ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

全ての人は平等に生きる権利がある

12月29日(木)天気:快晴 気温:17℃ 湿度:60%


今回は、人の尊厳などと言う堅苦しいものではなく、
極身近な人々についての「物の考え方」についてお伝えしたい。

例えば、自分の身内や地域の人々の事である。
地域には障害を持つ方々が極めて「ひっそり」と孤立した形で生活しているが、
多くの人々は気がつかないか知らない振りをしている。

ここネパールでも障碍者は数多く居る。
しかし、誰の目にも触れるような生活をしている。
治療するお金を「物乞い」で得るためであり、生活する手段でもある。

歩道橋の階段やビルの隅などには、多くの障碍者が「働いて?」いる。
こうした障碍者の施設も数々あり、そこで活躍しているJICAの若き「協力隊員」たちも居る。

もちろん、健常者でさえ生きるのに必死な国だけに、彼らの生活手段は「物乞い」などが多く、
裕福な家庭の障碍者は、家族に守られて極普通の生活をしている人たちも多く存在する。
貧富の差の激しいこの国では、この差は歴然としている。

さて、日本の現状はと考えると各自の家で「隔離」同然の生活を強いている家庭の多いのにも「びっくり」するが、
それ以前に自分の子供の命についてもっと前向きに考えて欲しいものである。

親より先に逝く子供はいない(事故や先天的な病を除き)事から、
「自分たちが逝った後に残されたこの子」は誰が世話をするのか?っと言った初歩的な疑問である。
当然社会全体で「共存」を図る以外に不法はない。
だったら一日も早く社会に出さなければ「生き残れない」と考えるのが普通である。
でも出来ない。
なぜ?
これこそ「見栄」であろう。

「他人の世話にはならない」と息巻く元気は結構だが、自分より若い子供を保障する事はできないのである。
だから「自分の逝く前に独り立ち出来るよう」全ての家庭が「がんばって」いるのである。

共に逝くのは「生きる権利」を奪うことになる。と言うことをもう一度考えていただきたい。
ただ「手足が不自由」・ただ「少し知能が遅れている」・ただ「目や耳が不自由」・
ただ「精神に異常」があるだけで生きる権利が奪われていいのだろうか?

確かに、社会に入れない人々も存在する。
しかし、社会がその事を認識していれば昨今の「災害」時には助け出す事もできるのであるが、
社会が知らなければ一番先に命を落とすのはこうした「障碍者」の方々である事をもう少し考えていただきたい。

今回は、ネパールにおける障碍者が「必死に生きている」姿に勇気付けられて、
何時もとは少し異なる内容になってしまったが、
「みんなで生きている」という事を、是非もう一度思い起こしていただきたい。





ネパールの習慣もそろそろ「ネタ」が尽きるのと、
読者からの依頼もあり、新規のテーマとして今回からネパールの特産品?(お土産)を紹介していきたい。
ここネパールならではの特産品なるものはない。
しかし日本では高価なものが極めて安価で買えるとか、日本では入手困難なものなどが簡単に手に入る物が数多くある。
多くのみなさんが、ここネパールでコーヒーを栽培している事はご存知ないであろう。
ここのコーヒーは「まろやか」な香りで極めて美味いコーヒーと言える。


ジュレ村のコーヒー
ジュレ村のコーヒー

ネパール産のコーヒー
ネパール産のコーヒー





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  1. 2011/12/29(木) 19:21:24|
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一期一会を再認識

12月18日(日)天気:快晴 気温:10℃ 湿度:62%


ここネパールに来られる多くの外国人は、街の「汚さとマインド」に驚かれる。

先般、カトマンドウのあるホテルでもタクシードライバーが空港から連れて来た方(日本人)が、
ホテルの値段が高すぎて困っているのに出会い、ドライバーに私の知っている安宿?を紹介。

この「一期一会」の精神は、私のモットーでもある。
何時何処でも同じでありたいと願っている。
人生は長~い旅と考えている私にとって、この考え方は終生変わらないであろう。

ここネパールに来て、私自身「体で覚えた」生活の知恵でもある。
ここでの苦労は十分知っているつもりであるが、初めて来た方が苦労されているのを「見て見ぬふり」はできない。
日本とは大きく異なる考え方の戸惑いは、十分理解出来るからである。

私自身、今まで外国で暮らしていて一番身にしみて「ありがたい」と思った事は、
異国での日本人から受けた「親切」である。
途方にくれる「戸惑い」の中で、日本語で声を掛けられ助けられた時ほど「ありがたい」と思った事はない。
ここでの「一期一会」の精神こそ、これからの長~い人間関係の始まりである。

一期一会とは「もう会えないかもしれない人と考え接する事」と理解しているが、
再び会える時には、長~い人間関係を保障するものである。
しかし、ネパール人にはこの考え方は通用しない。

彼等には「してもらって当たり前」の考えがあるからである。
富める国の人がネパール人に寄付するのは当然との考えは、
貧しい国ネパールの人たちにとっては当然の事と考えているからである。

自分自身の「物欲」も、かなり減少してきたと考える今日このごろである。
ここで持っている物はほぼ全て持って帰ることの出来ないものばかりである事が、
こうした考え方を促進させたと言っても過言ではない。

しかし、ここで生活するのに最低限必要な物は購入した。
一期一会で接する私を、逆に利用しようと考える方がいてもいい。

喧嘩は負けるが勝ち・騙すより騙される方がいい・物に執着した考え方は疲れる。

例えば、形あるものが「割れたり破損」したりすれば「憤慨」するのは、自分自身の心を疲れさせるだけである。
諸行無常の言葉の通り、時間は常に動いていて、一瞬たりとも同じ時間はない。

さらに、形あるものは時間とともに変わって行く物である。
従って、割れたり破損しても嘆く事は「自分をいじめてる」だけであり、何も生まれないと知るべきである。
不注意は、人間ならば誰しもある。
だから、「嘆かない」事が肝要である。

今回は、何時もの通信とは少し趣を異にしたが、お許し願いたい。



トゥロパカル村の子供たち(持って行った衣類を着せてもらい満足げな顔顔顔・・)
IMG_1972.jpg




ネパールの習慣: 今日はネパール人の「OK]やハイと言う返事の仕方についてお伝えしたい。
ネパールでは、OKの時には首を横に倒し、だめの時には日本と同じように首を「いやいや」をするように振る。
これが、分からないとネパール人とのコミュニケーションは取れない。







  1. 2011/12/19(月) 10:10:19|
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自立支援に取り組む!

12月7日(水)天気:曇り 気温:23℃ 湿度:60%


今回は、前回お知らせした「表題」を変更し「トゥロパカル村における自立支援」についてお伝えしたい。

ネパールの山村では現金収入が殆どなく、薪を消し炭にして1ヶ月に250Rsあまりの収入にしている家庭が多い。
特に今の支援部落トゥロパカル村では、家族の出稼ぎも「口べらし」にしかならず、
毎日必要なマサラ(香辛料)、主食であるお米などはたまにしかありつけない。
子供たちは何時でも「ひもじい」思いをしている。

今回は以前から「やろう」と決めていた以下の2点を試みることとした。
①カーペット織りの仕事を支援児童の家族に覚えてもらい、その販売ルートを探す仕事
②「かぎばり」によるレース編み(特殊な編み方)での袋物とかレースそのものの編み方を覚えてもらい、
 日本の通信販売をしている方に届ける仕事

①はカーペット編み機を3台ほど購入して2ヶ月ほど練習し、
3週間ほどで一枚のカーペットを織れるようになるとの調査結果である。
この販売ルートは日本の「某アジアン雑貨」に収める事に話が出来た。
この会社はネパールに商品の買い付けに来るため、何時も来る店に置いておけば、
買い付け商品と一緒に日本に送るてはずになっている。

②は日本のネットショップのオーナーが昨年から「技術の流出のない場所」での生産拠点を探しておられ、
「編み方」の講習を彼女自ら実施して習得後、仕事をオーダーして「編み賃」を渡す事になっている。

この二つの仕事を如何に進めるかが、今月末に現地に行った時の課題である。
ネパールで決まった仕事に有り付く人の割合は極めて少なく、特に女性の仕事は皆無に等しい。

もちろん、事前調査は学校の先生にお願いするが、「最初に織り方講習を受ける人」は極めて重要である。
なぜなら、その人の仕事如何で、後の人の仕事に対する意気込みが違ってくるからである。
カーペットを編む機械は、人選が決まってからになるが、これも「品質・軽量」などおおいに選択の余地はある。

1枚のカーペットを織るのに必要な、ヤクウールの値段や品質も同時に調査している。
一方レース編みの方は、日本人の通販ビジネスをしている方に任せている。
これは、我々には技術的に「うんぬん」出来る仕事ではないのと、彼女のビジネスであり
我々は村人の「現金収入」のみを目的にして、村での講習を実施してもらう以外ない。
作ったものの流通経路は確立しているので、残るは各調査のみである。

残された2週間あまりをその調査(カーペット織り機の価格と品質・ウールの価格と品質)にあてる。
年末に支援村へ行く時、親子で参加して下さる方も見えて結構バラエティーにとんだ一団になる。


ネパールの習慣:今回は割愛させていただく。





  1. 2011/12/08(木) 16:44:42|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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