ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

豊かな国?「日本」

2月26日(日)天気:快晴 気温18℃ 湿度:22% (極端な乾燥状態)


今回は、ネパールから見た日本の「危機意識」についてお伝えしたい。
戦後67年、今の日本は石油と原子力の上の楼閣?で、コックやバルブを止めればたちまち崩れてしまう社会構造。

そんな不安定な土台の上に1億2500万人もの人々の生活がある。
ここでは(ネパール)日本の50~70年前の生活、山村では100年近い昔の生活を
2500万人の人々が暮らしている。

そんな中、我々の活動は「当たり前」の支援としてうけ取られている。
従って、「お礼や感謝」などと言う事は全く無いのが普通であり、むしろ「もっと・もっと」と言う声ばかりである。

物質的先進国?である日本から見れば、改善しなければならない箇所、例えばゴミ問題・エネルギー問題・
ライフライン問題などなど、言い出したら切が無い。
しかし国民は全く「無頓着」。
なぜなら、大多数の国民は諸外国を「知らない」からに他ならない。
昔の日本と同じである。

最近では「出稼ぎ」から帰国した人々によって「少しずつ」ではあるが、変化しつつある。
ゴミの無い町や整備された道路などは、彼らから見れば「なぜ?どうして?」と言った疑問であろう。
日本にはじめて「蒸気機関車」が走った時にも、似たような感覚であったろうと推察する。

ゴミがあっても何の違和感もない彼らであるが、清掃の必要性は理解していても「自分の家の中」だけのことで
あり、
道路が汚れていても「ただ鼻を押さえて」歩くだけで、何もしない。

一方、豊かさって何だろうと考えた時、まず「お金」と考える人がほとんどであろう。
本当にそうだろうか?
豪華な車や美味しい食事が果たして「豊か」なのだろうか?

仕事仕事に追われて、「280円の牛丼」を立ち食いし、家に帰って風呂に入り、寝る毎日。
こうした生活から「お金」が大切だとの考えになるとしたら、大きな間違いである。
日本は、何時からこうした生活習慣になったのだろうか?

「心楽しむものをどれだけ持っているかが文化」であり、「豊かさ」ではないだろうか?
つまり、「いい意味での遊び心」を持つことこそ「心豊か」な生活ではないだろうか?
お金は最小限でいい。(食うのに困らない程度:これには個人差があるが本当に最小限)
この「遊び心」から余裕が生まれ、「自分磨き」が出来るのではないかと考える。

お礼を言われないここでの活動は、「全て自分のため」にやっている事でもある。
以前、「ボランティアはする方の勝手」である。との投稿を受けた事があったが、正にその通りである。
「自分磨き」は自分の意思でやっている事であり、「お礼」を望んでやっている事ではない。
「諸行無常」(仏教の言葉)などは、日常茶飯事の如く「私を苦しめる」一方、多くを教えてくれている。
難問山積する日本では、こうした考えを思い浮かべる事すら忘れている方々が多いのではないだろうか?
つまりは「自分のため」と考えて行動することである。




ネパールならではの「おみやげ?」:今回は、日本でも馴染みのある「ウコン」を紹介したい。
みなさんはウコンがどんな形をしているのか、ご存知の方も少ないと思う。
このウコンは日本で言う「わさび」と同じ効用があり、つまり「殺菌作用」があるばかりか、着色料にも使われている。
薬品を使わないネパールの料理は、正に薬膳料理である。
ラーメンや焼きそばなどの麺類はもとより、ネパールの料理には欠かす事の出来ない香辛料である。
漬物の黄色い色も、このウコンで着色する。
形は生姜の大きなものに似ているが艶があり、すべすべしている。
これを薄く切り、乾燥して粉にしたものが一般に売られている「ウコン」である。
因みにネパール語で「ベーサック」と言う。
英語ではターメリック。


ウコン

ウコン


右:生姜・左:ウコン (1)

左より、ウコン・ニンンク・ショウガ



では次回「ネパール通信」まで



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  1. 2012/02/29(水) 11:00:06|
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現金収入への道・・・・・

2月20日(月)天気:うす曇り 気温:16℃ 湿度50%

この「ネパール通信」が当方の事情で大幅に遅れた事についてお詫びしたい。

さて、今回は表題の通り、山村での「特殊な編み方」の練習からはじまり、作成そして確認・賃金の支払い・
日本への輸出といった気の長い作業を、若い日本人女性が取り組んで居る事から始まった。

2月17日~19日にかけて「特殊な鍵編み」を村で教え、そこで作成した製品(マフラー・ショール)などを
日本に送り卸販売をされている「あやさん」との出会いがあり、以前から連絡を取り合っていた。

「特殊な編み方」を他の業者にコピーされるのを避け、あえて山奥の村での生産を目指していた「あやさん」は、
我々が支援しているトゥロパカル村への同行を望んでおられ、正月にかけて行った後「あやさん」から連絡があり、
早速現地との調整後2月17日に出発と決め、先方には事前に「生徒?」を集めてもらうよう依頼した。

当日、午前7:30に彼女とパートナーのネパール女性とバネパのバス停で待ち合わせ、
村に持っていく野菜などを買い込み8:00に出発、途中ドゥロラガルにて不足分の野菜を買い込み出かけた。

午前10:30にカリチョールに到着。
朝食もそこそこに出かけてきたため、結構お腹もすいていて、早速ブランチとなる。
ここでは、決まって魚のフライとダルバート出食事をするが、ここのアチャール(つけもの)が結構旨い。
残りの買い物を済ませ、トゥロパカル行きのバスに乗り込むが、座席がない。

仕方なく適当な場所に腰を下ろして12:00に出発。
約1時間後バス停に到着したが、学校との調整時間は午後1:30に「編み子さん」たちが集合していることもあり、
普段は使った事の無いショートカットの道を選択。
この道は、大きく下って大きく登るといった道で、結構疲れる。
それでも、1時間後には小学校の近くに出てきて約30分遅れで到着した。

子供たちから「歓迎のマラ:花輪」を受け、早速「編み物の説明と講習」がはじまった。
集まったのは小学校の先生や若い主婦が主で、約25名ほどが興味を示して、参加してくれた。

手芸講習1

午後5時をすぎても講習会は終わらず、結局夕食後にも宿泊先の縁側で講習することになり、
この日の講習が終わったのは午後8時過ぎであった。
さずがはプロである。
ビジネスが絡むと一生懸命にならざるを得ない。
日本人の良い所でもある。

もし、ボランティアだけであれば適当に切り上げていたことだろうと関心するも、
村人がどの程度技術を習得してくれているのかは、「あやさん」たちにも分からない。
結局、最低限の技術を教えて後日確認に来るという形でトゥロパカルを後にする事となったが、
私たちより1日延長しての村での滞在はかなり「しんどい」仕事である事には間違いない。

当初予定していた滞在日程を1日延期するについては、野菜などが不足する事から、
1日分を買出しに行くことになり、我々が帰る時に購入して、村の女性に運んでもらうことにした。
野菜の購入はカリチョールまで出なければならず、「あやさん」たちが来ていたのでは講習会が出来ないばかりか、
日程をさらに延期しなければならため、村の女性にお願いした。

結果はまだまだ未知数ではあるが、日本のデザインが村で形になれば「すばらしい」ことでもある。
ビジネスをされる方とボランティアする者が一つの目標に向かって活動すると言う、
今までやったことの無い手法に着手する事に何の疑問もない。
なぜなら、私たちの目的は村人に現金収入の道が開ければ良い訳であって、その他には何もないからである。
また「ビジネス」で村に来られた方には、誰にも邪魔されず編み方のテクニックが教えられ、
製品を作り出してくれれば良い訳であって、双方の思いが達成されれば幸いである。
それが、村人にとって容易に現金収入への道となってくれる事を願いながら村を後にした。


手芸講習2




ネパールならではの「お土産?」:今回は日本ではあまり見かけない「ティムール」と言う香辛料についてお伝えしたい。
この香辛料は紅茶やネパールカレーの中に入れて食べるのが普通であるが、
そのまま一粒を口にすると「口の中が痺れて」1時間ほど麻痺したようになる強い香辛料である。
これはネパール人に言わせると「治癒能力」を高めるのに良いとの事。
日本ではこの「治癒能力」がかなり退化して来たようであるため、
一度試してみられるのも良いかと考え紹介した。


ティムール
ティムール



では次回「ネパール通信」まで

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  1. 2012/02/21(火) 09:32:56|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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