた枝が「重みでしなって」いた。
出迎えの子供たちと一緒に学校へ着くと、他の子供たちが待ちうけ、
手に手にアジサイの原種のような花を小さな両手にいっぱい持ち、私に生徒全員が渡してくれた。
(当然2~3人で私の手もいっぱいになるため、先生が机の上に置いてくれた。)

制服とスリッパは名前を呼んで、一人ひとりに渡したが、
鉛筆や消しゴム・鉛筆削りとノートは一列に並んでもらい前の子供から順に渡していった。
先生たちも慣れたもので、私が持っていった「キャンデー」を忘れていたのを、
文房具の配布の終わった子供からそれぞれに手渡してくれた。

以前送った「マドラー:太鼓」はまだ修理してなくて「天井に吊って」あったが、
既に皮が「ねずみ」に破られていて使えないのである。
私が「直してから吊ってはどうか?」と言うと、「ここを置き場所に決めた」と答えて
「どうだ」と言わんばかりの真顔で私を見つめた。思わず「笑ってしまった」。
もっと早くからこの場所に置けば「ねずみ」の被害には合わなくてすんだのに・・・と思ったが、
その言葉を飲み込んだ。言っても仕方ない事と思ったからである。

無事、全ての文房具とスリッパ・制服を手渡し授与式?は終了。
しかし、先生方は「不満顔」でこの事は前回の通信でも記載したので割愛する。

ここトゥロパカル村の支援も4年目が終わろうとする中、支援している子供の家庭にも変化があり
「ここトゥロパカル村の支援を卒業」出来るような状況を確認してきた。
「家出のお父さん」が1年半ぶりに帰ってきたのである。
家族に黙って遠くの町で「仕事」をしてきて、少しではあるが現金収入を得て帰ってきた。
病気の母親もバラビシの病院まで行って診察・投薬でよくなって来た。
しかし「お姉ちゃんの家出」は未だ帰らず。
でも、まずは「よかった・よかった」である。

学校での授与式も一応終え、炎天下での行事であったため、身体中「汗」が出ていた。
「あせびっしょり」の体を早く洗いたいばかりの気持をパンネちゃんが察して、
「お父さん、直ぐに帰ってシャワーを」と言ってくれたので「では今日はこれで・・・」と
お茶を用意してくれるのを断り、学校を後にした。

いつもお世話になるミナの叔父さんの家の庭で、ホースから勢い良く流れ出ている水でシャワーを浴びた。
最初の「奥さん」が水を入れるバケツを運んでくれ、小さい「ひしゃく」を渡してくれた。
「ダンニャバード」と言うと「むにゃむにゃ」と何かつぶやいて行ってしまった。(二人の奥さんが同居)
もちろん、海水パンツを持って行った。

気分爽快の中で二人目の「お母さん」が地鶏の卵を4個持って来て「今食べるかい?」と言ったので
「食べる・食べる」と言って待っていると、ネパール式にフライエッグが出てきた。
海水パンツ姿で食べた。
作り方は極めて簡単で、4個の卵に塩を少々入れてかき混ぜ油を引いた(大目に)フライパンで揚げただけである。
(揚げ卵といった感じのフライエッグ)

翌日は早朝家路に付いたが、昨日まで何事もなく通れた道ががけ崩れで「工事中」との事。
カリチョールで3時間ほど待って動き出した車に乗る。午後6:30ごろ帰着。
でも無事でよかった!
また、トゥロパカルに戻ることにでもなったら、それこそ「大変」である。

さて、今回はもう一つお伝えしたい事がある。
それは、ここネパールにおける「嘘の本質」と日本における「嘘の本質」の違いである。

日本では・・
「嘘」:それは大きく3つに区分する事が出来る。

1:人を傷つけないための善意の「嘘」
2:人を陥れ・傷つけ・利権・主張を固守する「嘘」
3:自分の知らない事を「知った振り」をする見栄と言う「嘘」
  
この何れも「嘘」と言う言葉で言い表すが、所詮「嘘」は「嘘」であり、何れ相手に知れる事となる。
その場限りの言い逃れにしかならない。
善意の「嘘」も全てが良い訳ではない。
出来ればこの「嘘」もつかない事が望ましい。
必ず「何れ知れる事」と理解すべきである。
日本政府や関電の嘘は「2」の嘘である。

ネパールでは・・
役人から商人・一般の人々まで、「嘘」の塊のような「人間関係」である。
親族のみ「本音」が飛び交う。
従って、ここでの生活にはかなりな部分「生活の自己防衛」のために、「嘘」をつく。
自分の行動を他人に知られないために・・・(習慣でもある)

例えば、外出時「何処へ行くのか?」と近所の村人に聞かれたら、
本当はカトマンドウへ出かけるが「バネパに行く」と言うような「挨拶代わりの嘘」をつく。
ではなぜこんな「嘘」をつくのか。
途中で「襲われる」事もあったり、行った先で「騙される」事もある。
だから、誰も「本当の事」を言わないし相手も本当だとは思わない。
でも「何処へ行くのか?」と聞いてくる。
サンガに来た当初は、全て本当の事を言っていたため、「ミナに強く叱られた」事を記憶している。
今では私も適当な場所を返答して「挨拶がわりの嘘をついて」分かれて行くのが常である。
(嘘をつくと自分が自分でなくなる感覚と心が苦しくなる)

今日から8月7日までは「暑い日本」での報告活動となる。



6月24日の我が家近くで起こった「事故」IMG_3410.jpg




では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/07/01(日) 08:12:41|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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